高速通信「EMOBILE G4」に対応した「PocketWiFi GP01」!新旧PocketWiFiを比べてみた【レビュー】


下り最大21Mbpsの高速通信「EMOBILE G4」に対応したPocketWiFi(GP01)

2011年3月12日、高速通信「EMOBILE G4」に対応したPocketWiFi(GP01)が発売されました。筆者もPocketWiFi(D25HW)から機種変更し利用しています。

PocketWiFi(GP01)とPocketWiFi(D25HW)との大きな違いは、ズバリ!通信速度。PocketWiFi(D25HW)は下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbpsなのですが、PocketWiFi(GP01)は下り最大21Mbps、上り最大5.7Mbpsと下りの速度が約3倍に向上しています。

なので、今まで閲覧の厳しかった動画コンテンツなども快適に視聴が可能となるわけです。ただ、月額金額も変更となり、D25HWではデータプラン(にねんM)で月額4,980円なのですがGP01はG4対応データプラン(にねんM)で月額5,980円ということで月々1,000円の増額となります。

(2011年4月30日までに契約をすれば、D25HWはデータプラン(にねんM)で最大13ヶ月間月額3,880円、GP01はデータプラン(にねんM)で最大13ヶ月間月額4,410円で利用可能の春得キャンペーンを実施中)

さて、理論値での速度は3倍ですが、実測はどうなのでしょうか。ということで比べてみました。

と、その前にD25HWとGP01の外観比較をしてみようと思います。

IMGP4668
(写真左=D25HW 写真右=GP01)
本体は同じ寸法となっています。ですので、D25HW用に作成されたケースもそのまま利用が可能となっています。
ただ、本体下部のUSBスロットがD25HWのminiUSBタイプからGP01のmicroUSBタイプに変更となっています。

IMGP4671
(写真上=GP01 写真下=D25HW)
本体上部のデザインは全く同じ。ストラップホールも同じ場所にあります。本体上部中心を押しながら、リアカバーを外します。

IMGP4669
(写真上=GP01 写真下=D25HW)
本体右側面。D25HWに比べてGP01はキーが3つから2つになり、電源キーも色が付くなどしてシンプルになっています。

IMGP4670
(写真上=GP01 写真下=D25HW)
本体左側面。こちら側はmicroSDカードスロットを搭載しています。D25HWでは最大16GBまでのmicroSD/SDHCカードに対応していますが、GP01は最大32GBまでのmicroSD/SDHCカードに対応しています。

では、実際に速度を計測してみましょう。
今回はWiFi接続したiPod touch 第4世代に、インターネット速度計測アプリである「Speedtest.net Mobile Speed Test」というアプリを利用しました。

まずは自宅。
880664
自宅はYahoo!BB光 with フレッツのマンションタイプなので、この程度かなと思います。

では、PocketWiFiでの計測となるワケなのですが、今回は自宅で計測しています。
場所は埼玉県所沢駅周辺。アパートの一室です。電波状況は良好ですが、計測する場所や時間によって速度が左右されることを予めご了承下さい。

PocketWiFi(D25HW)
364094
下りは何回計測しても1Mbps程度。ウェブブラウジング程度であれば問題無いのですが、動画はちょっと厳しいかなーという速度です。

PocketWiFi(GP01)
943097
こちらは下り実測2Mbps程度出ています。夜間で、回線利用数も少なくないと考えられるのですが、この速度は優秀ではないでしょうか。これだけでていれば、HD動画は難しいにしても通常の動画コンテンツ程度であれば快適に利用できそうです。


と、実際に比べたところ、3倍とはいかないものの大体2倍程度の速度向上が見られました。
毎月の金額はやや高くなりますが、PocketWiFi(GP01)はネットやメール利用に十分な速度だと思います。
これからエリアが整備されていき、速度の向上を期待していければと思います。

記事執筆:ホセ


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
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イー・モバイル、下り最大21Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi GP01」を3月12日に発売

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