NTTドコモ、VoLTE対応Xiスマホ「Xperia Z2 SO-03F」を発表!4K動画撮影やノイズキャンセリング機能などエンタメ機能を強化



NTTドコモが「Xperia Z2 SO-03F」を発表!

NTTドコモは14日、今夏に発売・提供する新モデルや新サービスを披露する「2014年夏モデル 新商品・新サービス発表会」を開催し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)「トリルミナスディスプレイ for mobile」TFT液晶や2.3GHzクアッドコアCPU、3GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイスペックなAndroid 4.4(開発コード名:Kit Kat)採用スマートフォン「Xperia Z2 SO-03F」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。2014年5月21日(水)に発売されます。

Xperia Z2 SO-03F(以下SO-03F)は昨冬大好評を博した“One Sony”の下に開発されたフラッグシップスマートフォン「Xperia Z1 SO-01F」(以下SO-01F)の後継機種です。今年2月スペインで発表されたグローバルモデル「Xperia Z2」とほぼ同等スペックで、4K動画撮影機能やノイズキャンセリング機能などエンターテイメント機能をさらに強化しています。

また、すでに国内向けでは、KDDIがau向けにXperia Z2をベースにデザインを若干変更した「Xperia ZL2 SOL25」(以下、SOL25)を5月下旬に発売すると発表されています。

SOL25は独自のカラーラインナップ、背面デザインであるのに対し、SO-03Fはグローバルモデルと同じカラーラインナップ、背面デザインとなっており、ペットネームが同じという基本的にグローバルモデルと同じモデルと言えるでしょう。

ただし、もちろん、SO-03Fはワンセグやフルセグ、おサイフケータイ(Felica)などの日本市場に合った機能に対応しているのに加え、NOTTVにも対応しています。

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Xperia Z2 SO-03Fは今年2月に発表されたグローバルモデルのNTTドコモ版です。同社では「感覚を揺さぶるエンターテイメント体験を、フラッグシップモデルで。」と銘打ち、昨冬モデルSO-01Fからエンターテイメント機能をさらに進化させています。

カラーバリエーションはSO-01Fとほぼ同系色の色で揃えられていて、Black(ブラック)およびWhite(ホワイト)、Purple(パープル)の3色が用意されています。

グローバルモデルとの違いは、国内においてニーズの高いおサイフケータイ(FelicaおよびNFC)、ワンセグ、そして、フルセグおよびNOTTVに対応しているところです。一方で、SO-01Fに搭載されていた赤外線通信が非対応となっています。なお、ワンセグ・フルセグ・NOTTVの視聴時には、イヤホン端子に同梱の外付けアンテナを装着する必要があります。

Xperia Zシリーズで好評な防水・防塵も引き続き対応しており、防水がIPX5およびIPX8準拠、防塵がIP5X準拠となっています。なお、非接触充電機能「おくだけ充電」には非対応となっていますが、別売りのマグネット式充電器を導入すればmicroUSB端子の蓋を開けなくても充電できるようになっています。

また、今夏に導入された公式アクセサリー「docomo SELECT」として発売されるACアダプタ05で採用されている急速充電2には対応しています。

SO-01Fで大好評のカメラ機能は動画機能がさらに進化。4K動画をはじめ多彩なエフェクトを搭載した動画撮影機能を搭載し、タイムシフトビデオで一部の動画をスローモーションにすることが出来ます。ARエフェクトも動画に対応しました。アルバムアプリやムービーアプリから動画編集機能を使えば、トリミングやスローモーション効果で撮影した動画を簡単に編集できます。静止画も、背景ぼかし撮影が可能です。

SO-01Fに引き続きブレを抑えて美しく動画を撮影したり、写真を美しく簡単に撮影したり出来る「Gレンズ」、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、イメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載しています。

音楽再生機能はSO-01Fより大幅に強化され、デジタルノイズキャンセリング機能を搭載。周囲の騒音を約98%カットします。ノイズキャンセリング対応のヘッドセット(別売)を使えば、騒音が気になる場所でも、クリアに、リアルに音楽を楽しめます。

フロントステレオスピーカーで大迫力のサウンドを楽しめます。立体的に音楽を再生できる「S-Forceフロントサラウンド」に対応。再生音域も広がり、臨場感あふれる音楽を楽しめます。さらに、ワイヤレスポータブルスピーカーとワンタッチで連携して、スピーカーからも音楽を楽しめます。

連続再生時間約100時間の音楽アプリ「WALKMANアプリケーション」はソニー独自のバーチャルサラウンド技術により、まるでコンサートホールやクラブにいるような感覚が味わえます。

約5.2インチで色域の広がった「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載。ディスプレイと背面には、傷に強く指紋も付きにくい強化ガラスを使用しています。

文字入力機能は「POBox+」へと進化。入力ミスを訂正する予測変換機能や、使いやすいメニュー表示で文字入力をサポートします。ペン先約1.5mmのタッチペン「ES22」(別売)にも対応し、手書き入力も可能です。また、SO-01Fで好評の「STAMINAモード」も健在。バッテリーを節約することができます。

チップセットは、Qualcomm製「MSM8974AB(Snapdragon 800)」で最大2.3GHz駆動のクアッドコアCPUとなり、通信機能はLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応。UE Category 4にも対応し、1.7GHz帯における20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。そして、今夏スタートのVoLTEは発売後機能バージョンアップで対応となります。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能です。

他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCPに加え、DTCP+にも対応しました。

内蔵メモリー(RAM)は3GBに増加。内蔵ストレージは32GB。外部ストレージは最大128GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。

サイズは、大きさが約147×73×8.2mm、質量が約163gと、SO-01Fよりは薄く軽くなっていますが、やはり大きめのスマートフォンです。バッテリー容量は3200mAhと大容量で、取り外しはできません。

NTTドコモでは、Xperia Z2 SO-03Fをアンテナ感度が高めでより便利なライフスタイルを求める層に訴求するスマホとして20〜30代男女がターゲットだとしています。

進化を遂げたSO-03F。昨冬のSO-01F同様、好評を博しそうです。

◯主な仕様
機種名Xperia Z2 SO-03F
寸法
(高さ×幅×厚さ:mm)
約147×73×8.2
質量(g)約163
LTE連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約570
3G連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約650
GSM連続待受時間
(静止時[自動])(時間)
約570
連続通話時間
(LTE/3G/GSM)(分)
未定/約930/約810
実使用時間(時間)※1約79.2
メインディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数)
約5.2インチ
1080×1920
フルHD
TFT液晶(トリルミナスR ディスプレイ for mobile)
1677万色
バッテリ−容量3200mAh
ROM/RAM32GB/3GB
外部メモリ
(最大対応容量)
microSD(2GB)
microSDHC(32GB)
microSDXC(128GB)
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射積層型CMOS
約2070万画素/約2070万画素
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型 CMOS
約220万画素/約210万画素
CPU
(チップ名/クロック)
MSM8974AB
(2.3GHz クアッドコア)
OSAndroid 4.4
「Xi」(クロッシィ)
(LTE)
150Mbps/50Mbps
VoLTE※2
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz)
(○/○/○/○)
FOMAハイスピ−ド
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi−Fi(無線LAN)
(11a/b/g/n/ac)
(Wi−Fiテザリング同時接続台数)

(○/○/○/○/○)
(10台)
GPS/オートGPS(◎は海外対応)◎/○
赤外線通信-
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎/○※3
防水/防塵○/○
(IPX5、8/IP5X)
おくだけ充電-
Black
White
Purple
製造メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 発売後機能バージョンアップで対応。
※3 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※4 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:こば


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