漫画でわかるスマホ&タブレット:第7回 本体以外の場所にもデータを保存しよう「外部ストレージ」
漫画でわかるスマートフォン! |
スマートフォン(以下、スマホ)やタブレットなどを使っていく上で、ヘルプや取扱説明書に記載されている用語にもよくわからないもの、知っておくと会話の種になるような豆知識などを4コマ漫画付きで紹介する特集「漫画でわかるスマホ&タブレット」。
第7回目の今回は、写真や音楽、動画、そしてアプリの保存などに関わる「外部ストレージ」を紹介します。果たしてどんな漫画になるのか!?
■ストレージってなに?
そもそも「ストレージ」って何のこと?という人もいるでしょう。あまり一般的ではない言葉ですが、簡単にいうとデータやプログラムを保存する記憶装置のことです。従来タイプのケータイだと「データボックス」や「データフォルダ」といえばピンとくる人も多いでしょう。
スマホやタブレットにおいては、内部ストレージと外部ストレージという呼び方が存在しますが、内部ストレージは本体に搭載された記憶装置を指し、外部ストレージはmicroSDカードなどのメディアのことを指すのが一般的です。
ちなみに「Dropbox」や「Googleドライブ」、「SkyDrive」といった、Web上にデータを保存するサービスを「クラウドストレージサービス」といいます。スマホから見れば内部ストレージを利用していないのでこのクラウドストレージも外部ストレージの扱いになり、内部ストレージに保存しているデータをクラウドストレージにアップロードしたり、クラウドストレージからデータをダウンロードして内部ストレージに保存したりと、microSDカードと同様の事がインターネットを介して行えます。
ただし、クラウドストレージはあくまでサービスを利用するのに対し、外部ストレージは外付けの記憶装置を自分で調達して利用するという違いがあり、また、クラウドストレージを外部ストレージと呼ぶのはあまり一般的ではありません。
■外部ストレージを使ってみよう
スマホやタブレットに限って言えばもはや外部ストレージ=microSDカードでしかないですが、スマホやタブレット側から見ればパソコンとデータを同期してパソコンのハードディスクにデータを転送(バックアップ)をすることもできるので、パソコン自体(厳密にはパソコンのハードディスク)も外部ストレージになります。
「iPhone」や「iPad」などは、32GBモデル、64GBモデルといった具合に内部ストレージの容量別に製品が用意されています。microSDには非対応なので、外部ストレージはないという認識になりますが、パソコンに接続してiTunesと同期させることで、パソコンにデータを転送したり、パソコンからデータを受け取ったりできるので、パソコンが外部ストレージの役割を果たしています。
さらに「iCloud」はアップルが提供するクラウドストレージサービスで、先に紹介したDropboxなどと同様にインターネットを介してデータの保存ができる場所です。
Androidにおいては、現状はmicroSDカードが広く採用されています。逆に内部ストレージは機種によりかなり違いがあり、本体に保存できる容量が極端に少ないものから、64GBを備えるものまであります。
アプリを外部ストレージに保存するにはアプリ側も対応していないといけないので、外部ストレージに保存できないアプリは本体に保存するしかありません。しかし、メールやSNS、ゲームなど多くのアプリは、使うことによってアプリ内のデータが大きくなってきます。例えばメールアプリは送受信メールをアプリ内に保存することになるので、送受信すればどんどんストレージの空き容量を使っていきます。
これ自体は、従来タイプのケータイにも受信ボックス○○件、送信ボックス○○件とあったように保存できる量が限られているのは今に始まったことではないのですが、スマホにおいて、内部ストレージが少ない、かつメールは本体保存、そのほかのアプリやデータも本体に保存することになると、あっという間に内部ストレージの空き容量がなくなってしまいます。
そのため、Androidのスマホを購入する際はこの内部ストレージの容量をしっかり確認して機種選びをしないと、1ヶ月しないうちにデータがいっぱいで使えないスマホ!なんてことにもなりかねません。
逆に、なんでもかんでもmicroSDカードに保存しておけばいいかというとそれもまた違い、漫画にもあるようにウィジェットアプリ、もしくはウィジェット機能を含むアプリにおいては、たとえ、アプリ自体が外部ストレージ保存に対応していたとしても、アプリを外部ストレージに保存してしまうとウィジェットを使うことができないといった弊害もあります。
本体にしか保存できないアプリに加え、本体に保存すべきアプリと外部ストレージに保存すべきアプリと用途別に保存場所は変える必要があります。
ちなみにAndroidのスマホであっても、Googleも開発に関わるいわゆる「リードデバイス」と呼ばれる「Nexusシリーズ」などではmicroSDカードスロットを搭載しないモデルもあります。またタブレットでは、microSDではなくSDカードスロットを備えるものもあります。
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