IGZO液晶と3080mAhバッテリーで電池3日持ちを実現!au向け4G LTE対応スマホ「AQUOS PHONE SERIE SHL22」を写真と動画でチェック【レポート】
AQUOS PHONE SERIE SHL22をフォト&ムービーレポート! |
既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーは20日、2013年夏以降に発売予定の新モデル・新サービスを披露する「au 発表会 2013 Summer」を都内で開催し、高速通信規格「LTE(FDD-LTE)」によるデータ通信サービス「4G LTE」に対応したAndroid 4.2(開発コード名:Jelly Bean)搭載スマートフォン「AQUOS PHONE SERIE SHL22」(シャープ製)を2013年7月下旬以降に発売予定であると発表しています。
大画面・高精細でありながら省電力を実現した新世代ディスプレイ「IGZO(イグゾー)」液晶と3080mAhの超大容量バッテリー、さらに、シャープ独自の省電力技術「エコ技」によって実利用時間で“3日間持つ”とするバッテリー持ちが非常に良くなっています。また、カメラ機能は撮りたい瞬間を逃さない高速起動のほか、スマートフォン最高クラスのF1.9の明るいレンズを搭載し明るく自然な色合いで写真撮影が楽しめる機種です。
今回は、そんなAQUOS PHONE SERIE SHL22を発表会の展示会場において、まだ開発途中の試作機ではありますが、実際に試すことができましたので、写真と動画で紹介していきます。
ディスプレイは、約4.9インチHD(720×1280ドット)IGZO液晶(最大1677万表示)を採用し、IGZOパネルによってCPUの動画表示を抑え、液晶も1秒間にたった1回動くだけなので、劇的に電池の消費量を抑えることができるようになっています。
ディスプレイ面には、下側に左からバックキー、ホームキー、メニューキーという3つの静電タッチキーが搭載されています。静電タッチキーのためホームキーによるスリープの解除はできませんが、画面をスワイプすることでスリープの解除をする機能などが用意されています。
また、上側には有効約207万画素裏面照射型CMOSインカメラを搭載。他にも、照度センサーや近接センサー、“au”ロゴなどが配置されています。通話などの音声は、フロントパネル全体を振動させることで音声を伝達する「ダイレクトウェーブレシーバー」を採用しています。
ボディーカラーは、ブルーおよびホワイト、ブラックの3色が用意されており、プロモーションカラーがブルーとなっています。サイズは、大きさが約70×142×9.9mm、質量が約155gでともに現時点で暫定値です。
裏面には、有効約1310万画素裏面照射型CMOSアウトカメラやカメラ用LEDライト、外部スピーカー、赤外線通信端子、Felica/NFC用マークが配置。“AQUOS PHONE”のロゴもあります。ワンセグには対応していますが、他携帯電話事業者向けで対応しているフルセグには非対応となっています。
アウトカメラには、F値1.9という明るいレンズを採用しており、暗い場所や動きのある撮影がより綺麗に撮影できるようになったほか、撮影時に背景をぼかしやすくなっています。ただし、前モデル「AQUOS PHONE SERIE SHL21」で対応していた光学式手ぶれ補正には対応していないので注意してください。また、カメラは起動時間が短縮され、最速約0.4秒になったとのことです。
さらに大容量の3080mAhバッテリーを搭載。バッテリーは取り外すことができないようになっており、裏面カバーの外装交換やバッテリー交換はショップに持ち込んでの修理扱いでのみ交換できるとのこと。
連続通話時間や連続待受時間は測定中ですが、省電力IGZO液晶と大容量3080mAhバッテリー、さらに、省電力技術「エコ技」を活用することで、キャッチコピーとして“3日間利用できる”とうたっています。
防水(IPX5およびIPX7準拠)や防塵(IP5X準拠)に対応。各種端子はイヤホンマイク端子はキャップレスとなっていますが、それ以外はきちんと防水用のパッキンが付けられた端子カバーが付けられています。また、充電が行える卓上ホルダーがパッケージに同梱されます。
本体右側面に音量上下キーが配置。本体左側面には各種ロゴが見えます。
通信方式は、3G(CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A方式)および4G LTE(FDD-LTE方式)に対応しており、4G LTEは800MHzおよび1.5GHz、2.1GHz帯のトライバンドに対応しています。そのため四国の一部エリアからサービスが開始されている受信時最大100Mbpsも利用可能となっています。
