NTTドコモ向けはNOTTVにも対応!4K動画の撮影もでき、さらに使いやすく面白くなった3世代目“ギャラノ”「GALAXY Note 3 SC-01F」を写真と動画でチェック【レポート】


「GALAXY Note」はスマホ以上に面白い奴!

既報の通り、NTTドコモは10日、2013年冬から2014年春にかけて発売および開始する予定の新機種、新サービスを発表する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、docomo LTE Xiサービスにおいて受信最大150Mbpsに対応するサムスン電子製のAndroidスマートフォン「GALAXY Note 3 SC-01F」(以下、SC-01F)を発表した。

SC-01Fは、10月1日から開催されていたイベント「CEATEC JAPAN 2013」において参考出品という形の先行展示から始まり、ようやく詳細な仕様が発表となった。

10月17日(金)に発売開始で、すでに予約も開始となっている。価格についてもすでに紹介済み。今回は、発表会における展示会場でSC-01Fを試すことができたので写真と動画で紹介する。

SC-01Fは、au向け「GALAXY Note 3 SCL22」と基本スペックおよびボディーカラー(クラシックホワイト、ジェントルブラックの2色)などは同じで、各キャリアのサービスやアプリがそれぞれの違いとなるが、唯一、NTTドコモ向けで追加された機能として「NOTTV」が挙げられる。基本的に有料放送ではあるもののワンセグと違い映像が綺麗で滑らかに動くのが特徴だ。
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GALAXY Note 3 SC-01F、ハードキー(ホームボタン)を持つ貴重な存在となった


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背面は本革風の仕上がり


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左側面にはボリュームボタン(写真=上)、右側面には電源ボタン(写真=右)


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上面にはイヤフォン端子(写真=上)、下面にはUSB端子(USB3.0端子兼)とSペンが収納されている


動画を綺麗に表示するフルHD(1080×1920ドット)の有機ELディスプレイは、黒が締まってみえるのでこうした放送波の受信や、動画・写真を約5.7インチの大画面で楽しめる。
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ホーム画面とアプリドロワー画面。ドコモのサービスである「NOTTV」のアイコンがある


この美しい大画面と、アナログのような書き味のデバイス「Sペン」の組み合わせがSC-01Fの魅力の一つだ。

実際に画面に手書きで文字やイラストなどを書いてみると、画面は大きければ大きいほど書きやすいと言うことに気付く。とはいえ大きいと持ちづらく、携帯しづらくなる。そういった意味でしっかりとホールドできる横幅約79mm・厚さ約8.3mmというサイズは上手くまとめられていると思う。この幅79mmの外枠ギリギリまでをディスプレイにすることで、SC-01Fが手のひらサイズのキャンバスとなったかのように感じる。
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Sペンはどちら向きにでも本体にしまえる構造となった


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大画面とクアッドコアCPUそして3GBの大容量RAMでマルチウインドウアプリもサクサク動作する。新たに同じアプリを2つ起動することも可能となった。対応アプリは赤印のような「>」マークが表示される


フルHD解像度でもSnapdragon 800の高速CPU・GPUのおかげで、サクサク動作する。ペン入力も入力に対しての追従性もかなり上がっている。初代Noteではペンの入力に対して明らかに後から描画が追いかけてくる感じだったが、そのようなことはなくなっている。より道具としての完成度が上がった印象だ。
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Sペンの機能の特徴であるエアコマンド


ハードウェアのスペックが上がっただけではなく、バッテリー容量も歴代のGALAXY Noteシリーズ3機種の中でも最大容量となる3200mAhとなった。今回、NTTドコモはバッテリー実使用時間3日以上という5機種を選定しているが、その中にSC-01Fも含まれてる。
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バッテリーは3200mAhで交換可能だ


あまり大きく謳っていないが、動画撮影時の最大解像度が4K(3840×2160ドット)とこれまでの4倍の面積を記録できるようになった。まだまだ4Kのビデオカメラどころかテレビ自体が世に普及はしていないとは思われるが、最先端の機能をすぐに試すことができる。

ただし、SC-01FのMHLが3.0(4K出力)に対応しているか不明で、さらに現在サムスン電子が発売しているMHLアダプターがMHL2.0のため本体からの4K出力はできないようだ。実際にこの辺の使い勝手が気になるところだ。
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4Kの動作撮影が可能となった


最後にSC-01Fのエアコマンドで操作している様子を動画で紹介する。

動画リンク:NTTドコモ GALAXY Note 3 SC-01F エアコマンド


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大画面のSC-01Fの下に弟(妹?)分の「GALAXY J SC-02F」を加え、ソニー、シャープ、富士通、LGエレクトロニクスの個性的な新製品が発表され、今回はドコモの方が他社よりも“選べる自由”が大きい発表会であるように感じた。

記事執筆:mi2_303


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GALAXY Note3 SC-01F - 概要 | SAMSUNG

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