業務用に適したポータブル電源!「EcoFlow DELTA 2 Max」が登場


EcoFlow Technology Japanは、業務用やDIYに適したポータブル電源「EcoFlow DELTA 2 Max」が登場した。都内の会場で発表会も行われたので、その模様をお届けしよう。発表会は同社のマーケティングディレクターを務める中井拓氏が進行する形で行われた。

今回発表されたEcoFlow DELTA 2 Max

EcoFlow Technology Japanマーケティングディレクター 中井拓氏

DELTA 2 Maxは2048Whのリン酸鉄リチウム電池を搭載するポータブル電源。2048Whから6144Whまで拡張でき、屋外でのDIYや業務利用に適したサイズだ。5月25日から同社のオンラインストアの他、Amazon店や楽天市場店、Yahoo!ショッピング店や、全国の家電量販店、正規販売代理店で発売された。本体の価格は25万4100円だ。このほか専用エクストラバッテリーを14万9600円で、キャリーカートを1万8700円で販売する。

中井氏は前モデルの「DELTA Max」ユーザーのアンケートを紹介しつつ、利用者は屋外作業などの業務用用途が20〜30%、自営業のユーザーが30%、月1回以上使う人が80%以上という割合で、不満点は本体が重すぎて運ぶのが不便だということを紹介。このほか中井氏が訪れた屋外イベントでは発電機を使っている人が多かったという。しかし今後はポータブル電源が発電機を上回ると予想する。「ポータブル電源は持ち運びが簡単で環境に優しい上にニオイがなく、音も小さい。メンテナンスも簡単だ」(中井氏)。

DELTA Maxのユーザー調査

発電機とポータブル電源の市場

発電機とポータブル電源の長所

DELTA 2 Maxの利用については、一般ユーザーと業務用ユーザーの半々を想定している

DELTA 2 Maxはこのほか、前モデルと異なりエクストラバッテリーを2台接続できるほか、ソーラーパネルも使うとエコな形電気を利用できるようになるのが特徴だ。全て接続すると6kWの電力が利用可能だ。中井氏は「3人家族で1日だいたい12kW程度の消費電力。半日くらいはバッテリーで生活できる」と語る。またバッテリーは約3000サイクルまで充電できるので、毎日使っても最大10年は利用可能だ。このほか難燃性の素材でできているので、大きな火災が起きる心配も低減されている。家庭向けだけでなく業務用ユーザーにも満足できる仕上がりとなっているのがDELTA 2 Maxというわけだ。

DELTA 2 Maxの概要

大容量で使えるDELTA 2 Max

■DELTA 2 Maxを使って家具とホットサンドを作成
発表会ではこの他、アウトドアインフルエンサーのYurie氏とバンライフビルダー鈴木大地氏によるトークセッションも開催されたほか、THE STANDによるキッチンカー展示と、三浦産小麦を使ったキューバサンド「Cuban Sandwich」が振る舞われた。

鈴木氏はさまざまなバンをキャンピングカーに改造するプロフェッショナル。Yurie氏のバンも自分で作ったあとは鈴木氏がリノベーションしたそうだ。Yurie氏は仕事が忙しくてキャンプに行けなくなり、それをきっかけに空間ごと移動できる車中泊であれば仕事もキャンプもできると思い、2017年に日産のバネットを購入。その後は北海道から九州の鹿児島まで回って車中泊をしていたそうだ。「短いときは1泊2日、長ければ10日や2週間くらいかけていくこともあります」(Yurie氏).

アウトドアインフルエンサーのYurie氏(左)と、バンライフビルダーの鈴木大地氏(右)

Yurie氏のバン

鈴木氏の作業デモも行われた

鈴木氏が使う工具はバッテリー式が主流だが、一部コード式のものがあるので、バッテリーを使って作業することもあるという。「持ち運びが楽で2個つなげると十分の容量になるので、ポータブル電源をぜひ導入したいですね」と鈴木氏。DELTA 2 Maxに対する期待も高そうだ。

当日振る舞われたキューバサンド
テクニカルライター 今藤 弘一

■EcoFlow公式オンラインストア

■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook

カルチャーに関連した記事を読む
・新しいWeb3の冒険が始まる!日本最大級クリプトカンファレンス「IVS Crypto 2023 KYOTO」 主要コンテンツ発表
・AIvsプロライター!ChatGPTとプロライターの本気の文章がぶつかるイベントを開催へ
・たった1回、5分の採血だけで全身のがんのリスクを発見できる!セルクラウド、「マイクロCTC検査」サービスの魅力
・DXに取り組んでいる中堅中小企業は19.1%!業務デジタル化の”カギ”は人材・知識不足をサポートする「アナログな相談相手」
・INFORICHとティーガイア、シンガポールにおける「ChargeSPOT」フランチャイズ展開に合意

共有する

関連記事

【アキバ物欲】″弘法は筆を選ぶ?″できるユーザーこそ、キーボードとマウスにこだわる

パソコンの一番身近な周辺機器といえば、キーボードとマウス。日常的に使うデバイスということもあり、こだわりを持っている人も多い。キーボードやマウスを購入する人は、製品のどこを見て購入を決めているのだろうか。また、キーボー…

【アキバ物欲】時代はワンセグもパソコン動画も見られるポータブルDVDプレーヤーへ

海外では、バカンス休暇で一ヶ月近い休みをとれる国も多いが、日本で長期の休暇といえば、年末年始とゴールデンウィークだ。ゴールデンウィークの休みを利用して旅行を計画している人も多いだろう。旅行での移動時に楽しめるアイテムが…

【世界のモバイル】売れる海外ケータイの秘密!ユーザーニーズに対応できない日本

携帯電話の全世界マーケットにおける日本メーカーのシェアは「その他」に入れられてしまうほど低く、海外の調査会社によるマーケットシェアの結果に、単独メーカーの数字が出てくることもここ数年は無くなってしまった。SonyEricssonが…

【カオス通信】「業務用カラオケ・勝手にアニソン満喫度調査」

カラオケ機種3種のアニソン比較をしてみました。評価ポイントは「映像」「音質」の2つ。流れる映像に本編アニメのものが使われている場合は、基本的に星1つプラス相当の評価を加えてます。音質は原曲をどれだけ再現しているかを基準…

【気になるトレンド用語】携帯会社が争う″モバイルWiMAX″って何?

近頃、"WiMAX"という言葉がインターネットニュースなどで多く見るようになりました。どうやら無線LANと関係がありそうなのですが、携帯メーカーも乗り出しているモ"バイルWiMAX"というのもあるようです。■WiMAX(ワイマックス)ってなに…