秋吉 健のArcaic Singularity:中古スマホって実際どうなの?さまざまな要因で注目が集まる中古スマホ市場の実態とリスクを考える【コラム】



中古スマホの利用実態とリスクについて考えてみた!

みなさんは中古のスマートフォン(スマホ)を購入したり使用したことはあるでしょうか。例えば中古ショップで購入したものではなくとも、家族が使っていたスマホを「お下がり」として譲り受けたり、以前使っていた機種をサブ回線用として活用している人は多いかも知れません。

数年前から、この中古スマホへの関心が市場的にも一般的にも徐々に広がりつつあるのを感じています。詳しくは後述しますが、スマホ市場全体の飽和化によって中古スマホでも状態の良いものが数多く出回っていることや、新規機種の価格の高さ、スマホの性能の成熟化など、その理由はさまざまです。

人々は何を求めて中古スマホを利用し始めているのでしょうか。また利用する際のリスクとは何でしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は中古スマホの利用実態と利用する際の注意点などを解説します。


今、中古スマホ市場が熱い

■徐々に関心を集めていった中古スマホ市場

共有する

関連記事

【世界のモバイル】海外の市場の強さは″中古ケータイ市場″! 日本は、もう追いつけないのか?

海外と日本の間には、決定的に大きな違い「中古端末市場」がある。海外では携帯電話の中古売買は、あたりまえのものであり、特にアジア圏では街中至るところで"中古携帯"の販売を見ることができる。日本からみれば使い古し端末の売買と…

【ケータイラボ】出先で利用するのはどれがオススメ? 最新の″カード型通信端末″をチェック

筆者は、出先で仕事をすることが多くあるので、ノートパソコンを持ち歩くことが多い。特に最近はモバイルタイプのノートパソコンが軽量化したことで、持ち運びに苦痛を感じなくなったから持ち歩くことが多くなった。また、無線LANに対応…

【世界のモバイル】1回線契約なのに複数の端末が利用できる!海外のマルチSIMカードサービスの恩恵

一人で複数の携帯電話を利用したり、ノートPC用にデータ通信カードを利用するなどの回線を複数契約して利用しているユーザーも多いだろう。利用する端末の数が増えれば回線契約も増えるのは当然のことだが、海外では一つの回線契約で複…

【世界のモバイル】なぜ日本国内だけ利用制限?日本の定額データプランの謎

NTTドコモから待望のHSDPA回線を利用したパソコン向けパケット定額サービスが開始された。海外ではすでに多くの通信キャリアが"モバイルブロードバンドサービス"として提供しており、日本もようやく海外と同じサービスが提供されたこと…

【世界のモバイル】通信キャリア連合がケータイ市場にもたらすメリット

大手通信キャリアが国境を越えて複数の国でサービスを提供しているヨーロッパとは違い、アジアでは各国ごとに通信キャリアが自国内でサービスを展開していることがほとんどだ。しかし最近はアジア内でも国を超えたキャリア同士の連携が…