ソフトバンク、SoftBank向けスマホ「HTC U11 601HT」を発表!ガラスボディーでデザインを一新した最新フラッグシップ――6月下旬発売で、VR HMD「HTC LINK」も販売



SoftBankから最新スマホ「HTC U11 601HT」が発表!

ソフトバンクは25日、同社の携帯電話サービス「SoftBank」向けに今夏以降に発売する「2017年夏モデル」として新たに最新フラッシップスマートフォン(スマホ)「HTC U11(型番:601HT)」(HTC製)を追加すると発表しています。

発売時期は2017年6月下旬以降を予定し、同日にHTC NIPPONから発表されたHTC U11と接続して利用するVR(拡張現実)用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「HTC LINK」も2017年7月下旬以降に発売するとのこと。

SoftBank向け2017年夏モデルは5月11日に先行して「Xperia XZs(型番:602SO)」および「AQUOS R(型番:604SH)」、「AQUOS ea(型番:605SH)」、「DIGNO G(型番:601KC)」の4機種が先行して発表されていましたが、新たにHTC U11 601HTが追加されます。

HTC U11は5月16日にHTCが発表した同社の最新フラッグシップモデルで、約5.5インチWQHD(1440×2560ドット)Super LCD 5液晶やQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835(MSM8998)」、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載し、本体側面を握るだけでカメラやアプリを操作できる「Edge Sense」や自由にカスタマイズできるハイレゾ対応オーディオ「HTC U Sonic」、AI学習によるレコメンド機能「Sense Companion」に対応しています。

またHTC NIPPONからも日本向けにHTC U11を投入することが発表されていましたが、今回まずはSoftBankから販売されることが明らかになりました。グローバル版では防水・防塵に対応しており、さらにSoftBank版を含む日本向けHTC U11はおサイフケータイ(FeliCa)にも対応。なお、HTC U11 601HTはXperia XZs 602SOやAQUOS R 604SHと同様に高音質通話サービス「VoLTE(HD+)」に対応。

さらに他のSoftBank向けと同様に外観はグローバル版と同じとなっており、キャリアロゴはありません。また本体色はグローバル版ではアメイジング シルバーおよびブリリアント ブラック、アイス ホワイト、サファイア ブルー、ソーラーレッドの5色がありますが、SoftBankからはアメイジング シルバーおよびブリリアント ブラック、アイス ホワイトの3色が販売されます。



HTC U11はHTCの最新フラッグシップスマホで、昨年夏に日本ではauから発売された「HTC 10」の実質的な後継機種となります。またHTCのソフトバンク向けは「HTC Desire HD 001HT」以来、実に6年ぶり。新たに“U”シリーズとして展開されており、この“U”には「You」の意味が込められているとのこと。

また新たに長らくメタル素材を牽引してきたHTCですが、ガラスボディーを採用。前面・背面ともにカーブエッジになった3Dガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)を採用し、背面は水のように滑らかな「リキッド・サーフェイス」デザインを採用し、屈折率の高い希少な素材を幾重にも重ねて実現した光学スペクトル・ハイブリッドカラー技術によって光を反射して2色が入り混じった色合いを生み出すようになっています。

側面も滑らかな曲面フォルムで、超高温で熱したガラスを高い圧力をかけて湾曲させる高度な技術により生み出され、ユニークな「全方位対称フォルム」を形成。これにより、どの角度からでも握りやすくなっているとのこと。それに合わせて握って操作するEdge Senseに対応。サイズは約154×76×8.3mm(最厚部9.7mm)、質量は約170g。



引き続いてHTCが注力していた音響面もさらに強化され、カスタマイズできるHTC U Sonicを搭載したほか、本体上部と下部にそれぞれ外部スピーカー「BoomSound」を搭載し、さらにノイズキャンセリングイヤホンが同梱されるとのこと。

なお、HTC U11では3.5mmイヤホンマイク端子がiPhone 7シリーズのように廃止され、本体下部にあるUSB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)から変換アダプターを介して利用するようになっており、変換アダプターも同梱されるということです。

バッテリーは3000mAhで、急速充電「Quick Charge 3.0」に対応。内蔵ストレージは64GB、外部ストレージはmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)のほか、2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.2、NFC Type A/B、位置情報取得(GPS・A-GPS・GLONASS・Beidou)、AirPlay、Miracast、DLNAにも対応。



カメラは背面にF1.7レンズ・約1200万画素裏面照射型CMOSリアカメラ「HTC UltraPixel 3 with 1.4μm pixel」、前面にF2.0・約1600万画素裏面照射型CMOSフロントカメラを搭載。画素数を抑え、1画素を大きくすることによって明るくノイズの少ない写真が撮影でき、カメラ評価の「DxOMark」におけるモバイル部門にて世界最高90スコアを獲得し、DxOMarkでは最も高い評価を受けたスマホのカメラとなったとのこと。

機能的には多軸制御の光学および電子手ぶれ補正や高速オートフォーカス機能、よりダイナミックな露出レンジを可能とし、シャッターラグの少ない「HDRブースト」機能、新たなホワイトバランス拡張、ノイズの大幅な除去、細部までシャープな輪郭の調整など、カメラとビデオを大幅に改善。

OSはAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)で、標準ユーザーインターフェース(UI)は「HTC Sense」を採用。センサー類は、環境光センサーおよび近接センサー、モーションGセンサー、コンパスセンサー、ジャイロセンサー、ホールセンサー、指紋認証センサー、センサーハブ、エッジセンサー。


対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および2、3、4、5、8、11、12、13、17、19、21、26、28、TD-LTE方式でBand 38および41、3GのW-CDMA方式でBand 1および2、4、5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。

通信速度は下りはLTE UE Category 16に対応した最大1Gbpsで、4つの周波数帯を束ねるキャリアアグリゲーション(4CC CA)まで対応し、SoftBank網では下り最大350Mbpsおよび上り最大37.5Mbpsで利用可能。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が1つ。LINKについては「HTC NIPPON、VR空間内に身体ごと没入できる「6DoF」対応の世界初モバイルVR HMD「LINK」を発表!ソフトバンクなどから販売され、「攻殻機動隊ARISE」ともタイアップ - S-MAX」をご参照ください。



HTC LINK


◯主な仕様
通信方式こちらをご覧ください。
最大通信速度(下り/上り)※1350Mbps※2/37.5Mbps
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ約76×154×8.3mm(最厚部9.7mm)/約170g
連続通話時間/
連続待受時間
W-CDMA網測定中
GSM網測定中
FDD-LTE網測定中
AXGP網測定中
ディスプレイ約5.5インチ ワイドクアッドHD(2560×1440ドット)
TFT液晶(最大1677万色)
モバイルカメラ
(画素数/タイプ)
メイン有効画素数約1200万画素/CMOS
サブ有効画素数約1600万画素/CMOS
防水/防塵IPX7/IP6X
BluetoothVer.4.2
外部メモリー/推奨容量microSDXCカード(別売)/最大256GB
内蔵メモリーROM64GB
RAM4GB
CPU(クロック数/チップ)オクタコア(最大2.45GHz×4+1.9GHz×4)/MSM8998
電池容量3000mAh
Wi-Fi(対応規格、周波数)IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)
OSAndroid 7.1
カラーバリエーションアメイジング シルバー、ブリリアント ブラック、アイス ホワイト




記事執筆:memn0ck


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