世界最大の有機ELディスプレイ搭載!XiやNOTTVに対応したAndroidタブレット「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」を写真や動画でチェック【レポート】
GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01Eを紹介! |
既報の通り、8月28日(火)にNTTドコモが発表した「2012年秋モデル」のうち、世界最大のタブレットサイズにおける7.7インチ有機ELディスプレイを搭載したAndroidタブレット「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」(サムスン電子製)を試す機会があったので、開発機による機能や動作の様子を写真やスクリーンショット、動画で紹介します。
GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01Eは、高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」やモバキャス放送による新放送局「NOTTV(ノッティービー)」に対応したタブレット端末。世界最大サイズの7.7インチ有機ELディスプレイによって非常に発色の良い美しい写真や映像コンテンツを楽しめるようになっています。
恐らく、GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01Eの特徴はそのサイズ感と有機ELディスプレイになるかと思われます。その辺りを中心に見て行きましょう。
注目のディスプレイは約7.7インチWXGA(800×1280ドット)有機ELディスプレイ(1677万色表示)で、有機ELディスプレイはサムスンディスプレイ製“Super AMOLED Plus”を採用しています。現時点において世界最大サイズだとのことです。
タブレット端末なので、ディスプレイ面にハードキーは搭載されておらず、ディスプレイ内にホームキーやバックキー、タスクキー、スクリーンショットキーが表示されています。ディスプレイ面には約200万画素CMOSインカメラを搭載。プラットフォームは、Android 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)を採用しています。国内向けでは発売開始時からAndroid 4.0を搭載している初のタブレットモデルとなります。
なお、GALAXYシリーズでは、Android 4.0搭載以降も電源キーとホームキーの長押しでスクリーンショットを撮影していましたが、GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01Eでは、スクリーンショットキー以外では、Android 4.0の標準機能と同様に電源キーと音量下キーの下の同時長押しでスクリーンショットが撮影できるようになっています。
ボディーカラーはLight Silver(ライト・シルバー)の1色が用意されており、質感としては中央部分はアルミニウムボディによるヘアライン加工が採用されていてなかなか良い印象です。裏面には約300万画素CMOSアウトカメラやカメラ用LEDライトが搭載されています。その他、“SAMSUNG”や“GALAXY Tab”といったロゴも見えます。
GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E(左)と7インチサイズの「MEDIAS Tab N-06D」を並べてみました。縦は7インチサイズではありますが、ディスプレイの周りの額(ベゼル)が広めのMEDIAS Tab N-06Dを比べるとむしろ短く、幅が2〜3cmくらい広い感じです。
サイズは大きさが約197×133×7.9mm、質量が約345g。バッテリー容量は5,100mAhとなっています。連続待受時間は現時点では未定です。
ベゼルが比較的狭い「Nexus 7」と比較しても縦がやや短く、幅が広くなっています。幅が広くなっている分、持ちにくくなっていると思いますが、筆者の手ではなんとか片手で持てるといった感じです。
大きいサイズのタブレットと比較してみました。一番下が「新しいiPad」(9.7インチサイズ)、中央が「Optimus Pad L-06C」(8.9インチサイズ)です。これらと比べると断然小さく、軽いです。
わかりづらいですが、下から新しいiPad、Optimus Pad L-06C、GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E、MEDIAS Tab N-06D、Nexus 7、「MEDIAS Tab UI N-08D」を重ねたところです。9.7インチ、8.9インチ、7.7インチ、残りが7インチとなります。
同じように重ねて厚みを見てみましたが、薄く軽いことを売りにしているMEDIAS Tab UI N-08Dと比べても7.9mmなのでほぼ同等で、他と比べると薄くなっています。
この写真は左がNexus 7、中央がGALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E、右がMEDIAS Tab N-06Dです。全体的に7インチサイズよりちょっと大きいということで、7インチサイズだとちょっと物足りないという人にはいいのかなと思われます。海外ではだいぶ前から7.7インチサイズを出していたので、いよいよ日本でも発売という感じですかね。
