どれがお好み?Xi対応全部入りドコモスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」の3つのホームアプリを比較【レビュー】



ARROWS X LTE F-05Dには3つのUIが搭載

NTTドコモは、10月18日に開催した「2011-2012冬春モデル 新商品・新サービス発表会」においてより先進的なモデルとなる「docomo NEXT series」としてAndroidスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」(富士通製)を発表しています。外観などは新商品発表会のレポートを参照して下さい。

ARROWS X LTE F-05Dは、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信、防水といった日本国内で需要の高い携帯電話機能にすべてに対応し、LTE規格の次世代高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」にも対応し、OMAP4430 Dual Core 1.2GHzのCPU、8GBのストレージ(ROM)、1GBのRMAと強力なCPUと大容量メモリを搭載。それでいながら厚さ9.8mmとスリムな形状に仕上げています。

12月発売予定ですが、今回評価機をお借りできましたので、まずはARROWS X LTE F-05Dに搭載された3つのホームアプリを比較してみたいと思います。

●docomo Palette UI
f05dUI02

ドコモが開発した「docomo Palette UI」です。ホーム画面の端まで行ってももう片方の端の画面にスクロールするのが特徴です。ドコモの開発した各種ウィジェットがあらかじめ使えるようになっています。アプリ一覧画面はカテゴリ分けされており、縦スクロールです。ARROWS X LTE F-05DはこのUIがデフォルト起動するようになっています。

●NX! confort UI
f05dUI01

富士通が開発した「NX! confort UI」です。大きな違いが無いようにも見えますが、ウィジェットが富士通独自のものとなっています(歩数計、すっきり目覚まし、TSUTAYA TVなど)。また、どの画面でも呼び出せる最下段のアプリの配列がdocomo Palette UIとは異なっています。また、アプリ一覧画面はカテゴリ分けされており、横スクロールです。

●ランチャー
f05dUI03

いわゆる「素のAndroid」好きな人向けです。どの画面でも呼び出せるのは通話とメニュー一覧画面とブラウザです。また、アプリ一覧場面はカテゴリ分けされておらず、縦スクロールです。

主にアプリ一覧画面の使い勝手が大きく違う印象です。まずは3つを使い込んでみて自分に合った物を選び、それをデフォルトにすれば良いでしょう。なお、ホーム切替アプリでUIの切り替えができますが、デフォルト登録していないUIを使用している状態でホームキーを押すとデフォルト登録したUIに戻されます。また、どのUIもデフォルト登録しないこともできますが、その場合ホームキーを押す度にどのUIに戻るかを聞いてくるので、3つのUIのうちどれかをデフォルト登録した方が便利だと思います。ちなみにどのUIも評価機ではスムーズに操作できました。新商品発表会の時は操作に引っかかりもありましたが、製品化に向けて順調に操作が進んでいるようです。




次回は、いよいよXiエリアでの使用をテストし、ベンチマークや通信速度のチェックを行います。

記事執筆:こば(小林健志)


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
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2011−2012冬春モデルに24機種を開発(NTTドコモ)
ARROWS X LTE F-05D製品情報(NTTドコモ)
ARROWS X LTE F-05D製品情報(富士通)

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