終活をトータルでサポート 三井住友信託銀行の資金管理や死後事務を請け負う新商




三井住友信託銀行は12月17日から、単身者や身寄りのない方などのおひとりさまを対象とした「おひとりさま信託」の受付を開始しました。日本橋営業部、新宿支店、新宿西口支店から順次受付を開始し、2020年4月までに取扱店を拡大していく方針で、同年10月には全店での展開を目指すといいます。



国内では、2020年の日本の総世帯数5410万世帯のうち、単身世帯は全体の3分の1にあたる1934万世帯に上ると見込んでおり、2040年には2.5世帯に1世帯がおひとりさま世帯になると想定しています。



そこで実現したのが三井住友信託銀行の、「おひとりさま信託」のサービス。

最低預入額は300万円からで、新規設定時に3万3000円(税込)がかかります。また終了時の信託報酬は11万円(税込)、契約期間は年数×6600円(税込)のほか、死後事務全般を行う一般社団法人安心サポートへの報酬は33万円(税込)。

一般的に死後事務に係る費用は、通夜や告別式、火葬や埋葬の手配の他、遺品整理の手配などの精算を含め、約150万円程かかりますが、ひとりで死期を迎える単身世帯が、一番不安に感じているのは、公共料金の解約や役所への届け出や遺品整理などの死後事務だといいます。そういった顧客が希望する死後事務の点数に応じて、預入金額が使用されていく予定です。

人生100年応援部・谷口佳充部長は「今回のサービスは、昨年(三井住友信託銀行)社内で募集をかけたアイデアから生まれました。支店に所属をするスタッフが日頃お客様と接する上でニーズを感じ発案しました。エンディングノートは上昇トレンドでもあるので、他社でも様々なエンディングノートが商品化されていますが、お客様の希望をデータ化できるのは国内初の取り組みとなります。今後は、2020年3月末までに約100件のご契約を目標とし、同年10月には105拠点ある全店での契約を目指していきます」と話していました。



ライフスタイルが多様化する人生100年時代に向けて、おひとりさまの希望を実現するエンディングノートを賢く活用することで、これからの人生をイキイキと自分らしく過ごすことができそうです。

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