大量データのバックアップや取引先とのデータ共有がカンタンに!【知っ得!虎の巻】


マイクロソフトが提供している無料のオンラインストレージ「SkyDrive」は、Web上で25GBの大容量を使用することができる。オンラインへのバックアップや、取引先とのファイル共有ができるなど便利なので、利用している人も多い。ただし、ファイルをアップロード、ダウンロードするためには、いちいちブラウザを起動して「SkyDrive」のページにアクセスしなくてはならず、ちょっと面倒だ。そこで今回は、エクスプローラー上に仮想ドライブを作って、他のフォルダーとシームレスにファイルの移動やコピーができるソフトを紹介する。

■知っ得 No.0153 25GBの大容量を手軽に徹底活用する!
「SDExplorer」を使用すると、SkyDriveを仮想ドライブとして認識させ、エクスプローラーで直接SkyDriveにアクセスすることができるようになる。通常のフォルダーの場合と同じようにファイルをSkyDriveのフォルダーにコピー、移動することで、オンラインストレージにアップロードすることができるというわけだ。もちろん共有フォルダーへの保存も可能なので、共同作業もスムーズになる。

●SkyDriveを仮想ドライブとして認識させる
SDExplorerのサイト(http://www.cloudstorageexplorer.com/)にアクセスし、「BASE」の[FREE DOWNLOAD]をクリックする(画面1)。ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックすればセットアップが始まるので、メッセージに従ってセットアップしよう。
画面1 「BASE」の[FREE DOWNLOAD]をクリックする

「コンピューター」を開くと、[SDExplorer]というドライブがあるはずだ(画面2)。これがSkyDriveのフォルダーだ。
画面2 「コンピューター」に表示されている[SDExplorer]というドライブがSkyDriveのフォルダーとなる

このドライブをダブルクリックすると、「Windows Live」のサインイン画面が表示されるので、IDとパスワードを入力し、サインインしよう(画面3)。なお、「Remember me on this computer」と「Remember my password」にチェックを入れておけば、IDとパスワードを記憶させておくことができる。
画面3 Windows LiveのIDとパスワードを入力し、サインインする

サインインが完了すれば、SkyDriveの中が表示されるようになる(画面4)。
画面4 サインインが完了すると、SkyDrive内のフォルダーやファイルを確認できるようになる

●SkyDriveのフォルダーにファイルをアップロードする
それでは実際にファイルをSkyDriveにアップロードしてみよう。エクスプローラーでコピーしたいファイルを選択し、SkyDriveのフォルダーにドラッグ&ドロップする(画面5)。コピーが完了したら、アップロードは終了だ。
画面5 ファイルを選択し、SkyDriveのフォルダーにドラッグ&ドロップすればアップロードが完了する

ためしにブラウザでSkyDriveにアクセスし、ファイルをコピーしたフォルダーを開くと、確かにアップロードされていることが確認できる(画面6)。

もちろん逆にSDExplorerのフォルダーからファイルをドラッグ&ドロップすることでファイルをダウンロードすることも可能だ。そのほかにも、フォルダーを作成したり、SkyDrive内でのファイルのコピー、移動、削除、そしてファイルのリネームといった操作も実行できる。フォルダーの作成では、共有する相手を指定できるようになっている(画面7)。ただし、ここから直接ファイルを開くことはできないので注意してほしい。
画面7 フォルダーの作成では、共有する相手の指定も可能だ

なお、Windows Liveからのサインアウトもこのフォルダーから行うことができる。エクスプローラーのツールバー上の[サインアウト]を選択すればOKだ。

このように、SDExplorerを使えば、SkyDriveへのファイルのアップロード、ダウンロードをいつもの手順で行うことができるので便利だ。余計なストレスを感じることがないので非常にありがたいはず。SkyDriveを活用している人には、ぜひ利用してもらいたい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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