Wi-Fi Alliance、IEEE802.11ac製品の認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED ac」を提供開始!相互接続性の保証へ



Wi-Fi CERTIFIED acが提供開始!

Wi-Fi Allianceは19日(現地時間)、無線LANの世界標準規格「IEEE802.11ac」の技術を利用した製品に対する認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED ac」の提供を開始したと発表しています。

これによって、IEEE802.11acに対応した製品に対して、Wi-Fi CERTIFIED acを取得すれば、各製品の相互接続が確約されることになります。現時点で、まだIEEE802.11acは正式に標準化される前のドラフト版となっていますが、相互接続のための認定プログラムは先行して提供されるという形となりました。

Wi-Fi Allianceは、無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした業界団体で、主に相互接続性試験方法の策定や認定プログラムの提供、製品の認定などを行なっています。

今回、無線LANの新しい規格であるIEEE802.11acに対して新たにWi-Fi Allianceにて認定プログラム「Wi-Fi CERTIFIED ac」が提供開始されたということです。

認定プログラムの試験には、BroadcomやIntel、Qualcomm、Marvell、Mediatek、RealtekのIEEE802.11ac対応チップセットが最初の認定製品として使用されるということです。

これまで、IEEE802.11acは、最終仕様前のドラフト版という形で各製品から発売されています。今後、Wi-Fi Allianceでは、IEEE802.11acが正式に標準規格として承認された後、要望によって追加機能などの認定プログラムの更新を行うほか、それまでに認定した製品との互換性も保証するとしています。

なお、すでにスマートフォンやタブレットでは、今夏モデルから多くの機種でIEEE802.11acドラフト版に対応しています。

記事執筆:S-MAX編集部


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