LINEのトークでさまざまな通知を得られるように!chatbotがiFTTTやGitHub、Mackerelと連携――新たなMessaging APIを公開し、正式提供を開始
LINEがiFTTTやGitHubなどと連携可能に! |
LINE Corp.は29日、技術者向けカンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2016」をヒカリエホールにて開催し、スマートフォン(スマホ)など向けコミュニケーションサービス「LINE(ライン)」( http://line.me )のトークにおいてAPIによって外部サービスと連携できる「LINE Notify」の提供を開始したと発表しています。
LINEにおけるchatbotを利用し、まずは「iFTTT」および「GitHub」、「Mackerel」の3つのサービスと連携可能となっています。特にiFTTTはさまざまなサービスと連携しており、例えば、特定のサイトのフィード(RSS)から新着記事や天気などをLINEのトークで通知したりできるようになります。
LINEとiFTTTを連携するには、iFTTTにてチャンネルで「LINE」を接続させ、連携したい内容を「レシピ」で作ります。連携の流れは以下の通り。
なお、同社では、LINEを入り口として、オンライン・オフライン問わず、24時間365日いつでもどこでも、自分が必要とする人や情報・サービス、企業・ブランドとシームレスに繋がり、全てが完結する「スマートポータル」の実現をめざしています。
その一環として、LINEのメッセンジャーとしての特性を活かし、ユーザーと企業・サービス間におけるリアルタイムで親密なコミュニケーションを生む多様なchatbotの開発・普及に取り組んでいますが、2016年4月7日より誰でもchatbotを開発できる「LINE BOT API Trial Account」の無償提供を全世界で開始しました。
現時点で約2万件のchatbotが作成されるなど、外部開発者がLINEのchatbotを自由に開発できる環境を試験的に提供してきましたが、外部開発者によるchatbotの開発および普及を本格的に促進するため、LINE DEVELOPER DAY 2016にてchatbotについて新たな取り組みを発表しました。
内容はchatbotの本格提供開始と新たなMessaging APIの公開、グループ(複数人)トークへの対応、豊富なサンプルコードや公式SDKの公開となっています。
Messaging APIを利用する際の料金体系は、LINE ビジネスコネクト導入企業およびパートナーに限定して提供していましたが、LINE公式アカウントおよびLINE@アカウントにも対応し、LINE公式アカウントでは、メッセージの通数に応じた従量課金で、LINE@アカウントでは、プランごとに設定されたオプション契約によって、誰でもAPIを利用したメッセージを導入することが可能になります。
なお、Messaging APIの公開に伴い、アカウントからユーザーに送るメッセージとして、能動的にchatbotから配信する“プッシュメッセージ”と、ユーザーが送ったメッセージや情報に対して即時に返信する“リプライメッセージ”の2種類に区分して利用可能になりました。“リプライメッセージ”についてはアカウント種別やプラン・メッセージの通数問わず、全て無料で利用できるようになります。
記事執筆:memn0ck
アプリ名:LINE(ライン) - 無料通話・メールアプリ
価格:無料
カテゴリ: 通信