イメージ一新、上地雄輔がモントリオール世界映画祭に“弾丸”参戦


 あの秀吉が唯一落とせない城があった…。軍勢はわずか500人。総大将は、智も仁も勇もないが、「人気」だけは誰にも負けない“でくのぼう”こと“のぼう様”。秀吉の命を受けた石田三成率いる2万の大軍に包囲され、絶体絶命のその時、のぼう様が打って出た驚愕の策とは!?

 日本を代表する犬童一心×樋口真嗣の二大監督が奇跡のタッグを組み、狂言界の至宝にして8年ぶりの映画主演となる野村萬斎が、仲間とともに戦い抜く総大将“のぼう様”を演じ、さらに榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、佐藤浩市、上地雄輔、山田孝之、平岳大、市村正親など錚々たる豪華キャストが集結。興奮と感動のスペクタクル・エンタテインメント超大作『のぼうの城』が、11月2日(金)ついに公開される。

 『のぼうの城』は、8月下旬から9月初頭にかけてカナダにて開かれる「第36回モントリオール世界映画祭」ワールド・グレイツ部門に特別招待されることが決定。天下統一目前の豊臣秀吉の命を受け、2万の軍勢を率いて忍城(おしじょう)に「水攻め」を仕掛ける、理知に富む武将・石田三成(いしだ みつなり)役を演じた上地雄輔が、犬童一心監督、樋口真嗣監督と共に初の海外国際映画祭に参加する。テレビ・ドラマ・映画・歌手活動と多岐に渡り幅広く活躍し多忙な中で参加を決めた上地は、前後の仕事の関係で、まさかの滞在20時間未満という弾丸スケジュールで参加を果たす。今までとはひと味もふた味も違う新たな顔を見せている上地が、世界に羽ばたく第一歩となることだろう。

 モントリオール世界映画祭でのプレミア上映が、一般の観客への初お披露目ともなる『のぼうの城』。その圧倒的スケールゆえ、映画化実現まで8年の時間を要した本作が、11月2日の公開に向けて世界から羽ばたく。

上地雄輔コメント
 このたび、出演させて頂いた「のぼうの城」が、海外映画祭にお招き頂きましたことを心より嬉しく思っています。昨年の上映が見送られ、やっと皆さんに(しかも海外・モントリオールの地から!)御覧頂けるという思いと、歴史あるモントリオール世界映画祭への出品ということで、犬童・樋口 両監督と共に、日本の元気、底力をお届けできたらと思っています。映画の中では、野村萬斎さん演じられる“のぼう様”に対峙する石田三成役を演じさせて頂きました。東京ドーム20個分の広大なロケセットや3000トンの水を使用した水攻め戦術シーンなど、みどころ満載で、笑いあり涙ありの超大作となっています。この作品を通じて400年前に生きた日本人の心意気を感じて頂けたら幸いです。モントリオールに20時間弱という滞在となりそうですが、楽しんでこれればと思います。

犬童一心監督コメント
 かつて観た、燃えた、興奮した、笑った、泣けた、大娯楽映画を自分で手がけてみたい。そんな気持ちいっぱいで作った作品です。参加するモントリオール映画祭ワールドグレイツ部門の「グレイツ」というどこか大げさで楽しい響きはこの作品にとっても似あいますね。野村萬斎というどこにもいない、独自で、とっても魅力的な演技をする俳優を世界中の人に発見して欲しいと思っていたので、海外の映画祭に参加できる事はとても嬉しいです。その萬斎さんと三成役として堂々渡り合った上地雄輔さんとともに映画祭を楽しんできたいと思います。「自分の気持ちに正直に生きる事、それこそが誇りというものだ」という清々しいサムライ魂をモントリオールの大勢の観客と共有できる日を楽しみに待っています。

樋口真嗣監督コメント
 自分の作った映画が公開前に海外の映画祭に参加するのは初めての経験なので、ドキドキしちゃいます。かつての日本に、こんなとんでもない連中がいて、とんでもないことをやらかしたという話を、海外の人達がどんなふうに受け止めるのか、楽しみです。 よく、日本人はみんな同じ顔に見える、と言われがちですが、今回は野村萬斎さんを始めとして各ジャンルで活躍している、いろんなイイ顔をまんべんなく集めています。まさしく日本代表選手団です。きっと大丈夫でしょう。ただ、本作で孤独な天才軍師という、今までにない顔を見せる上地雄輔さん。今までの彼を海外の人は知らないので、その素晴らしいギャップに気づいてもらえないのがちょっと残念なんですよね。

映画「のぼうの城」オフィシャルサイト

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