楽天モバイル、5G対応スタンダードスマホ「AQUOS sense8 SH-M26」にAndroid 14へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を提供開始



Rakuten Mobileの5Gスマホ「AQUOS sense8 SH-M26」がAndroid 14に!

楽天モバイルは27日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )に対応した楽天回線対応製品のうちの5G対応スタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense8(型番:SH-M26)」(Sharp製)に対して最新プラットフォーム「Android 14」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を2024年3月27日(水)より順次提供するとお知らせしています。

更新はスマホ本体のみで無線LAN(Wi-Fi)およびモバイルネットワーク(4G LTE)によるネットワーク経由(OTA)で実施する方法が用意されており、更新のファイルサイズは明らかにされていませんが、Wi-Fiでの更新が推奨されます。

更新後のビルド番号は「02.00.00」で、主な更新内容はAndroid 14へのOSバージョンアップとなっており、詳細はシャープの公式Webページ『Android 14対応 OSアップデート|OSバージョンアップ情報|サポート|AQUOS:シャープ』や『OSアップデート(ver.14) - よくあるご質問』をご確認ください。


AQUOS sense8 SH-M26はシャープが展開するAQUOSブランドにおいてスタンダードモデルとして人気の高い「AQUOS sense」シリーズの2023年モデル「AQUOS sense8」の楽天モバイル版で、これまでのAQUOS senseシリーズと同じく必要十分な性能や機能を備えつつ、前機種「AQUOS sense7」に続いて「どまんなか」をめざしながら「気軽にがっつり」と使いたいというコンセプトで開発されており、スマホで最も使われてる機能であるカメラがさらに強化されたほか、電池もしっかりと長持ちするようになっているということです。

新たにチップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」が搭載され、AQUOS sense7と比べてCPUで約36%、GPUで約33%も性能が向上し、さらに省電力性が向上したほか、カメラなど向けのISPも高性能化していることでHDR撮影でもすべてRAWで処理できるようになり、夜景などもより鮮明で美しく撮影ができるようになっています。



画面はAQUOS sense7と同様に上部中央にU字型ノッチ(切り欠き)が配置されたアスペクト比9:20の約6.1インチFHD+(1080×2432ドット)有機EL「IGZO OLED」で、新たに新素材を用いることでブルーライトの発光を前機種よりも約50%低減したり、最大90Hzリフレッシュレートに対応しており、さらに各フレーム間への黒画面挿入によって残像感を抑えて通常の60Hz比で3倍の180Hz相当の滑らか表示が可能となっています。カメラの構成は以下の通り。

<フロントカメラ>
・約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、焦点距離26mm、画角78°)

<リアカメラ>
・約5030万画素CMOS/超広角レンズ(F1.9、焦点距離23mm、画角84°、OIS)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離15mm、画角120°)

さらに5000mAhバッテリーに増量されて電池持ちも良くなりつつ、一方で小型かつ軽量は継承しており、サイズは約153×71×8.4mm、質量は約159gと世界最軽量クラスの軽さに加え、防水(IPX5およびIPX8)や防塵(IP6X)、耐衝撃などの16項目の耐性能(MIL規格準拠)も備えており、楽天モバイル版の携帯電話ネットワークにおける対応周波数帯は以下の通り。その他の詳細な製品情報は『シャープ、新スタンダードスマホ「AQUOS sense8」を発表!今秋に日本などで発売。Snapdragon 6 Gen 1や180Hz相当の滑らか表示など - S-MAX』をご参照ください。

5G NR: n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
4G LTE: B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28 / B38 / B41 / B42
3G W-CDMA: B1 / B2 / B5 / B8
2G GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz

発売時にはAndroid 13がプリインストールされていましたが、今回、最新のAndroid 14が提供開始されました。更新は「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」を選択してから画面の案内に従って操作します。なお、楽天モバイルにて案内されている更新に際する注意事項は以下の通り。

・モバイルデータでのソフトウェア更新は、データ通信費がかかります。
・ソフトウェアの更新を行う際は電波状態の安定した環境で移動せず行ってください。
・ソフトウェアの更新中は、発着信を含む各機能をご利用できません。また、緊急通報(110番、118番、119番)をご利用することもできません。
・ソフトウェアの更新中は、故障の原因となるため、絶対に本機の電源を切らないでください。
・ソフトウェアの更新中は、故障の原因となるため、更新中に電池切れになることが無いよう、十分に充電した状態で行ってください。
・ソフトウェアの更新を行うと、一部の設定が初期化されることがありますので、再度設定を行ってください。
・ソフトウェアアップデート完了後は、以前のバージョンに戻すことはできません。
・Android OSアップデート後、必要に応じてアプリケーションの更新を行ってください。古いOSバージョン向けのアプリケーションは正常に動作しない場合があります(※OSアップデートのソフトウェア更新の場合)
・製品の状況(故障・破損・水濡れ等)によっては、保存されているデータが破損・消失することがありますので重要なデータは、更新前にバックアップしておくことをおすすめします。
・なお、データが破損・消失した場合の損害に関しては、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。


記事執筆:memn0ck


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