剛力彩芽が収録現場でハプニング「夢は宇宙人になること!」


 『エイリアン』『グラディエーター』など映画史上において幾多の金字塔を打ち建ててきた、生きる伝説リドリー・スコット監督が満を持して放つ最新作『プロメテウス』が、8月24日より公開。本作のヒロインは、想像を絶する過酷な運命に翻弄されながらも、“人類の起源”の秘密に迫るタフな科学者エリザベス・ショウ。スウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で強烈な演技を見せたノオミ・ラパスが演じるエリザベス役の日本語吹き替えは今、最も注目の演技派・剛力彩芽が務め、16日には都内で実写吹き替え初挑戦となる彼女のアフレコ会見が行われた。

――声優に初挑戦されてみて如何でしたか?

剛力:最初はもう訳が分からない、何も知らない状態からスタジオに入って。まずは台詞を覚えなきゃいけないので台本を読んで、頂いた映像を見ていたんですけど、実際にスタジオに来て監督と話してたら、台詞を言うタイミングの秒数も知らなきゃいけないし、私が演じるショウの感情だったり、色々なものを全部ちゃんと感じなければいけなくて。台詞を読んで、映像を見るだけじゃダメなんだなというのをすごく感じて。お芝居をゼロから始めるような感覚で、すごく吸収することもいっぱいありましたし。声優、吹き替えってこんなに大変なんだというのをすごく驚きました。映画とか観ると皆さんすごく簡単そうにやられてるので、こんなにも皆さん頑張ってやられているんだなというのをすごく感じました。でも、また新しい私を見てもらえるんじゃないかなというのもありますね。

――何か心掛けたことは?

剛力:お腹の底から声を出すというのをずっとすごく意識してます。私は特に高い声を出そうとすると、すごく細くて弱い声になってしまうので。全身に力を入れて、すごく意識して。あとは私よりも少し上の年齢を演じたので、話し方だったり、ショウという女性はすごく興味がある女性なので、好奇心だったり、子供っぽさも残した方がいいのかな?とか色々考えながら、私よりも大人っぽい人を演じようとすごく心掛けました。

――収録時にハプニングがあったそうですが。

剛力:最後の方で、すごく叫んで言う台詞があったんですけど、叫んだ瞬間に機材がいきなり壊れてしまって、音がプチッと切れて、映像だけ流れてたんですよ。「何だろう、向こうでスタッフさんが消したのかな?」と思ったら、いきなりバタバタし始めて。最初は「ちょっと機材が壊れちゃったから待ってて、すぐ直るから大丈夫」と言われて。でも、徐々にスタッフさんの顔色が変ってきて、「これはちょっとマズいな。こんなこと滅多に無いんですけど、直らないぐらい機材が壊れてしまったので、別のスタジオに移動して下さい。」と言われて。その叫んだ台詞を言えば、皆さん納得して頂けると思うんですけど、映画にもすごく通じている部分なので。是非観て頂いて、公開になったら「実はこのシーンです」と言いたいです。最後の方でしたけど、私もやっと映画『プロメテウス』の仲間になって、みんなと一つになれた気がしました。

――それは、どんな台詞ですか?

剛力:普段は絶対言わない台詞だし、お芝居で言えるような言葉でもありますし。この話にも繋がっていく大事な言葉なのかなとは思いますね。あとちょっとで録り終わる所だったので、別のスタジオに移動して録り直して。「また次壊れたらどうする?」と言いながら。大丈夫だったんですけど。スタジオの方も「こんなこと滅多に無い」って。一回機材も変えたんですけど、それでも直らない。

――普段より低い声ですね。

剛力:もうお腹から意識してるというのもありますし、特に今回叫ぶシーンも多かったので、勢いや迫力を意識しなければいけなかったので。

――自分で演じるのと、声の吹き替えでは、どちらが大変ですか?

剛力:今はもう声の方が全然大変だなって。今までのテレビドラマだと、表情や体の動きとかでもお芝居が出来るので。声でお芝居するのも、テレビドラマでもすごく大事だなと、今回吹き替えをやらせてもらって。またお芝居の楽しさと奥深さをすごく感じました。

――ハリウッドデビューしたいですか?

剛力:夢はありますよ。いつかはハリウッドまで行けたらいいなとは思いますけど。その前に英語を覚えて、いつでも行ける準備をしておこうかなとは思ってます(笑)。

――英語は着々と勉強されてますか?

剛力:「どの方法が一番覚えやすいんだろう?」って色んな人に聞いてます。まだ覚える段階までは(笑)。

――共演したいハリウッドスターは誰かいますか?

剛力:今回やられたノオミさんもすごくやりたいなとは。あとは、アン・ハサウェイさんがすごく好きなので。女性の方は色々と美しさも間近で感じたいなと思いますね。男性俳優さんは特にいないんですけど、どうしても女性の方が目に行ってしまいますね。

――映画『プロメテウス』の感想は如何でしたか?

剛力:もう衝撃の連続です。「とにかく観に行って」とい言うぐらい、言葉では説明できるようなものではないなと。それも人類の起源の意味なんだろうなとすごく感じますし。

――剛力さんの起源はどこから来ていますか?

剛力:ネットで調べても全然出て来なくて、謎のままなんですよね(笑)。父が静岡なので、富士山に登る案内人が剛力という名前で、感じがちょっと違うみたいなんですけど、それも一つなのかなという。起源を知りたいですね(笑)。

――宇宙船で行きたい場所はありますか?

剛力:宇宙の果てまで行ってみたいですね。宇宙というか、空とかに興味があるので。

――好きな星や星座は?

剛力:北極星の謎は知りたい。「なんで動かないんだろう?」とか。星の位置とか、四季によって変わるのはすごく気になります。

――宇宙人やUFOは信じますか?

剛力:信じてます、いて欲しいなとは思います。研究家とかもいらっしゃるじゃないですか。私には「宇宙人になりたい」という目標があって(笑)、実物が存在するかも分からないのに、研究家がいたり、ちょっと話題になると、すごいニュースになったり、そういう人になりたいなと。剛力彩芽が出てて、「なんでこの人はこういう魅力があるんだろう?」と思われる人になりたいなと思うので。宇宙人は是非いて欲しいなと思います。ここまで人類の起源に触れていくと、いて欲しい、会ってみたいなと思います。

――では、最後にメッセージをお願いします。

剛力:本当に衝撃がいっぱいで、謎は是非自分の目で見て、体で感じて、皆さんで盛り上がって欲しいなと思います。私も吹き替え初挑戦ですごく頑張ったので、その成果も観に行って頂けたらいいなと思います。是非見て下さい!

映画『プロメテウス』特集ページ

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