安定ネット接続と7インチタブレットで海外旅行を満喫!テレコムスクエアのレンタルモバイルルーターをドイツで体験(実践編)【レビュー】


レンタルモバイルルーターとタブレットは海外旅行のよきパートナー

海外でも安心してネット接続を楽しむためのアイテムとして、テレコムスクエアレンタルモバイルルーター前回記事で紹介しました。このモバイルルーターと7インチタブレット「Nexus 7」を携えて、実際にドイツのミュンヘンまで旅行に行ってきました。

レンタルモバイルルーターの海外での通信速度はどうだったのか? 実際に海外で便利に使えたのか? 全部紹介しちゃいます。海外旅行を存分に楽しみたい人(特にモバイラー属性のある人)には本当におススメですよ。

■前回のおさらい〜レンタルモバイルルーターとは

まず簡単に、前回紹介したレンタルモバイルルーターをおさらいしておきます。今回使用するのは「Wi-Ho!(ワイホー)」と呼ばれるモバイルルーターのレンタルサービス。ドイツ1カ国で使用する場合、レンタル料金は1,200円/日になります。複数日をまとめて利用すると安くなるパック料金も選択可能。携帯電話各社の海外パケット定額は最大2,980円となりますので、頻繁に通信するならレンタルモバイルルーターがお得です。

レンタルされたモバイルルーターはZTEの「MF60」という機種。2G/3Gに対応し、通信速度は下り最大21.6Mbps/上り最大5.76Mbpsです。一緒にモバイルバッテリー(Panasonicの「QE-PL201」)もレンタルしてみました。

【レンタルされたモバイルルーターとモバイルバッテリー一式】
telecom_square_001
telecom_square_006

■入国と同時にスイッチオン! 高速でレスポンスも良好

ドイツへの入国が済んだらさっそくモバイルルーターの電源をオン。今回のモバイルルーターはドイツの現地事業者「O2」に接続されました。なお今回の行動範囲(ミュンヘン市内)ではほとんどの場合3Gでの接続を維持していました。

【ドイツ入国後にモバイルルーターを起動。事業者はO2が選択された】
telecomsquare_001

モバイルルーターということでやはり通信速度は気になるところ。モバイルルーターと同じO2を海外パケット定額で使えるドコモ端末(Xperia arc SO-01C)を用いて、海外パケット定額とモバイルルーターの速度比較を行いました。「Speedtest.net」(速度測定サーバーはミュンヘン)では、モバイルルーターが6Mbpsを超える通信速度を記録したのに対し海外パケット定額では1Mbps以下。また通信のレスポンスを表すping値もモバイルルーターが海外パケット定額を下回る(=レスポンスがよい)結果となりました。モバイルルーターは現地事業者からインターネットに直接接続され、インターネットへの経路がより短くなることが好結果を生んでいると思われます。

モバイルルーター経由での通信速度(写真=左)は、海外パケット定額(NTTドコモの「海外パケ・ホーダイ」)での通信速度(写真=右)を上回った。ping値にも注目

telecomsquare_002

■7インチWi-Fiタブレットとモバイルルーターのペアで見知らぬ街を楽しむ

さて今回はモバイルルーターとペアで使用することを想定してGoogleの7インチタブレット「Nexus 7」を持参しました。画面の大きさと取り回しのしやすさで人気上昇中の「ちょっと小さいタブレット」は海外旅行でもさまざまなシーンで活躍してくれます。

【クリスマスの雰囲気が漂うミュンヘンの町中にて、タブレットで情報検索】
telecomsquare_003

もっとも活躍したのは「マップ」アプリ。目的地名やキーワードで検索すると、該当する周囲のスポットを地図上に表示してくれます。またスポットを選択して、そこまでの経路を示してくれる「徒歩ナビ」機能が超便利です。地図上に現在位置と経路、次に曲がる場所の情報などが表示されるので、迷わずに目的地にたどり着くことができました。ただしこれらの機能は端末がインターネットに接続されていることが前提となるため、Wi-Fi接続しか備えていないNexus 7で利用するためにはモバイルルーターが必要不可欠となります。

【ドイツのスポットも「カフェ」と日本語で検索可能】
telecomsquare_004
【目的地までの経路や時間を表示する徒歩ナビ】
telecomsquare_005

■気になる電池は許容範囲内、不安な人はモバイルバッテリーを

今回使用したモバイルルーターは、スペック上の利用時間が約4時間ということだったのですが、今回は必要な時だけモバイルルーターの電源を入れていたこともあり、1回の充電で1日十分に利用することが可能でした。というわけでモバイルバッテリーを使う機会はなかったのですが、それはそれとして、モバイルバッテリーを所有していない人は安心料としてレンタルしておくことをオススメします。いざという時の備えと考えれば1日210円(今回利用したレギュラータイプ)は高くないはずです。

【今回の使用では1日1回の充電で運用可能だった】
telecomsquare_006

■スマホもいいけどタブレットもなかなか、相棒にはレンタルモバイルルーターを

今回紹介したような使い方について、スマートフォンで十分という向きがあるかもしれません。ただ今回7インチタブレットを使用してみて「同行者も同時に自然な形で画面を見られる」

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【世界のモバイル】SIMロック販売の真実 - こんなに違う海外と日本の実情

最近、日本ではSIMロックやインセンティブ販売についての議論を多く見られるようになった。総務省が「モバイルビジネス研究会」でSIMロック制限について検討をはじめるなど、携帯電話の販売方法についてユーザーに選択肢を与えようとい…

【ケータイラボ】ワンセグ対応!定額モバイルブロードバンド端末「EM・ONE」を体験

イー・アクセス株式会社が2007年2月19日に発表した「EM・ONE(エムワン)」は、OSにMicrosoft Windows Mobile 5.0 software Pocket PC 日本語版(Windows Mobile 5.0)を採用し、最大3.6MbpsのHSDPA通信サービス"EM モバイルブロードバ…

【世界のモバイル】″ブランド力″で海外に勝てない日本端末

携帯電話シェア世界第3位。堂々たる大メーカーにまで上り詰めたSamsung。日本でもソフトバンク向けに特徴ある端末を多数リリースしており、存在感あるメーカーになりつつある。先日開催された国際情報通信技術関連見本市「CeBIT 2007」…

【世界のモバイル】海外の市場の強さは″中古ケータイ市場″! 日本は、もう追いつけないのか?

海外と日本の間には、決定的に大きな違い「中古端末市場」がある。海外では携帯電話の中古売買は、あたりまえのものであり、特にアジア圏では街中至るところで"中古携帯"の販売を見ることができる。日本からみれば使い古し端末の売買と…