Facebook、メッセンジャーアプリ「WhatsApp」を160億ドルで買収!自社のFacebookメッセンジャーも継続して提供
Facebookがメッセンジャーアプリ「WhatsApp」を160億ドルで買収! |
Facebook(フェイスブック)は19日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)およびタブレット向けメッセンジャーアプリ「WhatsApp Messenger」を提供しているWhatsAppを160億ドルで買収したと発表しています。
買収は現金および株式により行われ、Facebookによる企業買収としては過去最高額となります。なお、現在、Facebookでは同社が提供するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)内で利用できるメッセンジャーサービス「Facebookメッセンジャー」を提供していますが、今後も両サービスを継続して提供していくとしています。
WhatsApp Messengerは国内では無料通話・無料メールアプリとしてインフラ化しつつある「LINE(ライン)」と同様の通話およびメール(メッセージ)が行えるメッセンジャーサービスです。
現在、スマホなど向けとしてはiOSおよびAndroid、Windows Phone、BlackBerryの各OS向けにアプリが提供されており、昨年12月に4億アカウントを超えて世界最大手となっています。
利用料は1年目は無料ながら、2年目からは年間0.99ドル(約100円)がかかるという形態を取っており、代わりに広告が一切表示されないビジネスモデルとなっていて、これが欧米を中心に受け入れられています。
買収合意に当って、FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は「WhatsAppはFacebook傘下で独立して運営され、Facebookのロードマップに変更はない。FacebookメッセンジャーはFacebookの友達とのコミュニケーションに、WhatsAppは全連絡先とのコミュニケーションに使われていて、2つのサービスは目的が異なる。」と語り、今後も両サービスに投資をし、継続して提供していくことを宣言しています。
メッセンジャーサービスでは先日、楽天が「Viber」を9億ドルで買収したばかりですが、各サービスでの激しい競争が徐々に差が出てきた感もあり、今後の動向にますます注目が集まることでしょう。
記事執筆:memn0ck
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