Wi-Fi接続がうまくいかない?「docomo NEXT series ARROWS X LTE F-05D」のWi-Fi接続とうまく付き合うには?【レビュー】



Wi-Fi接続の際には注意が必要

NTTドコモはがより先進的なモデルとなる「docomo NEXT series」として昨年12月17日発売したAndroidスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」(富士通製)。依然好調な売れ行きを示しています。

機能的にも豊富なARROWS X LTE F-05Dですが、筆者は利用していて、Wi-Fi機能についてちょっと気になる点がありました。

ARROWS X LTE F-05Dはデフォルト設定では「画面消灯時にWi-Fiを切る」設定になっています。

このことは良いのですが、Wi-FiをONにしていて、画面消灯から復帰し、Wi-Fi接続を復帰させた際、うまくインターネットに接続できないことがありました。

おかしいな?と思い、Wi-Fiの設定を見てみると、意外なメッセージが表示されていました。

今回は、ARROWS X LTE F-05Dでうまく無線LAN利用を行う方法を紹介したいと思います。

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Wi-Fi接続がうまくいかない際、Wi-Fi設定画面に表示されるのは上の画面の通り「IPアドレスを取得できませんでした。ネットワーク構成、パスワードを確認して下さい」というメッセージです。

筆者は家で使うルーターとしてバッファロー製モバイルルーターBF-01Bをクレードルの有線LANに接続して使っています。BF-01BとはAOSSでも接続できますが、WEPで接続しています。BF-01Bとの相性もあるのでしょうが、何度かWi-Fiの接続、切断を繰り返していると、動的IPアドレスが取得できずうまくWi-Fi接続復帰ができないことがあるようです。デフォルトの「画面消灯時にWi-Fiを切る」設定のままだと、Wi-Fiの接続・切断が頻繁に起こるため、どうしてもうまくWi-Fi接続復帰ができないことがあるようです。ルーターを再起動すれば、再び接続できるようになりますが、ルーターをその都度再起動するのはとても面倒です。

この現象を防ぐためには、家で使う時だけWi-FiをONにして普段はWi-FiをOFFにするか、「画面消灯時にWi-Fiを切断しない」設定に変更し、Wi-Fiの接続・切断が頻繁に起きないようにするのが有効です。「画面消灯時にWi-Fiを切断しない」設定への変更は少々設定の階層が深く、分かりづらいので以下に説明します。

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Wi-Fi設定画面でメニューキーを押すと、左画面のように下に「スキャン・詳細設定」という項目が現れます。ここで「詳細設定」を選択しましょう。

「詳細設定」を選択すると、「画面消灯時のWi-Fi設定」という項目が現れますので、これを選択しましょう。デフォルトの設定では「画面消灯時にWi-Fiを切断する」にチェックが入っていますが、右画面のように「画面消灯時にWi-Fiを切断しない」の方にチェックを入れましょう。これで設定変更は完了です。

画面消灯時もWi-FiをONのままにしておくことで、Wi-Fi接続復帰失敗のストレスはほとんど無くなりました。家ではほとんどWi-Fi接続にしておきたいという方は、ぜひ以上のような設定変更をお勧めします。卓上ホルダで充電をしていればバッテリーの減りも気になりません。

なお、先日ARROWS X LTE F-05Dの故障対応の際、代替機でREGZA Phone T-01Dを使用していた時も、やはり同様にWi-Fi接続復帰失敗するケースがありました。富士通のスマートフォン全般の傾向かもしれません。ルーターとの相性もあるため、画面消灯時にWi-Fiを切る設定のままでもうまくWi-Fi接続復帰できている人も多くいらっしゃるかもしれませんが、もしWi-Fi接続復帰に失敗するケースが頻発するようでしたら、ぜひ画面消灯時もWi-Fiを切断しない設定に変更することをオススメします。まずはARROWS XのWi-Fi接続のクセや、ルーターとの相性を見極めて、うまく付き合っていきましょう。

記事執筆:こば(小林健志)


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2011−2012冬春モデルに24機種を開発(NTTドコモ)
ARROWS X LTE F-05D製品情報(NTTドコモ)
ARROWS X LTE F-05D製品情報(富士通)

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