Qualcomm、スマホなど向け新SoC「Snapdragon 6 Gen 1」と「Snapdragon 4 Gen 1」を発表！2022年9月より順次搭載製品が発売

QualcommからSnapdragon 6 Gen 1とSnapdragon 4 Gen 1が登場！

Snapdragon 6 Gen 1を搭載した製品は2023年第1四半期（Q1：1〜3月）、Snapdragon 4 Gen 1を搭載した製品は2022年第3四半期（Q3：7〜9月）以降に順次発売されるということで、恐らく日本でもこれらを搭載した製品がSnapdragon 6 Gen 1は来年以降（特に2023年夏モデル）、Snapdragon 4 Gen 1は今年後半から来年にかけて多数発売されそうです。

なお、プレスリリースではSnapdragon 6 Gen 1を採用する予定のMotorola Mobility、Snapdragon 4 Gen 1を採用する予定のiQOOがそれぞれコメントを寄せており、Snapdragon 4 Gen 1搭載スマホ「iQOO Z6 Lite」を発売することを明らかにしています。

また第7世代のQualcomm AIエンジンを搭載して前世代と比較して最大3倍のAI処理性能を実現しており、AI処理によるアクティビティー追跡などのAIアシスタント機能をサポートしているほか、CPU性能は最大30％、GPU性能は最大35％で全体として最大40％も性能が向上しているため、強力なゲーム機能を備え、非常に滑らかな60fps以上のHDR表示のゲームを実行してリアルタイムの応答性と高画質なエンターテインメントを提供します。

さらにモデム「Snapdragon X62 5G Modem-RF System」を統合しており、3GPP Release 16 5G をサポートし、5Gでは下り最大2.9Gbpsに対応することで高速通信を可能にし、通信チップ「Qualcomm FastConnect 6700」によって2x2 MIMOに対応したWi-Fi 6Eを含むIEEE802.11a／b／g／n／ac／ax準拠（2.4および5.x、6GHz）の無線LANも利用可能となっています。

一方、Snapdragon 4 Gen 1はエントリー向けSoCで、4シリーズでは初の 6nm製造プロセスを採用し、優れたパフォーマンスと数日間の電池持ちに対応できる省電力性を備えており、前世代と比較してCPUは最大15％、GPUは最大10％強化されているため、スムーズにマルチタスクを実行したり、没入型のエンターテイメントを楽しむことが可能となります。

またSnapdragon 4 Gen 1もトリプルISPを内蔵しており、さらにマルチフレームノイズリダクション機能にも対応しているため、プレミアムカメラテクノロジーを利用した鮮明で詳細な写真を撮影でき、最大1億800万画素の写真撮影が可能となっています。

また Qualcomm AIエンジンによってオンデバイス体験をよりシームレスかつ直感的にし、常時オンのAIアシスタント機能ですぐにサポートを受けたり、エコーやバックグラウンドノイズの抑制によって明瞭にコミュニケーションを取ることができます。

モデムは「Snapdragon X51 5G Modem-RF System」を統合しており、5Gでは下り最大2.5Gbpsを実現し、通信チップ「FastConnect 6200」を利用して2x2 MIMOに対応したWi-Fi 5やBluetoothをサポートしています。