木佐アナが夫にトーク指導「スピルバーグは“素敵な”お爺さん」
本作を初めて小学校4年生の息子と親子3人で鑑賞したという二人。その様子を、木佐は「息子もちょうど10歳ぐらいなんですけど、今までいわゆる子供っぽい映画ばかり観てたので、最初は『分かるかな？』と思ったら、ちゃんとストーリーにも付いていけてて、良い思い出の映画になりました。」と述べ、石井は「最初はロボットとかの戦いがメインなのかな？と思ったんですけど、息子も親子愛みたいなものをすごく感じたらしくて。ロボットの対戦よりも、そこにすごく惹かれていました。」と語り、お互いに息子の反応が気になる様子だった。
最初は反発し合っていた父と子が絆を取り戻していく本作にちなみ、親子喧嘩について聞かれると、石井は「僕は家を空けることが多いんですけど、妻はいつも喧嘩というか、大声の怒鳴り合いをしてて。たまに僕がいる時は、夏とかドアを開けてるので、人に聞かれたら嫌だなと思って、僕は家の窓を閉める係ですね。」と暴露。対する木佐は「このDNAが子供に行ってるので、子供もすごくのんびりした子で、朝とか着替えて、ご飯食べて行って欲しいんですけど、結構マイペースでのんびりしてるので。最初は小さい声なんですけど、どうしてもガァーッ！て大きくなっちゃうと、主人がソッと家中の窓を閉めてます。」と、息子のマイペースさは父親譲りであることを述べた。また、映画の中で父子を見守る女性ベイリーに重ねて、野球選手の妻である木佐に秘訣を聞くと「選手の妻って色んなタイプがいると思うんですけど、うちの場合は、私はもう本当に普通にして。家の心地良さを、いい空間に。『ただいま』って帰って来て、いつも同じような空気感、温かい空気が流れているような雰囲気が出来れば、後はもう。そんな特別に何かするとかは無いです。でも、信頼は大事ですね。逆に、私達はそれさえあれば、後はもう子供も含めてそれぞれ、自分たちの世界で毎日頑張って、楽しいことをして、輝いていていいかなと思うので。繋がっているというのは大事ですね。」と自然体ながらも、信頼や繋がりの大切さを語った。
スピルバーグが構想に11年を費やした本作だが、石井は「僕がロサンゼルスに住んでいた時に、イタリアンレストランに行くと、よくスピルバーグさんがいらっしゃるんですよ。言い方が悪いんですけど、あのお爺さんがこんな素敵なものを創り上げるのかと思うと、すごくリスペクトというか。そんなにオーラが無いのに、すごい映画を創られるので、スゴイ方だなと思います。」と巨匠にもマイペース発言。「（お爺さん、ではなく）“素敵な”お爺さんね。」と木佐から指摘を受けた石井だが、自身のトークと聞かれると「ゆっくり話すとコマーシャルに行っちゃうから、生放送の時はなるべくハキハキ話しなさいって。」と、妻から指導を受けていたことを明かした。父と母、親として「子供にとってどんな存在でありたいか？」と聞かれると、木佐は「男の子ですし、うちは一人なので、これからの時代、逞しく、もうどんどん外に行って欲しいので。ただ『何かあったら、親の所に相談に来なさい』って言えるような存在でいたいと思っています。」とコメント。石井は「メジャーリーグに挑戦して、夢を叶えた所は、息子は1歳、2歳で見せられてなくて。日本に帰って来てからは、日々挑戦している姿しか見せられていないので。『こういうことを努力したら、夢が叶うんだよ』っていうことを、これからの人生で僕が見本を見せられたらなと思います。夢を現実にさせて、それを息子に伝えられたらなと思ってます。」と述べた。
最後に本作の見所に付いて、石井は「すごく絆が深まる、温かいストーリーが僕はすごく好きだったので。お子さんがいらっしゃる方は、この映画を一緒に観た後は、親も子も素直な気持ちでいられると思います。すごく楽しかったです。」と紹介。木佐は「今年は色んなことがあったので、皆さんきっと価値観が色々と変わった年だと思うんですけど、今年ほど、人と繋がっていたり、平凡なことに感謝したりした年は今まで無かったと思うんですね。そういった意味では、ワクワクドキドキ、楽しい映画なんですけど、すごく繋がりとか絆とかを考えさせられる映画で、是非皆さんも大切な人と観て頂ければと思います。」と述べ、ステージを後にした。映画『リアル・スティール』は、12月9日（金）より全国ロードショー。MOVIE ENTERの『リアル・スティール』特集ページでは、iPad2が当たるキャンペーンも実施中なので、お見逃し無く。
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