手間いらず!電源オフの前にハードディスクを整理【知っ得!虎の巻】


ハードディスク内の断片化されたファイルをキレイにしてくれるデフラグ。実行すればそれだけファイルの読み書きは早くなるし、ハードディスクの耐用年数も延びるというが、時間がかかることもあり、なかなか実行できていないという人も多いだろう。パソコンを終了する前に実行し、終わった頃を見計らって電源を落とすというのも案外面倒なものだ。どうせならデフラグが終わると同時に自動的に電源をオフにしてくれればありがたいはず。今回はそんな便利ソフトを紹介する。

■知っ得 No.0115 「Before Power Off」で処理実行後に自動シャットダウン
その名も「Before Power Off」を使えば、デフラグやディスククリーンアップ、スキャンディスクなどを実行した後に自動的にパソコンの電源を落としてくれる。実行中にユーザーが操作する必要がないので、とても便利だ。

●「Before Power Off」をダウンロードする
Before Power Offのサイト(http://homepage3.nifty.com/t-sugiyama/)にアクセスし、「Before Power Off」の「Bpo150.lzh(47,552 Bytes)ダウンロード」をクリックしてファイルをダウンロードする(画面1)。ダウンロードしたlzhファイルを解凍すれば終了だ。
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画面1 「Bpo150.lzh(47,552 Bytes)ダウンロード」をクリックする

●「Before Power Off」を設定する
解凍したフォルダ内にあるBPO.exeをダブルクリックすればBefore Power Offが起動する。初回起動時には、実行結果を記録するBPOLog.txtというファイルと、スケジュールを記録するBPO.datという2つのファイルが作成される。BPO.datを作成する際には、標準スケジュールを設定するかどうかのメッセージが表示されるので、[はい]をクリックしよう。

Before Power Offが起動し、現在設定されているスケジュールが表示される(画面2)。あらかじめ「ディスククリーンアップの実行」と「デフラグ」が設定されている。
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画面2 Before Power Offの画面

Windowsを終了して電源をオフするには、機種により2つのタイプがあるということで、まずは自分のパソコンがA、Bどちらのタイプなのかを確認しておく必要がある。スケジュールの最後に「Windowsの終了 タイプB」という項目があるので、これをダブルクリックする。[終了方法]で[タイプA]か[タイプB]かを設定したら(画面3)、[テスト実行]をクリックする。無事終了した方のタイプに設定しておこう。
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画面3 [終了方法]でタイプを選択する

新たにスケジュールを追加したい場合は、[追加]をクリックする。[動作]で追加したい動作を選択し(画面4)、それぞれに対応した設定をして[OK]をクリックすればスケジュールが追加される。なお、スケジュールの実行順は、一覧の右側の上下矢印で自由に変更することが可能だ。
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画面4 [追加]をクリックし、[動作]で追加したい動作を選択する

追加できるスケジュールは、ディスククリーンアップとデフラグの他、スキャンディスクとDOSコマンドの実行。DOSコマンドの実行では、ユーザーが終了前に実行したいコマンドを登録しておける。

設定が終了したら[設定の保存]、そのままBefore Power Offを終了していいようだったら[保存と終了]をクリックする。これでスケジュールの設定は完了だ。

●「Before Power Off」を実行する
Before Power Offを実行してWindowsを終了するには、Before Power Offを起動し、スケジュール設定を確認してから[設定の保存と実行]をクリックする(画面5)。
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画面5 実行するには[設定の保存と実行]をクリックする

設定されている処理が実行され、終了すると自動的に電源がオフとなる(画面6)。
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画面6 Before Power Offが実行される

Before Power Offを使えば、仕事を終えたときに、たとえばウイルスのチェックを実行し、その後でディスククリーンアップやデフラグでパソコンをキレイにしてから自動的に電源を落とすといったようなことができるようになる。処理を開始したら外出、またはそのまま帰ってもかまわないというわけだ。また、家でなら、寝る前に実行してもいいだろう。時間のかかる操作をまとめてまかせて、最後にはパソコンの電源まで落としてくれる。便利なBefore Power Offを活用して欲しい。

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編集部:池田利夫、岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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