ソフトバンク、SoftBank向けにGoogleの新リファレンススマホ「Nexus 6P」を発売!日本の携帯電話会社では独占販売に――購入時にはSIMロックありで解除には対応



SoftBank向けに「Nexus 6P」が発売に!

ソフトバンクは8日、今冬および来春に投入する新製品・新サービスを披露する「2015-2016冬春 新商品・新サービス発表会」を開催し、Googleブランドの新しい約5.7インチWQHD(1440×2560ドット)有機EL(AMOLED)ディスプレイ(約518ppi)搭載スマートフォン(スマホ)「Nexus 6P」(Huawei Technologies製)を発売すると発表しています。

発売時期は2015年10月下旬を予定し、明日10月9日からソフトバンクショップや量販店などのソフトバンク携帯電話取扱店および公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」にて事前予約受付が開始されます。

最新プラットフォーム「Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)」をプリインストールし、標準でサポートされる指紋認証のために背面に指紋センサー「Nexus Imprint センサー」を搭載。同時に発表された中位モデル「Nexus 5X」(LG Electronics製)に比べるとややスペックが高くなっており、ハイエンドクラスとなっています。

Nexus 6Pはすでに日本でもGoogleの公式Webストア「Google ストア」で注文受付を実施していますが、日本における携帯電話会社ではソフトバンクが独占販売するとのこと。なお、これまで同社ではNexusシリーズはY!mobileブランドで販売してきましたが、Nexus 6PはSoftBankブランドでの販売となります。

なお、Google ストアで購入する分についてはSIMフリーですが、すでに販売を発表しているY!mobile向けNexus 5Xと合わせて、NTTドコモの「Nexus 5X」と同様に購入時はSIMロックがかかっており、購入後のSIMロック解除に対応しているということです。また、はじめよう!Google Play Musicキャンペーンやharman/kardonのスピーカーを先着でプレゼントするAndroid向けのキャンペーンも実施されます。

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Nexus 6Pは6インチサイズの「Nexus 6」の後継機種で、Nexus 6ではMotorola Mobilityが開発・製造を担当していましたが、今回はNexusシリーズでは初のHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)が担当しています。

デザインはNexus 6とは異なり、どことなくファーウェイっぽさがあるアルマイト素材のメタリックな外観となっており、カラーバリエーションはAluminium(アルミニウム)およびGraphite Black(グラファイト・ブラック)、Frost White(フロスト・ホワイト)の3色を用意するほか、Gold(ゴールド)の「Nexus 6P スペシャルエディション」も用意されます。SoftBankで販売されるのはAluminium(32GB)とGraphite Black(32および64GB)、Frost White(64GB)、Nexus 6P スペシャルエディション Gold(64GB)。

サイズは約159.3×77.8×7.3mm、質量は約178g。ディスプレイを覆うガラスはCorning製「Gorilla Glass 4」を採用し、指紋が付きにくく汚れに強い撥油性コーティングが施されています。

主な仕様はQualcomm製64bit対応オクタコアCPU「Snapdragon 810 MSM8994 v2.1」(2.0GHzデュアルコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU)や3GB LPDDR4内蔵メモリー(RAM)、1画素のサイズが1.55μmの約1230万画素CMOSリアカメラ(F2.0)、1画素のサイズが1.4μmの約800万画素CMOSフロントカメラ(F2.4)、デュアルバンド(2.4および5.xGHz)や2×2 MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、USB type C端子(15W充電)、Android センサーハブ、位置情報取得(GPS+GLONASS)、NFC Type A/B、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、周囲光センサー、近接センサー、磁気センサー、気圧センサー、前面デュアルステレオスピーカー、ノイズキャンセリングマイク×3(前面2、背面1)、通知ライト(RGB LED)、3.5mmイヤホンマイク端子、急速充電(10分の充電で最長7時間使用)、3450mAhバッテリーなど。

カメラ機能は強化されており、赤外線レーザーによるオートフォーカス(AF)や4K(30fps)動画撮影、広域スペクトルなCRI-90デュアルフラッシュなどに対応。なお、リアカメラのレンズもGorilla Glass 4で覆われています。

携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)で、対応周波数帯は。SIMカードサイズはnanoSIMカード(4FF)のシングルSIM対応。LTEはUE Category 6に対応。対応周波数帯は北米向けおよびその他の地域向けが用意されており、日本ではその他の地域向けが販売されます。

GSM / EDGE: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
UMTS / WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 9 / 19
TD-SCDMA: 34 / 39
CDMA: BC0 / 1
LTE(FDD): B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 9 / 17 / 19 / 20 / 28
LTE(TDD): B38 / B39 / 40 / 41
CA DL: B1-B5、B1-B8、B1-B19、B3-B3、B3-B5、B3-B7、B3-B8、B3-B19、B3-B20、B3-B28、B5-B7、B7-B7、B7-B20、B7-B28、B39-B39、B40-B40、B41-B41


発表会で登壇したソフトバンク代表取締役社長の宮内謙氏は「量販店の数字で見るとAndroidの新規シェアはSoftBankとY!mobileを足すと5割、時には6割を超えている場合もある。ただし、これまではSoftBankはiPhoneというイメージがあったし、今も重要な製品だが、以前はY!mobileがAndroidという位置付けだった。それに加えて、今年の春くらいからSoftBankでGalaxyシリーズも扱いはじめて、Androidのラインナップも増えてきた。一方、SoftBankとY!mobileのツーブランド戦略では主にSoftBankがハイエンド、Y!mobileが価格重視という路線のため、今回はハイエンドのNexus 6PをSoftBank、ミドルレンジのNexus 5XをY!mobileとした。また、Androidでは今回のGoogle Play Musicのキャンペーンに加えて、すでに白戸ロイドなどのキャラクター、ふてにゃんのキャンペーンなども行っている。」としていました。

価格はまだ未公表ですが、日本の公式Webストア「Google ストア」にて予約受付が開始されており、価格(税込)は32GBモデルが74,800円、64GBモデルが80,800円、128GBモデルが92,800円。



記事執筆:memn0ck


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