フュージョン、NTTドコモ網のMVNOによる携帯電話サービス「楽天モバイル」を発表!月額1250円から――ASUSのSIMフリースマホ「ZenFone 5」とのセット販売も提供
音声通話に対応した月額1250円からの格安SIMサービス「楽天モバイル」が発表! |
楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズ(以下、フュージョン)は29日、NTTドコモの携帯電話網を借り入れた仮想移動体通信事業者(MVNO)としての携帯電話サービス「楽天モバイル」を提供開始すると発表しています。
音声通話に対応したSIMカードのみと、SIMフリースマートフォン(スマホ)とのセットの2つの形態で提供するとのことで、SIMカードのみでは最大通信速度が200Kbpsに制限されているものの月当たりの通信量制限がない月額1,250円(税抜)のプランから、通信速度がないものの月当たりの通信量が2.1GB、4GB、7GBにそれぞれ上限があるプランの4つが用意されます。
また、SIMフリースマホではまずはじめに国内発売が発表されたばかりのASUSTek Computer(以下、ASUS)製「ZenFone 5」がセットとして用意され、2014年11月8日(土)より提供されます。価格は26,400円(税抜)とASUSのものよりも安くなっていますが、内蔵ストレージが8GBと少なくなっています。
さらに、サービス開始に合わせて記念キャンペーンを実施し、各プランの月額料金が初月無料や楽天でんわを登録すると楽天スーパーポイント1,000ポイントプレゼント、ZenFone 5を一括購入すると楽天スーパーポイント1,500ポイントプレゼントするとのこと。期間は2014年10月29日(水)〜2014年11月19日(水)9:59まで。
楽天モバイルはNTTドコモの3G(W-CDMA方式、FOMA)および4G(FDD-LTE方式、Xi)といったネットワークを借り入れたMVNOによる音声通話にも対応した携帯電話サービスです。
楽天ブランドでこれまでにも同じくNTTドコモのネットワークを借り入れた音声通話には対応しないデータ通信サービス「楽天ブロードバンド」をSIMカードで提供してきましたが、他のMVNOと同様に音声通話対応サービスも開始します。
提供されるSIMカードサイズは標準カードサイズ(2FF)およびmicroSIMカードサイズ(3FF)、nanoSIMカードサイズ(4FF)となっています。SIMカードのみを契約した場合にはNTTドコモの機種(一部除く)およびSIMフリーの機種を別途用意し、SIMカードを装着することで利用できます。
楽天モバイルの料金プランは以下の通り。なお、各プランともに1年契約で、12カ月に満たない場合の解約には解約料(9,800円)がかかります。また、支払方法はクレジットカードのみ。プランの変更は現時点ではできないということなので、ご注意ください。
プラン名 | ベーシック | 2.1GBパック | 4GBパック | 7GBパック |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 3,000円 | |||
月額料金 | 1,250円 | 1,600円 | 2,150円 | 2,960円 |
高速通信容量 | なし※ | 2.1GB | 4GB | 7GB |
通信速度 | 最大200kbps | 下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbps 通信規制後は最大200kbps | ||
規制対象となるデータ量 | ― | 360MB/3日 | 400MB/3日 | 1.2GB/3日 |
SIMカード枚数 | 1枚 |
一方、ZenFone 5とのセットについても単にASUSが販売する製品をそのままセットにしているのではなく、楽天グループのバイバー・メディアが提供する無料通話・メッセージアプリ「Viber」やフュージョンが提供する格安電話サービス「楽天でんわ」のアプリがプリインストールされており、2つのアプリを使い分けることによって通話料をより安くすることが可能だとのこと。
Viberはアプリをインストールしているユーザー同士であれば、通話が無料となり、固定電話宛の通話も無料で利用でき、また、楽天でんわは携帯電話会社では通常30秒20円かかるスマホなどの料金プランに対して、30秒10円の通話料金で通話できるサービスです。
ZenFone 5のAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を採用したLTE対応SIMフリースマートフォンで、約5インチHD(720×1280ドット)IPS液晶や1.2GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 400」)、2GB内蔵メモリー(RAM)、約800万画素CMOSリアカメラ、約200万画素CMOSフロントカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0。2110mAhバッテリー、日本語文字入力アプリ「ATOK for Android」などとなっています。詳細な製品情報については以下の記事を参照してください。
・ASUS、LTE対応SIMフリースマホ「ZenFone 5」とAndroid Wear搭載スマートウォッチ「ZenWatch」を日本国内で発売!専門Webストア「ASUS ZenFone Shop」もオープン - S-MAX
・ASUSがSIMフリースマホ「ZenFone 5」とスマートウォッチ「ZenWatch」を日本国内で発売!発表会「UNLOCK THE FUTURE」を開催ーそれぞれを写真と動画でチェック【レポート】 - S-MAX
◯主な仕様
プラットフォーム | Android 4.4.2 |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon™ 400(クアッドコアCPU) |
動作周波数 | 1.2GHz |
液晶ディスプレイ | 5型ワイドTFTカラータッチスクリーンIPS液晶ディスプレイ・ゴリラガラス3 + アンチフィンガープリント |
解像度 | 1280×720ドット(HD) |
メインメモリ | 2GB |
記録装置 | 8GB(eMMC) |
通信機能 | IEEE802.11b/g/n準拠 Wi-Fi DirectおよびMiracastサポート |
Webカメラ | インカメラ:200万画素Webカメラ |
アウトカメラ:800万画素Webカメラ | |
インターフェース | microUSB端子×1 |
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | |
microSDXCカードリーダー×1(最大64GBまでサポート) | |
GPS | GPS(GLONASSサポート) |
センサー | 加速度センサー、電子コンパス、光センサー、近接センサー/磁気センサー |
バッテリー容量 | 2110mAh |
連続通話時間 | 約20.6時間 |
連続待受時間 | 約395時間 |
サイズ | 幅148.2mm×奥行き72.8.mm×高さ10.34mm |
質量 | 約145g |
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・楽天グループ、携帯電話サービスに本格参入 「楽天モバイル」を提供開始
・楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