【ケータイラボ】薄くなった快適ナビ!アンテナ内蔵のハンディナビゲーション端末「Mio DigiWalker C323」レビュー


マイタックジャパンは、4.3型の液晶タッチパネルスクリーンを採用した車載用ナビゲーションシステムを発売した。価格はオープンプライスで、店頭実売価格は46,800円前後。
手のひらサイズで、バッテリー駆動が可能なので持ち運びもできる。自動車から取り外して、部屋でドライブの計画をたてるときなどに使うと便利だ。

また、計算機機能や、サウンドプレーヤー機能、画像閲覧機能も装備している。拡張スロットとしてSD/MMCカードスロットを装備しているので、音楽や画像データはSDメモリカードを挿すことで容易に取り込むことが可能だ。
持ち運びに便利なサイズなので自動車に限らず、ポケットや鞄に入れて自転車でのお出かけや、知らない土地での旅行などに地図がわりに持って行く使い方もできるハンディタイプのナビゲーションシステムだ。

■基本性能

本体サイズは126mm(幅)×81mm(高さ)×20mm(厚さ)、重量は約190gとコンパクトで軽量。画面は、4.3型タッチパネルスクリーンを採用しており、画面に指で触れて各種操作を行う。電源は、USBコネクタからの入力となる。ACアダプター、カープラグアダプター、USBケーブルが付属するので、コンセント、車の電源プラグ、PCのUSB経由のどれからでも電源供給が可能だ。また、本体に1300mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、バッテリーでも約4.5時間の駆動が可能となる。

地図情報などは、内蔵の2Gバイトのフラッシュメモリから読み出すタイプなので、別途ドライブが必要などということはなく、すべての機能がこのコンパクトな本体に収まっている。側面には、SD/MMCカードスロットを装備しており、音楽データや画像データが入ったSDメモリカードを挿して再生することもできる。出力として、ヘッドフォン端子も備えている。

左側面にSD/MMCカードスロットとヘッドフォン出力端子を搭載
左側面にSD/MMCカードスロットとヘッドフォン出力端子を搭載


■低価格ながらナビ機能は充実

地図の縮尺は11段階の表示が可能だ。最拡大側で1/6250(50m)、最広域側で1/6400000(100km)の表示となる。ルート検索、音声案内、交差点情報、交差点拡大表示、方面看板およびレーン情報、ハイウェイモード、ラリービュー画面などナビゲーションとしての基本的な機能は低価格でもしっかり押さえている。また、・電話番号検索約800万件、住所検索約1,100万件、50音検索約16万件、周辺情報検索約36万件、ジャンル検索約16万件、登録地検索など行き先の検索も目的に応じて容易に絞り込める。

地図表示(200m)50音検索画面
地図表示(200m)50音検索画面


■計算機機能やオーディオ、ピクチャー機能も装備

「Mio DigiWalker C323」は、ナビゲーションとしての機能だけでなく、MP3やWMAのサウンドデータを再生できる「オーディオ」、JPEGやBMPをレビューできる「ピクチャー」、電卓・為替・単位変換の計算ができる「計算機」の機能も装備している。

パソコンで作成したMP3やWMAのサウンドデータをSDメモリカードに入れて「Mio DigiWalker C323」に移動して再生できるので、ナビを使わないときはドライブ中のBGMの再生プレーヤーとしても利用できる。「ピクチャー」はJPEGの再生ができるのでデジカメで撮った写真のビューアとしての利用もできそうだ。「計算機」は、旅行まえに計画をたてるときに交通費などの計算で利用したり、ガソリンを入れた際に燃費計算をしたいときなどに利用できて便利だ。

オーディオ画面計算機画面
オーディオ画面計算機画面


■小型軽量で街歩きにも使えそう

とにかくコンパクトで軽いというのがメリットだ。自動車だけでなく自転車やバイクでの利用に最適だ。残念ながら、付属のキットには自転車やバイク用のマウントキットは付属していないが、社外品としていろいろなマウントキットも売られているので、バイクユーザーやサイクリングが趣味の自転車ユーザーには最適だろう。自動車用の20〜40万するようなナビシステムには劣るが、5万円切る価格でけっこう使えるナビゲーションシステムが手に入ると考えるとかなりお得だ。

ひとつ残念な点を挙げるとするなら、ジャイロセンサーがついていないので都会の街中では、ビルなどの障害物で衛星の電波を拾えない場合もでてきそうだ。このへんは割り切って利用する必要があるだろう。

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株式会社マイタックジャパン

編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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