NTTドコモ、下り最大150Mbps対応Xiスマホ「Xperia Z1 f SO-02F」を発表!高性能カメラ機能はそのままに4.3インチサイズで横幅65mmとコンパクト化を実現



NTTドコモが「Xperia Z1 f SO-02F」を発表!

NTTドコモは10日、今冬および来春に発売・開始するの新モデルや新サービスを披露する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、4.3インチHD(720×1280ドット)液晶ディスプレイや2.2GHzクアッドコアCPU、2GBメモリーなどを搭載し、横幅65mmとコンパクトなサイズを実現したAndroid 4.2(開発コード名:Jelly Bean)採用スマートフォン「Xperia Z1 f SO-02F」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。2013年12月下旬に発売予定で、本日10月10日(木)正午12時から事前予約が開始されます。

Xperia Z1 f SO-02Fは、同時に発表されたソニーブランドのフラッグシップモデル「Xperia Z1 SO-01F」(以下、SO-01F)をコンパクトサイズにしたスマートフォンです。サイズはコンパクトになりましたが、Xperia史上最高スペックとなる約2070万画素カメラを搭載しています。

サイズ以外のSO-01Fとの違いは、ディスプレイがHD液晶であることと、赤外線通信とフルセグ・NOTTV視聴に非対応なこと、ストレージ容量が16GBであること、バッテリー容量が2300mAhであることです。

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Xperia Z1 f SO-02Fは「てのひらにフィットするサイズ感に、Xperiaならではの上質を。The best of Sony, for the best of you」と銘打たれ、SO-01Fのカメラ機能はほぼそのままにコンパクト化を実現したスマートフォンです。サイズやカラーバリエーション的には、大人気となった今夏モデル「Xperia A SO-04E」(以下、SO-04E)の後継機種とも捉えることができます。

そのカラーバリエーションは、Lime(ライム)およびBlack(ブラック)、White(ホワイト)、Pink(ピンク)の4色とポップなカラーが用意されています。SO-01Fと同様に金属のアルミフレームを採用しています。

サイズは、大きさが約127×65×9.4mm、質量が約140gと、SO-01Fと比べて非常にコンパクトなのが最大の特長です。バッテリー容量は2300mAhで、取り外しはできません。ディスプレイは、4.3インチフルHD(720×1280ドット)液晶を採用しています。

防水・防塵仕様で、防水がIPX5およびIPX8準拠、防塵がIP5X準拠となっています。イヤホン端子はカバーのないキャップレス防水になりましたが、microUSB端子は従来通り、カバーの中にあるタイプとなります。なお、おくだけ充電には非対応となっています。

充実のカメラ機能はSO-01Fとほぼ変わりなし。サイバーショットで培ったソニーの技術が惜しげもなく詰め込まれています。暗いところでも明るい撮影が可能な「Gレンズ」、高精細撮影ができる画像処理エンジン「BIONS for mobile」、さらにスマホ最大級のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」と、全てソニー製のXperia最高スペックのパーツを搭載。これによって以下のような3シーンでも撮影することが可能となっています。

1)夜景やレストランなどの暗い場所でもノイズを抑えて明るく
2)スポーツなど被写体が動く場合もブレを抑えて美しく
3)全画素超解像ズーム機能で、遠くの場所でも高解像のまま約3倍まで美しく

また、ハンディカムの技術を用いた「電子式手ブレ補正」で縦横方向だけでなく回転方向のブレも補正し、美しい動画を撮影することも可能です。

楽しい撮影機能もSO-01Fそのまま。シャッターを押した前後1秒間を61枚の連続写真で撮影できる「タイムシフト撮影」や、「Smart AR」により、物や人を認識し、それに合ったエフェクトのかかった写真が撮れる「ARエフェクト」、撮影中の動画をFacebookで公開でき、リアルタイムでコメントを付けることも可能な「ソーシャルライブ」、撮影した写真に映った物の情報を検索できる「Info-eye」機能など新しいカメラ体験が可能になっています。

音楽アプリ「WALKMANアプリケーション」では、設定するだけでソニーオススメの音設定を行う「ClearAudio+」モードで気軽に上質な音楽を楽しめます。

日本向け機能としては、ワンセグとおサイフケータイ(FeliCaおよびNFC)には対応していますが、赤外線通信やフルセグ、NOTTVは非対応となります。また、SO-04Eでは内蔵されていたワンセグ用アンテナは内蔵されておらず、ワンセグ視聴時にはイヤホン端子に同梱の外付けアンテナ装着が必要となっています。

チップセットは、Qualcomm製「MSM8974(Snapdragon 800)」に強化され、2.2GHz駆動クアッドコアCPU(Krait 400)を搭載。また、通信機能は、LTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4にも対応したことで1.7GHz帯における20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能です。

他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCPにも対応していますが、DTCP+には非対応です。

内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージ16GBとSO-01Fに比べて少なめになっています。外部ストレージは最大64GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。

ユーザーインターフェース(UI)では、従来までの「docomo PALLET UI」から今冬に変更された新しい「docomo LIVE UX」を搭載しています。10月24日に開始される新しい@docomo.ne.jpのケータイメールが利用できるクラウド型メールサービス「ドコモメール」やドコモクラウド設定、docomo ID設定などをはじめ、エリアメールやWORLD WINGなど多くのサービスに対応しています。

NTTドコモでは、Xperia Z1 f SO-02Fを使いやすいサイズにこだわり、質感には妥協したくない層に訴求するスマホとして20〜30代男女がターゲットだとしています。

デザインの良いスマホは欲しいけれど、SO-01Fはちょっと大きいな……と思った人にはピッタリのスマホになりそうですね。SO-01Fから2ヶ月遅れの12月下旬の発売となります。

◯主な仕様
機種Xperia Z1 f SO-02F
寸法
(高さ×幅×厚さ:mm)
約127×65×9.4
質量(g)約140
LTE連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
未定
3G連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
未定
GSM連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
未定
連続通話時間
(3G/GSM)(分)
未定
実使用時間(時間)※1未定
メインディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数)
約4.3インチ
720×1280
HD
TFT液晶(トリルミナス ディスプレイ for mobile)
1677万色
バッテリー容量3000mAh
ROM/RAM16GB/2GB
外部メモリ
(最大対応容量)
microSD
(2GB)
microSDHC
(32GB)
microSDXC
(64GB)
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約2070万画素/約2070万画素
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約220万画素/約210万画素
CPU
(チップ名/クロック)
MSM8974
(2.2GHzクアッドコア)
OSAndroid 4.2
「Xi」(クロッシィ)
(LTE)
150Mbps/50Mbps
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz)
(○/○/○/○)
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi-Fi(無線LAN)
(11a/b/g/n/ac※2)
(Wi-Fiテザリング同時接続台数)

(○/○/○/○/○)
(16台)
GPS/オートGPS(◎は海外対応)◎/○
赤外線通信
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎※3/―
防水/防塵○/○
(IPX5、8/IP5X)
おくだけ充電
Lime
Black
White
Pink
製造メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 IEEE802.11acドラフト版に対応。
※3 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※4 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:こば


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