機能しぼり込み派?よくばり派? デジタルビデオカメラを選ぶポイントは相性【売れ筋チェック】





家電チャンネルでは最新の売れ筋商品の情報をお届けしている。夏に向けて、我が子の思い出を撮りたいファミリー層には、250g前後の軽量ボディと、約2時間弱の撮影に耐えるバッテリーを備えた4万円代のデジタルビデオカメラが根強い人気だ。最近売上台数ランキングのトップの座を入れ替わったばかりの2機種の魅力に迫る。GfK Japanによる全国有力家電量販店のPOSデータ集計による数量順ランキングで、現在(2011年6月6日から2011年6月12日)、ついにソニーのHDR-CX180がトップに躍り出た。長らくデジタルビデオカメラのNo.1に君臨し続けた、パナソニックHDC-TM45をおさえての快進撃。実売価格は4万9300円、最安値では4万0699円。

■可愛くわかりやすいパナソニックVS ベーシックモデルも通好みのソニー
まずは運動会撮影を想定したとき、最も気になる本体重量と、バッテリーの持ちはそれぞれ以下の通り。

パナソニックHDC-TM45 撮影時間:110分 本体重量:193g
ソニー HDR-CX180 撮影時間:150分 本体重量:250g

パナソニックHDC-TM45は「クイックパワーオン」「3秒前録画プリREC」など、撮ろうと構えたタイミングで撮影が始まるイメージの、直感的な操作性を大切にしている。カメラを構えていない体勢のときには、うっかり足元を撮り続けるなどの失敗がないようにオートオフしてくれる。数種類の手ブレ対策機能は細腕カメラマン(!?)にとっては有り難い。

ソニーでは、最安値8万円台の上級機種HDR-CX700VからベーシックモデルのHDR-CX180に至るまで、共通して搭載している機能が満載だ。ざっと列挙するだけでも以下の通り。

・暗いシーンを鮮明にする「“Exmor R” CMOSセンサー」
・同社の広角に対応していないレンズ(CX180には搭載していないが)と比較して、約2倍の面積が画角に収まる「広角撮影」
・タテヨコだけでなく、回転ブレにも対応する「アクティブモード」
・ディスプレイの中の被写体にタッチしてフォーカスを合せ続ける「追尾フォーカス」
・風が吹く日も声がはっきり聞こえる「風きり音ノイズ低減」
・撮影日や場所によって映像データを仕分けして簡単再生「イベントブラウズ」
・撮影データの中からシーンを自動で選んで簡単再生「ハイライト再生」
・充電もアップロードもこれ一本「内蔵USBケーブル」
・mixiやYouTubeへのアップも手軽に「PMB(Picture Motion Browser)ポータブル」

DV CAMの頃から、ソニーのパソコン「Vaio」に動画を読み込んで、簡単に美しい静止画を作成する機能が制作会社で重宝されていた。パソコンとビデオの連携に早くから取り組んでいたソニーだが、そんな通向けのDNAが家庭用ベーシックモデルにも受け継がれているとは驚きだ。

パナソニック デジタルビデオカメラ HDC-TM45
ソニー デジタルビデオカメラ“ハンディカム”HDR-CX180
(画像はソニーHDR-CX180)

■関連記事
撮ったあと見る、残す―テレビとレコーダーとの感動的なリンク
常勝デジタルビデオカメラはバランスが命!パナソニックが勝利した条件


(MIYUKI KOMATSU)


■関連記事
【話題】火災予防 エアコンを使用する前に…電源コードをチェック
防水カメラを使わず水中撮影する方法
【話題】夏休みに向けて、子どもと取り組むエアコンの節電
【ニュース】電力が足りない!? 7月からの使用制限開始でどうなる日本の夏
「寝落ち」OK!1人暮らしにぴったり7種類のおはようタイマー付きAQUOS【売れ筋チェック】

共有する

関連記事

【ケータイラボ】3.2メガピクセルカメラやGPS機能が使える!ハイスペックケータイ「813T」

「813T」は、コンパクトなボディーに、3.2メガピクセルカメラやGPS機能を内蔵した東芝製のハイスペックケータイ。発売時期は3月上旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「813T」は、落ち着いた雰囲気の上質感漂うクールカラーをま…

【デジカメ調査室】トリプルブレ補正機能を搭載したキュートなデジカメ「FS1」

「FS1」は、薄さ24.2mmのスリムなボディに、600万画素CCDとトリプルブレ補正機能を搭載したコンパクトなデジタルカメラ。2月9日より発売が開始され、カラーバリエーションは、シルバー、ブルー、ピンクの3色。価格は、オープンプライ…

【ケータイラボ】auから久しぶりのパナソニック端末「W51P」登場

以前は筆者もauのパナソニック端末を使っていたことがある。しかし、いつのまにかauのラインナップからパナソニック端末が消えていた。5年ぶりで、auにパナソニック端末が復活したのだ。筆者の住む大阪はパナソニックファンが多いだけ…

【ケータイラボ】ほぼフルスペックの高機能ケータイ「W52T」

3インチのワイドVGA液晶画面(800×480ドット)にワンセグ、デジタルラジオ、おサイフ機能にBluetoothなど、現在auの携帯電話で考えられるほとんどのスペックが詰め込まれた高機能端末「W52T」が発売になった。ただ、auの高速通信規格「…

【デジカメ調査室】冴え渡る高感度!夜間撮影を極めたオリンパス「FE-250」

オリンパスから2007年2月に発売された薄型デジカメCAMEDIA「FE-250」は、ケタ違いの世界最高感度「ISO10,000」と800万画素の高画質を誇る。FEシリーズの最高級モデルとして君臨する、まさにスゴ腕の“超高感度”デジカメだ。本体カラーは…