KDDI、衛星通信サービス「Starlink」の個人向けアンテナ「Starlink Standard Actuated Kit」をauショップなどで販売!価格は5万5千円



auショップやau Online ShopなどでStarlink Standard Actuated Kitが順次販売!

KDDIは26日、Space Exploration Technologies(以下、SpaceX)が提供する衛星通信サービス「Starlink」の個人向けアンテナ「Starlink Standard Actuated Kit」(商品コード:R24Z014J)を日本全国のKDDI直営店やau Style、auショップおよび携帯電話サービス「au」の公式Webストア「au Online Shop」にて2024年4月26日(金)より順次発売するとお知らせしています。

発売時期はau Online Shopでは4月26日となっており、それ以外のKDDI直営店やau Style、auショップでは5月中旬以降を予定しているとのこと。価格(金額はすべて税込)はau Online Shopなどの直営店では55,000円で、故障紛失サポートワイドシリーズ補償対象製品となっています。なお、全国のKDDI直営店やau Styleの店頭展示も行われ、Starlink Standard Actuated Kitのサイズ感などを確認できるということです。


Starlinkは高度550kmの低軌道上に配置された数千機の周回衛星によって低遅延で高速な通信を実現する衛星通信サービスで、今回、au Online Shopなどで販売される個人向けアンテナのStarlink Standard Actuated KitはStarlinkアンテナと無線LAN(Wi-Fi)ルーターがセットになっており、別途、SpaceXが提供するサービスプランへの加入すれば、電源をつないで空に向けるだけで数分でインターネットに接続することができます。

また光回線の敷設が不要なため、山間部や島しょ部など幅広いエリアで利用可能なほか、高い耐候性でみぞれ/豪雨/強風などの環境下でも安心です。なお、Starlink Standard Actuated Kitは2024年2月2日に発表したSTARLINK Standard Kitから名称のみ変更された製品で、アメリカなどでで発売されているStarlink Standard Kitとは仕様が異なるとのこと。詳細はSpeceXの公式Webサイト( https://www.starlink.com/jp/specifications )をご確認ください。


同梱品はStarlinkアンテナ(アンテナ部)および台座、ルーター、Starlinkケーブル(約15.2m)、ACケーブル(約1.8m)、電源コンセント変換(3ピン→2ピン)アダプター(試供品)とのこと。Starlinkアンテナ(アンテナ部)は自動方向調整ができる電子フェーズドアレイ方式で、生活防水・防塵(IP54)や融雪機能(最大38mm/時または最大1.5インチ/時)、視野100°に対応し、動作温度は-30°C〜50°C、平均消費電力は50〜75W、サイズは約513×303mm(支柱部除く)、質量は約2.9Kg(ケーブル除く)。

一方、ルーターも生活防水・防塵(IP54)に対応していますが、屋内用構成となっており、Wi-FiはIEEE802.11ac準拠(Wi-Fi 5)の3×3 MIMOに対応したデュアルバンドで、セキュリティーはWPA2をサポートしています。範囲は最大185m2、動作温度は-30°C〜50°C、サイズは約254×180×65mm、質量は約1Kg。なお、日本で5GHz帯を使用する場合は屋内使用に限られており、ルーターを屋外で使用することは電波法で禁じられているため、屋外で使用する場合はアプリ設定で2.4GHz帯のみにして利用するように案内されています。

記事執筆:memn0ck


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