知らなきゃ損する!3D映画の上映方法の違い【ロクナナワークショップ通信】


皆さんこんにちは!先日、一足遅れで話題のSF映画「アバター」をみてきました。全世界の興行収益が2週間で10億ドルを突破し、あまりにリアルで美しい3D映像に、現実世界とのギャップを感じ「うつ状態」になる観客もでた!?という噂。個人的な感想は、「うつ状態」になるのはちょっと言い過ぎ(笑)ですが、本当にこんな世界があるかも!?と疑ってしまうほどリアルな映像で、不思議な感覚になりました。

ただ、今にも手が触れられそうなすごい3Dを期待していたのですが、そこまでではありませんでした。聞いた話によると、3D映画の上映方法にはいくつか種類があるらしく、上映方法によってかなり映像のクオリティーが異なるみたいです。そこで、映画・映画館情報にはかなり詳しい、Flashアニメーションの巨匠 A.e.Suck(エイサク)先生に、これから「アバター」をみる人に向け上映方法の違いなどを聞いてみました。

■スクリーンの違い
[A.e.such先生]「アバター」は、IMAXシアターでの鑑賞を前提に作られています。IMAXシアターはIMAX方式専用として作られた劇場で、4:3の超巨大スクリーンいっぱいに高解像度の映像を上映します。かつては新宿や品川にもありましたね。しかし、IMAXシアターがなくなってしまった日本ではフルスペックでの鑑賞は不可能です。そこでIMAXデジタルシアターです。川崎や菖蒲などの109シネマズに昨年設置されたIMAXデジタルシアターは、既存の劇場をIMAX用にアレンジしたもので、オリジナルIMAXに最も近い映像を楽しむことができます。

また「アバター」のIMAX版は16:9なので、違和感もないでしょう。ただし、スクリーンはちっちゃい!因みに、新宿にあった東京IMAXシアターが18m×25m、品川IMAXシアターが16m×22mでしたが、109シネマズ川のIMAXデジタルシアターは8.5m×17.7mとのことです。

■メガネの違い
[A.e.such先生]上映方式が違えば3Dメガネも違ってきます。IMAX 3Dは専用のゴーグルタイプのメガネ(直線偏向方式)で観ます。2台のプロジェクターでシルバースクリーンに上映するので、メガネを着用しても画面が明るいため、オリジナルに近い色彩で観られます。これだけでもIMAXデジタルシアターを選択する価値はありますよ。残念ながら都内にはありませんが。

その他の3D上映なら都内でも観られますが、Real D(円偏光式)、Dolby 3D(分光式)、XpanD(液晶シャッター式)の三方式があって、劇場によって違うんですよ。日本だとRealかDolbyが主流だったんだけど、いつのまにかXpanDが増えてきました。たぶん、設備投資が安くてすむのと、通常の白スクリーンで対応できるのがシネコン向きだからかな。TOHOシネマズ、109シネマズ、バルト9、ピカデリー系など多くの劇場で採用されてます。ただし、XpanDはバッテリー内蔵で重いし、画面がかなり暗く見える欠点があります。これなら2D版を観ればよかったと思いましたもん。

ワーナーマイカル、ユナイテッド・シネマ豊洲はReal Dで、メガネはお持ち帰りできます。メカも電池も組み込まれてないので超軽く、使い捨て感覚です。ただ、専用スクリーン上映の割には、暗く見えるようです。XpanDほどではないにしてもね。

ということで、僕の好みはDolby 3Dです。都内だとTジョイ大泉になります。メガネは軽いし明るいので疲れにくいです。通常の白スクリーンで上映できるにもかかわらず、最も正しい色彩の3D映像が観られますよ。Dolby 3Dメガネはレンズが曇りやすいですが、レンズ拭きを持参すればいいんです。ただ、大きなスクリーンには向かないそうで、そうなると迫力に欠けちゃうのが残念ですね。

と、A.e.such先生よりコメントを頂きました。
私がみに行ったのは、六本木ヒルズのTOHOシネマだったので、XpanDでみたってことですね〜。先生の言うように、そんなに映像に違いがあるなら、ここはやはりIMAX 3D専用の映画館で、専用のメガネで見てみたい!!今週末にでも、川崎のIMAXデジタルシアターにいってみたいと思います。もしかすると、IMAXデジタルシアターでみると「うつ状態」になるくらい綺麗な映像なのかも知れません。

これから「アバター」を見ようと思っている方は、事前に映画館の上映方法をチェックしてみに行ってはいかがでしょうか?

また、最近話題の3D技術、Webの世界には今後どのように影響してくるのかも楽しみですね。

■ロクナナワークショップ

ロクナナ
ロクナナワークショップ

Web制作に特化した実践的なプロ向けワークショップを実施している「Flashの学校 ロクナナワークショップ」。最大6名・1日6時間完結の短期集中特訓講座から、2ヶ月に1度のペースで各方面で活躍中のクリエイタをお迎えし,最新技術やアイデアをご紹介いただくイベントまで幅広く開催しています。

■関連サイト
アバター
109 シネマズ
A.e.Suck(エイサク)
A.e.SuckのFlashアニメーション講座 絵コンテ編+作画編

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