Apple、レティーナディスプレイになった新しい7.9インチタブレット「iPad mini with Retina Display」を発表!64bit A7やM7なども採用で11月後半に発売



Appleが「iPad mini with Retina Display」を発表!

Apple(アップル)は22日(現地時間)、米サンフランシスコにあるYBCA(Yerba Buena Center for the Arts)にてプレス向け発表会「Apple Special Event October 2013」を開催し、Retina Display(レティーナディスプレイ)と呼ばれる高解像度のディスプレイを搭載した新しい「iPad miniシリーズ」の7.9インチタブレット「iPad mini with Retina Display(iPad mini Retinaディスプレイモデル)」を発表しています。

同時に発表された「iPadシリーズ」の最新モデル「iPad Air」と同様にチップセットに最新の「Apple A7」を搭載し、新しくRetina Displayの7.9インチQXGA(2048×1536ドット)IPS液晶を採用。解像度は、従来の「iPad mini」の約163ppiから約326ppiまで高精細化されました。

ボディーカラーは、Space Gray(スペースグレイ)およびSilver(シルバー)の2色。携帯電話網に対応したWi-Fi+Celluerモデルと無線LAN(Wi-Fi)のみに対応したWi-Fiモデルが用意され、それぞれに内蔵ストレージが16GBおよび32GB、64GB、128GBが用意されています。Wi-Fiモデルの価格は、16GBが41,800円、32GBが51,800円、64GBが61,800円、128GBが71,800円。

2013年11月後半に日本を含めた世界各国で発売開始される予定。国内では、KDDI(au)およびソフトバンクモバイルが取り扱い、NTTドコモは、現時点では決定した事実はないということです。

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iPad mini with Retina Displayは、既存のiPad miniシリーズと同様に約7.9インチディスプレイを搭載したタブレットです。新しくRetina Displayを採用し、すでに販売中のスマートフォン「iPhone 5s」にも採用された64bitに対応したApple製「A7」を採用し、省電力化に対応するための各種センサー用チップセット「M7」も搭載。

サイズが約200×134.7×7.5mm、質量がWi-Fiモデルで約331g、Wi-Fi+Cellularモデルで約341g。既存のiPad miniと比べると高さと幅が同じとなり、薄さが約7.2mmから、質量がWi-Fiモデルで約308g、Wi-Fi+Cellularモデルで約312gからやや厚く重くなっています。

ただし、その分、バッテリー容量が従来のiPad miniで16.3Wh(約4400mAh)だったものが、23.8Wh(約6400mAh)に大容量かされています。プラットフォームは、最新の「iOS 7」を採用。

通信は、Wi-Fi+Cellularモデルでは、携帯電話ネットワークとしてLTEおよびW-CDMA、GSMに対応。対応周波数帯は、LTEでは700MHz(Band 13、17)および800MHz(Band 18、19、20、26)、850MHz(Band 5)、900MHz(Band 8)、1700MHz(Band 4)、1800MHz(Band 3)、1900MHz(Band 2、25)、2100MHz(Band 1)、2600MHz(Band 7)、W-CDMAでは850MHzおよび900MHz、1900MHz、2100MHz、CDMA 1X 2000では800MHzおよび1900MHz、GSMでは850MHzおよび900MHz、1800MHz、1900MHzに対応しています。

他にも、2.4および5.xGHz帯に対応したIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 4.0に対応。Wi-Fiは、2×MIMOにより最大速度が2倍になっているとのこと。ディスプレイにはLEDバックライトを採用。

カメラは、iSight Cameraと呼ばれる有効500万画素裏面照射型CMOSアウトカメラと、有効120万画素裏面照射型CMOSインカメラを搭載。iPhone 5sで搭載された指紋センサー「Touch ID」は非対応となっています。

この他、iPhone 5sなどと同様にオプション品として純正のカバーやケースが用意されるほか、既存のiPad miniが16GBで31,800円などに値下げされて販売が継続されるということです。

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記事執筆:S-MAX編集部


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