実売3万円半ばで買えるコスパ高のSIMフリースマホ「HUAWEI nova」のパッケージや外観などを紹介!CAやDSDS、au VoLTEなどの新機能を5インチメタルボディーに【レビュー】
SIMフリースマホ「HUAWEI nova」を開封レポート! |
華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)から2月24日に発売された新しいHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)製のSIMフリースマートフォン(スマホ)「HUAWEI nova」。同社が昨年秋に新たに若者などに向けて立ち上げた「nova(新星)」ブランドのベースモデルを春商戦に投入してきました。
同時に発売された廉価モデル「HUAWEI nova lite」は表裏の両面ガラスと樹脂製の側面フーレムのボディーですが、HUAWEI novaはより質感の高いメタルボディーを採用し、5インチサイズに収めたミドルハイレンジモデルとなっています。
ちょうど昨春に発売されたメタルボディーでコストパフォーマンスが高いと人気となった「HUAWEI GR5」に似た製品カテゴリーではありますが、さらにキャリアアグリゲーション(CA)やデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)、au VoLTEなどに対応。
それでいて価格も希望小売価格で税抜37,800円(税込40,824円)とより上位モデルの「HUAWEI P9」や「HUAWEI Mate 9」と比べるとかなり抑えられており、実売価格でもすでに紹介したようにAmazon.co.jpでは税込33,336円となるなど、コストパフォーマンスの高い製品となっています。
そこで今回は、少し発売から経ちましたがファーウェイ・ジャパンより製品版を貸し出してもらいましたのであらためてパッケージや外観などを紹介したいと思います。
箱はファーウェイ製に多いやや細長い形状ですが、先日紹介したHUAWEI nova liteとは少し違って上に引き上げて開けるようになっています。開けると、HUAWEI nova liteと同じようにHUAWEI nova本体などがスロットインされて収納されています。
ファーウェイでは昨年発売した「honor 8」も同じようにスロットインされているものの、箱の開け方はHUAWEI novaやHUAWEI nova liteとも異なっており、箱の開け方などでも新しさや楽しさを表しているのかもしれません。
それは例えば、今でも人気となっている低価格スマホ「HUAWEI P9 lite」の箱が底が浅く広い面積で一般的に他のメーカーでありがたちな開けると本体が横に置かれているものと機種ごとにかなり違っているのです。
今回お借りしたのは3色ある本体色のうちのローズゴールド。他にはミスティックシルバーおよびチタニウムグレーがあります。なお、本来はHUAWEI nova liteと同様に本体は透明な袋や保護シートで覆われているものと見られます。
同梱物はHUAWEI nova本体のほか、ACアダプターおよびUSB Type-Cケーブル、イヤホンマイク、背面ケース(透明)、SIMピン、簡易取扱説明書などの紙類となっています。
本体以外は2つの箱に分かれており、片方に紙類とケース、もう片方にACアダプターやUSBケーブルなどが入っており、ACアダプターやUSBケーブル、イヤホンマイクは白となっていました。
背面はメタル素材でローズゴールドはiPhoneシリーズなどでもあるピンクがかったシルバーに近いゴールドといったところ。
背面には1画素が1.25μmと大きな約1200万画素リアカメラ(F2.2)やカメラ用LEDライト、指紋センサー、HUAWEIロゴが配置。なお、写真で写っている中央当たりにある白いバーコードはシールになっているため、はがせるようになっています。
リアカメラのオートフォーカス(AF)はコントラストAFのほか、像面位相差AF(PDAF)にも対応し、HDRフラッシュや4K(30fps)動画撮影も利用可能。
外観は前面に立体加工が施された美しいガラスを採用し、背面はCNC加工によって精巧に削りだされたメタル素材が滑らかに融合し、背面の緩やかなカーブで手に優しくフィットするようになっています。
主なスペックはQualcomm製2.0GHzオクタコアCPU「Snapdrago 625(MSM8953)」および3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大128GBまで)、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1 with BLE、GPSなど。
センサー類は加速度センサーおよびジャイロセンサー、電子コンパス、環境光センサー、近接センサー、ホールセンサー、指紋センサーを搭載。バッテリーは3020mAhで取外不可。急速充電(5V・2A)に対応。
前面には約5.0インチFHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載し、狭額縁デザインで画面占有率76%を実現。ディスプレイの周りのベゼルはローズゴールドではホワイトになっています。
ディスプレイの上には美顔セルフィーでキレイな写真が撮れる約800万画素フロントカメラ(F2.0)を搭載。サイズは約141.2×69.1×7.1mm、質量は約146g。
携帯電話網では2波のCAに対応したLTE UE Category 6による下り最大225Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応。SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)が2つで片方はmicroSDカードと共用。3Gと4GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応。
対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および3、5、7、8、18、19、28、TDD-LTE方式でBand 38および40、3GのW-CDMA方式でBand 1および5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。CAの組み合わせは日本ではCA_1-19で、CA_1-18に対応予定。さらにau VoLTEにも対応。
こちらは同じファーウェイの5.2インチのhonro 8とHUAWEI nova、そして5.2インチのHUAWEI nova lite。デザインとしてはHUAWEI nova liteはHUAWEI novaよりもhonor 8に近い
少し気になるのはこのタイミングで発売された製品なのにOSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を採用し、独自ユーザーインターフェース「Emotion UI 4.1」を搭載している点。とはいえ、スケジュールはまだ未定ではあるもののAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)と最新のエモーションUIへのアップデート予定があるそうなので期待して待ちたいところではありますが。
また操作面ではナックルセンス・ジェスチャー、音響面ではDTS Headphone:Xに対応したりもしています。空きストレージは約22.66GB、空きメモリーは約1.3GB。au VoLTEに対応しているため、取り扱いもあるmineo(Aプラン)のAPN(アクセスポイント)がプリセットされていました。
HUAWEI nova liteが2万円を切る価格でかなり質感が高くコストパフォーマンスが良い印象を受けましたが、HUAWEI nova liteがコスト的に削っている一部センサーやCA、DSDS、au VoLTEにも対応して3万円台とこちらも非常にお買い得感があると感じられました。
記事執筆:memn0ck
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