Wireless City Planning、SoftBank 4Gなどで利用しているTD-LTE互換のAXGP網が人口カバー率92%を達成!2.5万基地局設置



AXGPが今年度計画の人口カバー率92%を達成!

Wireless City Planning(以下、WCP)は22日、ソフトバンクモバイルがMVNO(仮想移動体通信事業者)として借り入れて展開しているサービス「SoftBank 4G」で利用する「AXGP」ネットワークについて、総務大臣に認定を受けた開設計画の2012年度末の全国人口カバー率(92%)を2013年3月21日(木)に達成したと発表しています。

なお、政令指定都市人口カバー率についても100%になったとのことです。

02


AXGPは、世界標準規格である「TD-LTE」と高い互換性を持つ通信規格で、下り最大110Mbpsの伝送速度を実現する次世代ネットワークです。

現在、ソフトバンクモバイルがSoftBank 4Gで、TOKAIコミュニケーションズがTOKAIモバイル モバイル4Gで、それぞれWCPからMVNOとして借り入れて利用しています。特に、SoftBank 4Gについては、2012年冬〜2013年春モデルにおいて複数のAXGP対応スマートフォンが販売されており、利用者数が増加しています。

元々、WCPがXGP事業を承継したウィルコムは、2007年12月、XGPネットワークの全国人口カバー率を2012年度末に92%とする開設計画の認定を受けていました。

その後、ウィルコムの経営状況悪化によって、基地局建設などが停滞。ウィルコムがソフトバンクなどに買収され、ウィルコムからXGP事業およびPHSの基地局事業などを分離し、WCPを設立し、2010年12月に事業承継。

その後、WCPは、XGP規格をAXGP(高度化XGP;Advanced XGP)に高度化させるとともに、認定開設計画の遅れを取り戻すべく急ピッチでエリア拡大を進めていました。高度化によって、データ通信速度も受信時最大110Mbpsに高速化されています。

今回、そのAXGPが全国人口カバー率92%を突破、政令指定都市人口カバー率100%に到達したということです。これは、本来5年間で実現する予定の計画を実質2年間で達成したことになるとのこと。

なお、先日21日(木)に行われたソフトバンクグループによる「モバイルネットワークに関する説明会」において、ウィルコムから継続して行われてきた基地局の少セル化がアピールされていたほか、AXGP基地局が2.5万設置されたことが紹介されていました。

WCPは、ワイヤレスブロードバンドの本格的展開に向けてまい進し、情報通信市場のさらなる発展と活性化に寄与していくということです。

記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
【年末企画】2012年に気になったスマホ関連トピックは? 手持ちの機種を眺めながら思い出してみる(アプリ開発エンジニア・えど編) - S-MAX - ライブドアブログ
【テザリング対応開始!下り最大76MbpsのTD-LTE互換のAXGP規格の「SoftBank 4G」対応スマホ「STREAM 201HW」特集】 - S-MAX - ライブドアブログ
これが下り最大76MbpsのSoftBank 4Gの実力だ!ソフトバンクスマホ「STREAM 201HW」を使って色々な場所で速度測定してみた【レポート】 - S-MAX - ライブドアブログ
スマホの命!大容量バッテリーの実力は?SoftBank 4G対応「STREAM 201HW」のバッテリーベンチマークを実施【レビュー】 - S-MAX - ライブドアブログ
【コンパクトで持ちやいのにハイスペック!価格も安くてオススメなSoftBank 4G対応スマホ「RAZR M 201M」特集】 - S-MAX - ライブドアブログ
細やかな気配りが嬉しい!SoftBank 4G対応スマートフォン「STREAM 201HW」のプリインアプリや便利な機能を紹介【レビュー】 - S-MAX - ライブドアブログ
SoftBank 4G対応のトップバッター!ソフトバンクスマホ「STREAM 201HW」の実力をベンチマークでチェック【レビュー】 - S-MAX - ライブドアブログ
ソフトバンク、25色展開のSoftBank 4G対応スマホ「PANTONE 6 200SH」を12月1日から事前予約開始!予約購入者全員がもれなくオリジナルケーズと1万円分商品券がもらえるキャンペーンも実施 - S-MAX - ライブドアブログ
USBケーブルもACアダプタも同梱されたフル装備のSoftBank 4G対応スマホ「STREAM 201HW」を開封してみた【レポート】 - S-MAX - ライブドアブログ
ソフトバンク、SoftBank 4G対応Androidスマートフォンでテザリングオプションを利用するための事前準備について案内 - S-MAX - ライブドアブログ
AXGPの全国人口カバー率が今年度の計画92%を達成&lt〜政令指定都市の人口カバー率は100%に!〜|お知らせ|Wireless City Planning 株式会社

共有する

関連記事

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…

【ケータイラボ】際立つ薄さ約11.9mm!3Gハイスピード対応スリムケータイ「707SCII」

「707SCII」は、薄さ約11.9mmを実現したスリムケータイ。発売時期は今春を予定し、価格はオープンプライス。「707SCII」は、薄さ11.9mmのスリムボディーを採用したので、バッグやポケットに入れてもかさばらずに、スマートに持ち運べる…

【デジカメ調査室】乾電池対応!光学6倍ズームのコンパクトデジカメ「LZ7」

「LZ7」は、720万画素CCDを搭載した乾電池対応のコンパクトデジタルカメラで、2月9日より発売を開始する。カラーバリエーションは、シルバーのみ。価格は、オープンプライス。市場想定価格は、3万3,000円前後の見込み。外出先でも手…