ZTE、新フラッグシップスマホ「AXON 7」を発表!感圧操作対応2K有機ELディスプレイやSnapdragon 820、6GB RAM、128GBストレージなどのハイスペックモデルーー日本でも発売へ



ZTEが新フラッグシップスマホ「AXON 7」を発表!

ZTEは26日(現地時間)、中国・北京で発表会を開催し、新しいフラッグシップとして約5.5インチWQHD(1440×2560ドット)Super AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載したAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)スマートフォン(スマホ)「AXON 7」を発表しています。

かなり高性能で最上位モデルの頂配版は6GB LPDDR4 RAM(内蔵メモリー)や128GB UFS 2.0(内蔵ストレージ)に加え、感圧操作にも対応しています。高配版が4GB RAMおよび128GB UFS 2.0、標配版が4GB RAMおよび64GB UFS 2.0で、価格が中国では頂配版が4,099元(約69,000円)、高配版が3,299元(約55,000円)、標配版が2,899元(約49,000円)。

まずは中国の3つの携帯電話事業者向けに販売され、高配版と標配版は5月26日から販売され、頂配版は6月2日から予約受付を開始し、その後、アメリカなどの北米で展開予定。また、日本での販売については明らかにされていませんが、発表会にて日本での発売が説明されたということです。

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AXON 7はZTEの最新フラッグシップスマホで、4GのTD-LTE方式やFDD-LTE方式、3GのTD-SCDMA方式やW-CDMA方式、CDMA 1X EVDO方式、2GのGSM方式といった7つの方式で22の周波数帯に対応したハイスペックモデルです。

外観は最近の流行を取り入れたディスプレイの左右端が若干湾曲した2.5Dガラスを採用し、BMWグループと協力した流体力学に従ったフルメタルボディーとのこと。サイズは約151.7×75×7.9mm、質量は約175g、カラーバリエーションは華爾金の1色のみが用意されています。

各モデルの共通する主な仕様は、最新のQualcomm製64bit対応クアッドコアCPU(2.15GHzデュアルコアCPU+1.6GHzデュアルコアCPU)「Snapdragon 820 MSM8996」やmicroSDXCカードスロット(最大128GBまで)、3250mAhバッテリー(取外不可)、急速充電「Quick Charge 3.0」、USB Type-C端子(OTG対応)、3.5mmイヤホンマイク端子、NFC、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・北斗)、Bluetooth 4.1、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、指紋センサー、加速度センサー、近接センサー、照度センサー、磁気センサー、ジャイロスコープ、電子コンパスなど。

また、カメラは約2000万画素リアカメラと約800万画素フロントカメラを搭載し、リアは閉回路の像面位相差オートフォーカスとコントラストオートフォーカスによる高速AF、光学手ブレ補正(OIS)、明るいF1.8レンズに対応しています。

さらに音響に注力しているということで、旭化成エレクトロニクス製「AK4961」および「AK4490」という2個のHi-Fi対応チップと、フロントデュアルステレオスピーカーを搭載しているとのこと。また、ノイズキャンセルなどにも対応。

その他、話題のバーチャルリアリティー(VR)にも対応し、9軸ジャイロセンサーを備え、AXON 7を装着して使えるヘッドマウント型ゴーグル「ZTE VR」も用意され、Googleが発表したVRプラットフォーム「Daydream」にも対応。ユーザーインターフェース(UI)は独自の「MiFavor4.0」。

SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が2つのデュアルSIMに対応し、片方はmicroSDカードと共有。LTE UE Category 6による下り最大300Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応。対応周波数帯は以下の通り。

TDD-LTE:B38/39/40/41
FDD-LTE:B1/2/3/5/7/8
TD-SCDMA:B34/39
WCDMA:B1/2/5/8
CDMA 1X/EVDO:BC0
GSM:B2/3/5/8;

日本での発売については発表会に参加したケータイジャーナリスト・ライターの石野純也氏がZTE関係者から説明を受けたとのことで、同氏のTwitterには「日本でも発売予定で、名称は変更になる可能性があるとのこと。」と投稿されています。なお、同氏がタッチ&トライした内容も含めたケータイWatchの「ZTEが「AXON 7」発表、VR対応でサウンドにもこだわった旗艦モデル - ケータイ Watch」も是非チェックしてみてください。

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記事執筆:memn0ck


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