フル円形プラスチック有機ELディスプレイ搭載のフルメタルデザインな独自OS搭載スマートウォッチ「LG Watch Urbane」のLTEやVoLTEに対応したモデルが発表



新しいスマートウォッチ「LG Watch Urbane」にLTE対応モデルが登場!

LG Electronics(以下、LG)は26日(現地時間)、LTEやVoLTE、NFCによる決済サービスに対応したスマートウォッチ(腕時計型ウェアラブル端末)の新製品「LG Watch Urbane LTE」を発表しています。

今月16日に発表した「LG Watch Urbane」のLTEやVoLTEに対応したモデルで、LG Watch UrbaneがGoogleが開発を進めるウェアラブル向けプラットフォーム「Android Wear」を採用しているのに対し、LG Watch Urbane LTEでは独自のウェアラブル向けプラットフォームを採用しているということです。

LG Watch Urbane LTEはLG Watch Urbaneと同じようにスペイン・バルセロナで2015年3月2日(月)から開催される世界最大級のモバイル関連展示会「Mobile World Congress 2015(MWC 2015)」に出展され、発売時期などの詳細が明らかにされる予定。

LG Watch Urbane LTEはLG Watch Urbaneと同様にフル円形ディスプレイでかなり腕時計っぽくなったG Watch Rからさらに腕時計としてフォーマルかつクラシックなデザインにしたモデルです。

LG Watch Urbaneは無線LAN(Wi-Fi)やBluetoothのみで基本的にスマートフォン(スマホ)やタブレットと連携して利用することが想定されていますが、LG Watch Urbane LTEはLTEおよびVoLTEに対応しているため、単体でもかなり使えるようになっています。

なお、これまでにもスマートウォッチではサムスン電子製「Gear S」が3G(W-CDMA)に対応していましたが、プラットフォームには「Tizen OS」を採用していました。

LG Watch Urbane LTEの主な仕様は320×320ドットの1.3インチP-OLED(245ppi)や1.2GHz CPU(Qualcomm製Snapdragon 400「MSM8926」)、1GB内蔵メモリー(RAM、LPDDR2)、4GB内蔵ストレージ(eMMC)、700mAhバッテリー、防水および防塵(IP67準拠)、9軸センサー(加速度センサーおよびジャイロセンサー、電子コンパス)、気圧センサー、心拍センサー(PPG)などで、G Watch Rと変わっていません。

バッテリー容量やRAM容量が大きくなっており、サイズや質量が公表されていないため、LG Watch Urbaneよりも大きくなっている可能性はあります。なお、LG Watch Urbaneのサイズは約45.5×52.2×10.9mm。

カラーバリエーションはLG Watch UrbaneはGold(ゴールド)およびSilver(シルバー)の2色でしたが、LG Watch Urbane LTEはSilverのみが用意されています。

従来のG WatchやG Watch Rが腕時計のバンド交換が可能だったため、今回のLG Watch Urbaneも可能だと思われます。なお、付属のバンドは変形に強い特殊ゴム製を採用しています。

※追記(2015年3月1日8:55)
記事初出でOSにAndroid Wearを採用しているとしていましたが、発表内容に独自OSという記載がありましたので、修正してお詫びいたします。今後、正確性を欠くことのないように努める所存です。

記事執筆:memn0ck


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