CDMA2000 1Xは新800MHzおよび2GHz帯に対応。この他、海外ではGSM/GRPS(900/1800/1900MHz)およびW-CDMA/UMTS(850/2000MHz)も利用可能です。
この他、2.4および5GHz帯に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac(ドラフト版)準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0、GPS、テザリング(最大10台)、DLNA、DTCP-IP、apt-Xにも対応しています。
アプリケーションチップには、最大1.7GHz駆動のクアッドコアCPUを内蔵したQualcomm製「APQ8064」(Snapdragon S4 Pro)を採用し、通信チップには、同じQualcomm製「MDM9615」となっています。
本体上側面にmicroSDカードスロットおよびSIMカード(au ICカード)スロット、3.5mmイヤホンマイクジャック、電源キーが配置されています。SIMカードはmicroSIMカードタイプで、microSDカードは最大64GBまで対応したmicroSDHC/microSDXCにも対応。また、本体下側面にmicroUSB端子や通話用マイクが配置されています。
プラットフォームには、Android 4.2.2(開発コード名:Jelly Bean)を採用。ホーム画面としては、シャープ独自の3ラインホームとSHホームの2種類が用意されています。初期状態では3ラインホーム。また、ケータイ(フィーチャーフォン)からの乗り換えた人向けに「シンプルモード」も用意されています。
新しい機能としては、ディスプレイの外側から画面をタッチしてゆっくりスワイプすることでスクリーンショットを撮影し、共有できる「スクリーンショットシェア」機能を搭載。
バッテリーカバーが外せないため技術適合証明マーク(いわゆる「技適マーク」)などの各種認証情報は電子式となっており、設定から確認できます。
内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージ(ROM)は16GB。展示機では、内蔵ストレージは、システムと本体に分けられており、システムが合計4.92GB、本体が合計7.13GBとなっていました。
この他、周辺機器として「au 1+collection」ブランドの展示も行われており、AQUOS PHONE SERIE SHL22向けには、現時点で、着けたまま同梱される卓上ホルダーに装着できるケース4種類が用意されるとのこと。この他、フリップカバー付きケースやamadana関連製品などが展示されていました。
最後に、ホーム画面やドロワー(アプリ一覧)、設定画面、通知エリア表示などの基本操作を試しところを動画で紹介しておきます。
S-MAX:SHARP製「AQUOS PHONE SERIE SHL22」ファーストインプレッション
■主な仕様
基本スペック | |
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商品名 | AQUOS PHONE SERIE SHL22 |
OS | Android 4.2 |
メーカー | シャープ株式会社 |
ディスプレイ | 約4.9インチ IGZO HD |
重量 | 約155g (暫定値) |
カメラ | メインカメラ: 約1,310万画素/CMOS サブカメラ: 約207万画素/CMOS |
電池容量 | 3,080mAh |
サイズ | 約70 (W) ×142 (H) ×9.9 (D) mm (暫定値) |
メモリ | 約16GB (ROM) /約 2GB (RAM) |
連続通話/待受時間 | 検討中 |
カラー | ブルー、ホワイト、ブラック |
外部メモリ | microSDXC (最大64GBまで) |
対応サービス・機能 |
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Eメール(@ezweb.ne.jp) |
SMS |
ワンセグ |
おサイフケータイ |
NFC |
赤外線通信 |
Bluetooth (ver4.0) |
Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
テザリング (最大接続数10台) |
4G LTE 受信時最大速度100Mbps |
WIN HIGH SPEED |
安心アクセス for Android |
グローバルパスポート |
緊急速報メール |
auスマートパス |
防水 (IPX5/7) |
防塵 (IP5X) |
記事執筆:S-MAX編集部
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