サムスン電子はこれまで国内では、10.1インチサイズの「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」、7.0インチサイズの「GALAXY Tab SC-01C」および「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」が提供してきたので、タブレットのサイズとして3種類目となります。スマートフォンでは5.3インチサイズの「GALAXY Note SC-05D」もあるので、大きめのサイズのラインナップはかなり充実しているように思われます。
GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01EはNOTTVやワンセグに対応しているということで、伸びるロッドアンテナが内蔵されています。特にNOTTVは、GALAXYシリーズではじめての対応となりますね。
この他、本体を縦に置ける充電用クレードルも同梱されます。クレードルの背面にはラインアウト端子が配置されており、外部スピーカーを接続できるようになっています。
本体上部には3.5mmイヤホンマイク端子とワンセグ用ロッドアンテナが配置。チップセットは1.5GHzデュアルコアCPUを搭載したQUALCOMM製「APQ8060」を採用。同じチップセットを搭載したモデルには、GALAXY Note SC-05Dや「Optimus Vu L-06D」などがあり、どちらかというと1世代前と言ってしまうとそうなるかと思います。この点についてはちょっと残念ですね。
本体下部には他のGALAXY Tab SC-01CやGALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D、GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02Dと同様の外部接続用および充電用専用端子や外部スピーカーが搭載されています。最近では、ARROWS Tab 10.1 LTE F-01DやMEDIAS Tab N-06D、MEDIAS Tab UI N-08D、Nexus 7などとタブレットでもmicroUSB形状の端子が採用されてきているので、できればmicroUSBにして欲しかったところではあります。
本体左側面には左から電源キー、音量上・下キーが配置されています。Xi(LTE)では下り最大75Mbps、上り最大25Mbps、FOMAハイスピード(W-CDMA/HSPA)では下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsのデータ通信が利用できます。通話機能には対応していません。ネットワークはこの他、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 3.0に対応しています。Wi-FiはWi-Fiテザリング(最大8台)やWi-Fi Directにも対応。
本体右側面にはFOMAカード(USIMカード)スロットおよびmicroSD/microSDHCカードスロット(最大32GB)が配置されています。FOMAカードは小さいサイズのmicroSIM(miniUSIM)カードとなります。spモードやエリアメール(緊急地震速報など)、WORLD WINGなどに対応しているが、赤外線通信やおサイフケータイ、防水・防塵、おくだけ充電、災害用音声お届けサービスには非対応となっています。
ソフトウェア面では、Android 4.0を搭載していますが、Android 4.0搭載スマートフォンよりもAndroid 3.0(開発コード名:Honeycomb)に近いユーザーインターフェイス(UI)のように思われます。通知は画面上から下になぞるのではなく、右下をタップすると表示できます。
ホームアプリは「GALAXY SIII SC-06D」と同様にドコモ純正の「docomo PALLET UI」とサムスン純正の「TouchWiz」が搭載されており、選べるようになっています。ロック画面もGALAXY SIII SC-06D同様にホームアプリに連動して、ドコモ版とサムスン版があります。
メモリーはRAM(作業用)が1GB、ROM(保存用)が32GBを搭載しています。開発機ではROM(保存用)の空き容量がシステムメモリ(本体)として25.45GBとなっていました。
AndroidのバージョンはAndroid 4.0.4で、電池パックが外せないこともあり、技術適合証明・認証マーク(技適マーク)などの認証は電子表示となっています。
発売時期は2012年10〜11月で、販売価格は実質負担額が1万円台後半とのことです。最後に簡単に操作しているところを動画(ムービー)で紹介しておきます。
※本記事で試用した端末は、開発機のため製品版と異なる場合がありますのでご了承ください。
■主な仕様
寸法 | 高さ 約 197mm×幅 約 133mm×厚さ 約 7.9mm |
質量 | 約 345g |
3G連続待受時間(静止時[自動]) | 未定 |
LTE連続待受時間(静止時[自動]) | 未定 |
GSM連続待受時間(静止時[自動]) | 未定 |
連続通話時間(3G/GSM) | ー |
メインディスプレイ(サイズ/ドット数・通称/種類) | 約 7.7インチ/横 800ドット×縦 1280ドット・WXGA/有機EL |
サブディスプレイ(サイズ/ドット数/種類) | ー |
外部メモリー(最大対応容量) | microSD(2GB) microSDHC(32GB) |
外側カメラ機能(有効画素数/記録画素数) | CMOSカメラ(約 300万/約 300万) |
内側カメラ機能(有効画素数/記録画素数) | CMOSカメラ(約 200万/約 200万) |
バッテリー容量 | 5100mAh |
CPU(チップ名/クロック) | APQ8060/1.5GHz デュアルコア |
OS | Android 4.0 |
ドコモminiUIMカード | ◯ |
記事執筆:memn0ck
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