Xperia GXおよびXperia SXを過去のXperiaシリーズと比較!NTTドコモの発表を受けた正式版



ゼロから始めるスマートフォン

先行してソニーモバイルコミュニケーションズから日本市場向けに投入されると発表されていた「Xperia GX」と「Xperia SX」。詳細なスペックが公開されていない中、わかる範囲で過去の「Xperiaシリーズ」との比較を以前に行いました。

その後、NTTドコモからも「Xperia GX SO-04D」および「Xperia SX SO-05D」として正式発表され、スペックの詳細が判明しました。そこで、今回は、改めて新作のXperia GXおよびXperia SXとこれまでのXperiaシリーズを比較してみました。

480
02
※クリックすると別窓で拡大表示


OSバージョンについてはXperia GXとXperia SXともにAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)が初期搭載されます。2012年モデルであるXperia NXやXperia acro HDも2012年7月以降にアップデートが実施される予定となっています。その他の機種は“提供検討中”の状態。

サイズはXperia rayが最も小さく、次いでXperia SXです。横幅と厚さがほぼ同じなので、恐らく持った感じはさほど変わらないかと思います。重さはXperia SXのほうが軽いです。Xperia GXが軽い部類に属するというのも面白いところですね。ディスプレイが4.6インチと最も大きいにもかかわらずです。背面のアーク形状といい、Xperia GXはXperia arcの真の後継機と言っていいのではないかと思います。

動作面ではQualcommの最新チップSnapdragon S4と1GB RAMの搭載によって、Xperia GXおよびXperia SXともに着実に向上しています。発売までにはさらにスムーズな動きに調整されるものと思われます。

Xperia GXおよびXperia SXともにLTEに対応しています。以降はLTE対応が標準になってきそうですね。またおサイフケータイ(Felica)にも対応しています。ワンセグと赤外線通信はSXのみが対応しています。しかし、Xperia acroやXperia acro HDと違うのは、付属のアンテナケーブルを装着しないとワンセグの視聴ができないという点です。常に持ち歩くのはちょっと面倒かも。

それと今作ではHDMI出力端子を備えていません。代わりにMHLに対応するので、MHLケーブルHDMI変換コネクターを利用すれば、映像の外部出力が可能です。ケーブルが製品に付属するのかどうかは不明です。

あとはLTE対応にもかかわらずSXのバッテリー容量が1,500mAhと比較的小さいのが気になります。GXの1,700mAhも決して安心できるサイズではありません。この辺りは実際に使ってみないことには分かりませんが、心配の種ではあります。

こんなところでしょうか。何だかんだで2機種とも素晴らしく、シリーズ中「最強」と言えるほどの高い完成度であると私は思っています。Xperia arc SO-01C発売から約1年と2ヶ月が経ちます。機種変するとまだ解除料が発生してしまうタイミングではありますが、乗り換えても損はしない内容にはなっていると思いますよ。

Xperia GXおよびXperia SXの実機レビュー(試作機)を記事にしていますので、まだご覧になっていない方は是非目を通してみてください。

■Xperia GX
Xperia GX SO-04Dのファーストインプレッション | ゼロから始めるスマートフォン
XperiaがXiに対応!おサイフも搭載した美しいデザインのソニーブランドなハイエンドスマートフォン「Xperia GX SO-04D」を写真で紹介【レポート】 - S-MAX

■Xperia SX
Xperia SX SO-05Dのファーストインプレッション | ゼロから始めるスマートフォン

記事執筆:ゼロから始めるスマートフォン


ゼロから始めるスマートフォン
【正式版】Xperia GX/SXを過去のXperiaシリーズと比較 | ゼロから始めるスマートフォン

■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter

共有する

関連記事

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【気になるPC】ワイド液晶搭載の高級モデルTシリーズ「ThinkPad T60p」レビュー

レノボの「ThinkPad T60p」は、ThinkPadシリーズならではの高い剛性と質感を持つ、同シリーズ最高級モデルだ。黒色でスクエアなデザインも同シリーズならではの特徴。レビューしたワイド液晶モデルの価格はメーカー直販サイトで397,950…

【ケータイラボ】「極める」ケータイ登場!ドコモ 703iシリーズ発表会レポート

NTTドコモは20071月16日(火)、都内 代官山ヒルサイドテラスにおいて、携帯電話端末の新モデル「FOMA 703iシリーズ」など10機種を発表した。FOMA 703iシリーズは、スタンダードな機能を持ちつつデザインにも注力した個性的なモデルと…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…