3Dメガネを作ってYouTubeの3D動画を見てみよう


 3D対応シネマに3D対応ゲーム、オンデマンドの有料放送でも3Dチャンネルが登場するなど、いよいよ暮らしのなかの様々なシーンにおいて3Dテクノロジーが浸透してきた。
 
 Webでも3D動画に関するコンテンツは花ざかりで、例えば熱心な3Dファンであれば、今年5月にYouTubeが3D対応したこともチェック済みであるかも知れない。NVIDIAの3D Vision視聴モードというのがそれだ。(NVIDIAとは、3Dグラフィックを牽引する企業の名称)

 「おお、これで今すぐ3D動画を楽しめるぞ!」と思った方、申し訳ない・・・、実はこのモードいくつかの視聴条件がある。NVIDIA対応のビデオカード搭載パソコンであること、3D対応液晶ディスプレイがあること、専用の3Dメガネを用意すること、など熱心な3Dファンであればいざ知らず、カジュアルに3D動画を楽しもうかな、というユーザーのパソコンを閉じさせるには十分な障壁だ。
 
 しかし、ちょっと待って欲しい、3D Vision視聴モードに比べれば、立体映像のクオリティは劣るものの、もっと簡単に3D動画を楽しむ方法がある。それはアナグリフ方式の3Dメガネを自作してしまうということ、いわゆる赤青メガネを手作りしてしまうのだ。方法はとても簡単、実際に手作りしてYouTubeの3D動画を見てみよう。

アナグリフ方式3Dメガネの作り方

まずは材料を用意
 アナグリフ方式3Dメガネに必要なものを、赤青のセロファンのみ!非常にプリミティブな構成なのだが、そこは「3Dメガネ」であるから、せめてメガネの格好に加工してみよう。
用意するものは次の通り。
 ・赤色のセロファン 1枚
 ・青色のセロファン 1枚
 ・厚紙 1枚
と、これだけだ。セロファンは文具店などで、100円程度で購入することができるだろう。カッターマットやスティックのりなど、工作に必要な道具も用意しておこう。

型紙を切り抜く
 メガネの体裁を取るということで、事前に型紙にメガネの設計図を書いておくことになるが、設計図と言っても大げさなものは必要ない。







 覗窓の位置を考慮した四角の枠と、メガネのつるの部分にあたるパーツの型があればそれで十分だ。ノリシロとなる部分を用意するなど気の利いた型紙にするのも良いだろう。
 型紙が出来たら、型紙の通りにカッターなどで切り抜こう。





セロファンを貼り付ける
 型紙に合せてセロファンを左右の目の部分に貼りつけよう。今回livedoor HOMME編集部では、厚紙で台紙を作る代わりに、OA用紙とダンボールを使ってメガネフレームの部分を作ってみた。

 ここでちょっと注意が必要なのだが、左目に当たる部分に赤色のセロファンを、右目に当たる部分に青色のセロファンを貼りつけなければならない。左右間違えないように注意して欲しいが、逆に言えば、アナグリフ方式の3Dメガネづくりにおいて、注意するポイントはここくらいだ。

 あとはメガネフレームと、つる、それぞれのパーツを組み上げれば完成。いかにも手作りっぽいクオリティであるのは愛嬌ということで、ご容赦いただきたいが、とにかく非常にお手軽、10分程度で作ることができる。







3Dメガネを作ってYouTubeの3D動画を見てみよう



ドリフト走行の3D動画、月並みな感想だが、立体感と奥行きを感じることができる!


こちらはグラビアアイドル小林麻耶さんの3D動画、肉感的な映像にクラクラしそうだ。


東京を空撮した3D映像。パソコンモニターの中に箱庭が誕生するさまを体感してほしい。

 今確実に到来している3Dテクノロジー、YouTubeと手作り3Dメガネで手軽に3D映像の世界を体験することができる。日曜工作としてチャレンジしてみるのも面白いだろう。

共有する

関連記事

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…

【ケータイラボ】際立つ薄さ約11.9mm!3Gハイスピード対応スリムケータイ「707SCII」

「707SCII」は、薄さ約11.9mmを実現したスリムケータイ。発売時期は今春を予定し、価格はオープンプライス。「707SCII」は、薄さ11.9mmのスリムボディーを採用したので、バッグやポケットに入れてもかさばらずに、スマートに持ち運べる…

【デジカメ調査室】乾電池対応!光学6倍ズームのコンパクトデジカメ「LZ7」

「LZ7」は、720万画素CCDを搭載した乾電池対応のコンパクトデジタルカメラで、2月9日より発売を開始する。カラーバリエーションは、シルバーのみ。価格は、オープンプライス。市場想定価格は、3万3,000円前後の見込み。外出先でも手…