細いペン先が特徴のスマートフォン対応スタイラスペン「Jot Pro」を試す【レビュー】
タッチペンで新たな体験 |
NTTドコモから発売となっている「GALAXY Note」の特徴の一つである「Sペン」は便利で、このスタイラスの使い勝手を他のスマートフォンでも味わえないものかとさまざまなスタイラスを探したところ、プリンストンテクノロジーから発売されている「Jot Pro」という製品を発見。早速購入してみた。
一般的なゴムチップ製のスタイラスとは違った細身のペン先のJot Pro、果たして使い勝手はどうだろうか?
Jot Proは量販店のスマートフォンアクセサリー売り場で販売されている。購入価格は¥2,770、スタイラスにしてはやや高額の部類となる。
ゴムチップ製のスタイラスは、反応は良いもののディスプレイとの接点が分かりづらく細かい作業に向かない。もちろん慣れれば指先の感覚で分かってくるのだが、いかんせんペン先が見えない点が使いづらい。
Jot Proは、ペン先の透明な円盤の中心に接点が埋め込まれていてここでタッチパネルが反応する仕組みとなっている。ゴムチップ製のスタイラスと比較すると、ペン先が細くなっているためタッチパネルの位置の把握がしやすい。これによって一般的なペンのような使い勝手を得ることができる。
先端の円盤はボールジョイントによってある程度角度が自由につけられる
実際の使い勝手は、ペン先が細いため概ね想像通りの使いやすさを感じることができた。ただし、素早い線や細かい点などを打とうとすると全く反応しないことが多々あった。ひらがなの濁点部分などは、点を伸ばしたつもり指先を動かしても画面をタップしただけの「ドット」となってしまう。
書いている線が見えるが、中心軸の視認性はそれほど高くはない。
画面をタップしてほんの少し待ってから指先を動かすと上手くいくのだが、ペンのような外観だが紙のようにはいかない。やや慣れが必要だ。
そのほか気になった点は、手帳のように持てるスマートフォンであれば気にならないのだが、タブレット端末の場合スタイラスを握った手を画面につけないように浮かせてかく必要がある。手袋や当て布などをすれば解決ができるが、やや手軽さに欠ける。
画面が大きいタブレットの場合は、手を浮かすようにして書く必要ある。
Jot Proはタッチパネルの反応のチューニング不足を感じるが、これによって新たな手書きというエクスペリエンスを手に入れることができるの確かだ。スマートフォンやタブレットのユーザーインターフェイスの新たな可能性となるスタイラス、今後更に進化していくのだろうか?!
記事執筆:mi2_303
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