USB-IF、新型コネクター「USB Type-C」の仕様策定が完了!いよいよ表裏がなく、どちらの向きでも差し込めるUSB端子が標準に



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USBの規格を策定するUSB-IFは12日(現地時間)、USBの新型コネクター「USB Type-C」の仕様策定が完了したと発表しています。

USB Type-CはUSBの次世代規格「USB 3.1」とともに新たに策定された新コネクターです。今年4月に一部の仕様と試作品が公開されていましたが、今回ようやく策定が完了し、最終的な仕様が発表されました。

大きな特長としてはコネクターがリバーシブルになり、表裏の区別がなくなるため、どちらの向きでも差し込むことができるようになります。

先端部のサイズは8.4×2.6mm以下と、現在のmicroUSBコネクターに近いサイズまで小型化され、ケーブル両端が同じコネクターになるので、例えばどちらをパソコンに挿してどちらをスマートフォンに挿せばよいか、ということを気にする必要がなくなります。

また、「USB 3.0 SuperSpeed」にも対応し、最大データ転送速度は10Gbpsになるほか、「USB power Deliver」に対応することで最大100W(5A/20V)の電力供給に対応します。さらに、耐久性や干渉耐性も向上します。

◯特徴
・最大データ転送速度10Gbpsの「USB3.1 SuperSpeed」に対応
・USB Power Deliveryに対応し最大100W(20V、5A)の電力供給に対応
・先端部の寸法は8.4mm×2.6mm以下に(現在のmicroUSBは6.85mm×1.8mm)
・プラグがリバーシブルに(表裏の区別がない)
・10000回の抜き差しに耐えられる設計(現在のmicroUSBは5000回)
・ケーブルは3A、コネクターは5Aの電流に対応
RFI(無線周波干渉)とEMI(電磁妨害)に対する耐性が向上

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