日本エイサーの激安タブレット「ICONIA TAB A500-10S16」をAndroid 3.1へアップデートしてみた！フォント変更で日本語漢字表示も改善【レビュー】
| acerの「ICONIA TAB A500」をアップデートしよう！ |
7/1(金)に日本エイサーから発売された「ICONIA TAB(アイコニア･タブ) A500-10S16」(以下、ICONIA TAB)は、OS(基本ソフト)にAndroid 3.0(Honeycomb)を搭載したタブレットPCだ。Android 3.1へのアップデートが一旦延期されたが、8/9(火)から正式にOTA配信が開始されているので、アップデートの操作方法および主な変更点を紹介する。
■アップデート手順
ICONIA TABのアップデートはネットワーク経由で実施する。PCに接続してのアップデートではないので、ネット環境があればアップデートが可能だ。
あらかじめ「アプリ」→「設定」→「System update」のAcer System Updateのボックスをチェック（自動更新）しておくことで、本体起動時などに、System Updateのメッセージが自動的にポップアップ表示されるが、ポップアップを消してしまったり、更新通知をOFFにしている場合は、以下の手順でアップデートを実施できる。
「アプリ」→「設定」→「System update」→「Check Now」と進む
「Download now」→「OK」をタップする
アップデートファイルがダウンロードされる
ダウンロード完了後に表示される画面で「Install now」をタップする
インストール中の画面
自動で再起動を行い、正常に完了すると「更新が完了しました」と表示されるので「OK」をタップする
APK Installerの表示も「OK」をタップ
ネットワーク環境によるファイルのダウンロード速度にもよるが、今回のアップデートにかかった時間は15分程度だった。アップデートを実施する際の注意事項を以下にまとめる。
・アップデート後はAndroid 3.0へのダウングレードができない
・本体に約500MB以上の空き容量が必要
・電源の確保(ACアダプタ接続推奨)
・アップデート中の電源ON/OFFは行わない
アップデート前にインストールしたアプリやその他保存データなどは原則削除されないが、大切なデータは念のためバックアップを取るようにしよう。また、ACアダプタを接続した状態でアップデートを行うようにエイサーは推奨しているが、ACアダプタを接続していない状態でのアップデートも仕様としては可能だ。充分なバッテリー残量があれば特に問題ないが、途中で電源が切れてしまう恐れがある場合は、ACアダプタを接続してのアップデートを行う方が安全だろう。
Acer登録
ユーザー登録画面
アップデート完了後に、Acerのユーザー登録画面が表示されるが、ユーザー登録は任意となっており、登録をしなくてもこれまで通り利用することは可能だ。
バージョンを確認
「アプリ」→「設定」→「タブレット情報」のAndroidバージョンで3.1にバージョンアップしていることを確認しておこう。
■変更点や新機能
主な変更点や新機能について紹介していく。
【文字フォントの変更】
まずは、これまでICONIA TABで採用されていたAndroid標準の「DroidSansFallback」フォントからモトヤ 「MTLmr3m」（モトヤLマルベリ 3等幅）フォントに変更されている。これにより日本語漢字表示の一部(今、版、誤など)が常用漢字以外の文字で表示されていたが、この点について改善された。
文字入力や予測語句において文字の表示が改善されている
ブラウザ表示おいても「版」などこれまでの表示から改善されている
【アプリ履歴表示数の拡張】
これまで、アプリ履歴の表示は5つまでだったが、アップデート後は14個までの履歴表示が可能になった。
アップデート前はアプリの履歴表示は5個まで。横画面表示では画面内にちょうど収まる数だった
アップデート後は14個までの履歴が表示可能になった
縦画面表示でも収まらないのでスクロールして履歴を確認する
【動画編集アプリ「Movie Studio」の追加】
動画を編集できるアプリとして「Movie Studio」がプリインストールされた。
ドロワー(アプリ一覧)画面。赤丸の部分がMovie Studioのアイコン
Movie Studioを起動した画面
【Webクイックコントロールの追加】
標準ブラウザにおける機能として、「Webクイックコントロール」が追加されている。アップデート後、機能自体は追加されているがデフォルトでOFFになっているので、ONの設定に変更して利用する。
ブラウザ右上の4本線メニューのアイコンをタップし「設定」をタップする
「Labs」の「クイックコントロール」にチェックを入れるとONになる
画面の右側に表示されているのがクイックコントロール
画面左側にも表示させることができ、各種操作が可能
クイックコントロールをONにすると、ブラウザ上部のURLバーなどの表示がなくなり、より広い画面でWebページが表示される。横画面縦画面表示を問わず、画面の左右どちらかをタップすることでクイックコントロールが表示される。クイックコントロールでできることは、戻る、進む、リロード(再読込み)、タブ切り替え、ブックマーク、設定などで、指をスライドさせながら各種操作を行う。
【USB マウスに対応】
USBポートにマウスを接続してマウス操作ができるようになった。
マウスを接続するとポインターが表示されマウスでの操作が可能になる
その他、バージョンアップに伴ない以下の点が改善、追加されている。
・最適化によるパフォーマンスの向上
・MTP (Media Transfer Protocol)/PTP(Picture Transfer Protocol) サポート
・Exchange Active Sync サポート
・WMV/WMA/Xvid コーデックサポート
・HDMI 1080p 外部出力対応
・Flash 10.3 プリインストール
既にICONIA TABを利用しているユーザーはもちろん、今後ICONIA TABを購入した場合においても、3.1へのアップデートを行って更に使いやすくしてみよう。
記事執筆：2106bpm
■関連リンク
・エスマックス（S-MAX）
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・ICONIA TAB A500-10S16 Android™ 3.1アップデートOTA配信開始のお知らせ(日本エイサー)
・ICONIA TAB A500-10S16 新しいフォント対応に関するお知らせ(日本エイサー)
・ICONIA TAB A Series(Acer)
・Acer
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