NTTドコモ、VoLTE対応Xiスマホ「AQUOS ZETA SH-04F」を発表!ドコモ初の狭額縁EDGESTボディーに電池持ちの良いIGZOフルHD液晶搭載



NTTドコモが「AQUOS ZETA SH-04F」を発表!

NTTドコモは14日、今夏に発売・提供する新モデルや新サービスを披露する「2014年夏モデル 新商品・新サービス発表会」を開催し、約5.4インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶や2.3GHzクアッドコアCPU、2GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)採用スマートフォン「AQUOS ZETA SH-04F」(シャープ製)を発表しています。2014年5月23日(金)に発売予定です。

AQUOS ZETA SH-04F(以下、SH-04F)は、NTTドコモ向けシャープのハイスペックスマートフォン「AQUOS PHONE ZETAシリーズ」の最新機種。昨冬ドコモのおすすめスマホとして販売された「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」(以下SH-01F)の後継機種です。本機種からブランド名が「AQUOS PHONE」から「AQUOS」になり、「AQUOS ZETA」となっています。

シャープでは同じ2014年夏モデルとしてはすでにソフトバンクモバイル向け「AQUOS Xx 304SH」(以下、304SH)を5月下旬に、au by KDDI向け「AQUOS SERIE SHL25」(以下、SHL25)を6月下旬に発売することが発表されています。

304SHやSHL25が5.2インチなのに対し、SH-04Fは5.4インチとさらに大きいディスプレイを採用。SH-04Fはアンテナ内蔵型のワンセグやフルセグ、NOTTV、おサイフケータイ(Felica)にも対応しています。

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AQUOS ZETA SH-04Fは、電池持ちの良さを売りとするNTTドコモ向けのシャープ製ハイスペックスマートフォン「ZETAシリーズ」の5作目です。NTTドコモでは「あふれ出る臨場感と余裕のスタミナ。IGZO搭載全身スクリーンAQUOS。」と銘打ち、ZETAシリーズとしては初めて三辺狭額縁設計ボディー「EDGEST」を採用し、正面から見て約81%が画面という新スタイルのデザインとなっています。また、手にフィットし、滑りにくいヘキサフォルムと側面のキーの配置で持ちやすさと使いやすさを実現しています。

一方、ボディーカラーはこれまでのZETAシリーズでは白、青系統、赤系統というバリエーションが多かったのですが、SH-04Fのカラーバリエーションは夏っぽいオレンジをメインカラーとし、ブラック、ホワイトの3色が用意されています。サイズは、大きさが約140×74×9.3mm、質量が約154g。

国内においてニーズの高いおサイフケータイ(FelicaおよびNFC)、ワンセグ、フルセグ(地上デジタル放送)、NOTTV、赤外線機能といったすべてに対応しています。他メーカーではあまり見られなくなったワンセグ・フルセグ・NOTTV視聴用の伸縮式内蔵アンテナも搭載されているため、別途、イヤホンなどの外部アンテナを装着しなくてもそのまま視聴できます。

防水仕様で、防水がIPX5およびIPX7準拠ですが、304SHやSHL25同様、防塵は非対応となりました。なお、非接触充電機能「おくだけ充電」にも非対応ですが、ACアダプタ05で採用されている急速充電2には対応しています。

5.4インチディスプレイのIGZO液晶はPure LEDと高透過率カラーフィルターの搭載による色彩と省エネ双方が進化。省電力効果を高めながらも従来機種より、赤がより美しく、そして、精彩感をアップさせた美しい液晶です。省電カディスプレイIGZOに加え、大容量3300mAhバッテリー搭載で抜群の電池持ちを実現しています。なお、バッテリーは取り外しできません。

有効画素数1310万画素のカメラ機能では「フレーミングアドバイザー」を新搭載。料理がおいしく見える構図を自働で検出し、画面上でアドバイスします。逆光で動きのある被写体も連写可能なリアルタイムHDRによりしっかり綺麗に残せます。シャープ製スマートフォンではおなじみのF値1.9の明るいレンズを搭載し、暗い場所でも人物も背景も明るく撮れるように進化した「Night Catch II」を搭載。触れてしまいがちなガラス製のカメラレンズカバーは、汚れや傷が付きづらく、くもりの無い写真が残せます。

使い勝手としてはSH-01Fから搭載された、持つ、置くといった単純な操作で賢く使える「グリップマジック」も進化。着信中はプライバシーに配慮して持つまでは名前を表示しないなど4つの新機能を新たに搭載しました。

片手操作で指が届きにくいとき、ワンクリックで画面全体を縮小表示する新機能や、アプリの利用履歴やお気に入りにすぐアクセスできる「クイックランチャー」を搭載し、使い勝手も向上しています。高音質の大型レシーバー搭載で、聞き取りやすい通話が可能です。

チップセットぬQualcomm製「MSM8974AB(Snapdragon 801)」2.3GHz駆動クアッドコアCPUとなり、通信機能はLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4にも対応し、1.7GHz帯における20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。そして今夏スタートのVoLTEは発売後機能バージョンアップで対応となります。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能です。

他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCPに対応していますが、DTCP+には非対応です。

内蔵メモリー(RAM)は2GB。内蔵ストレージは32GB。外部ストレージは最大128GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。

NTTドコモでは、AQUOS ZETA SH-04Fをバッテリーが長持ちするスマホが欲しい層、スマホを使い始めたばかりだけど、最新機能は全部欲しい欲張り層に訴求するスマホとして20〜40代男性がターゲットだとしています。

ついにドコモでも三辺狭額縁のシャープ製スマホが登場。SH-04Fは細かい気配りの多い初心者にも優しいスマートフォンとして人気となりそうです。

◯主な仕様
機種名AQUOS ZETA SH-04F
寸法
(高さ×幅×厚さ:mm)
約140×74×9.3
質量(g)約154
LTE連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約770
3G連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約900
GSM連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約750
連続通話時間
(LTE/3G/GSM)(分)
未定/約1380/約1070
実使用時間(時間)※1約101.7
メインディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数)
約5.4インチ
1080×1920
フルHD
TFT液晶(IGZO)
1677万色
バッテリ−容量3300mAh
ROM/RAM32GB/2GB
外部メモリ
(最大対応容量)
microSD(2GB)
microSDHC(32GB)
microSDXC(128GB)
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型 CMOS
約1310万画素/約1280万画素
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型 CMOS
約210万画素/約210万画素
CPU
(チップ名/クロック)
MSM8974AB
(2.3GHz クアッドコア)
OSAndroid 4.4
「Xi」(クロッシィ)
(LTE)
150Mbps/50Mbps
VoLTE※2
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz)
(○/○/○/○)
FOMAハイスピ−ド
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi−Fi(無線LAN)
(11a/b/g/n/ac)
(Wi−Fiテザリング同時接続台数)

(○/○/○/○/○)
(10台)
GPS/オートGPS(◎は海外対応)◎/○
赤外線通信
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎/◎
防水/防塵○/-
(IPX5、7)
おくだけ充電-
Orange
Black
White
製造メーカーシャープ
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 発売後機能バージョンアップで対応。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:こば


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