「転職できる力」養成講座 その3 : 『人生がときめく片づけの魔法』
(情報提供元:キャリアデザインセンター)
片づけと転職成功の意外な関係
本日は、「一度片づければ二度と散らからない」 片づけ法が注目されている一冊、『人生がときめく片づけの魔法』 をご紹介します。
著者は中学生の頃から片づけの研究を続け、
最近では 「王様のブランチ」 などメディアにも多数出演する、
今話題の片づけコンサルタント。
片づけが転職とどう関係あるの、と思われるかもしれませんが、
じつはここで紹介されている片づけのルールには、
キャリアの成功のカギが隠されていたのです。
実際、著者のクライアントは片づけ後に転職したり、
今までの仕事により真剣に取り組むようになったり、
何かしら仕事について意識が変わる人がほとんどなのだそう。
中には、片づけ後の本棚のラインナップを見て自分の興味がはっきりし、
大手IT企業から独立してベビーシッターの会社を立ち上げた人までいたり。
「片づけしたら自分のやりたいことが見つかりました」
という声が後をたたないそうです。
著者いわく 「持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語るもの」。
今自分が持っているモノに一つ一つ向き合う片づけは、
本当に好きなモノを見つける自分の棚卸になるというのです。
自分と向き合う片づけの極意
本書には、自分と向き合いながら家の片づけができる具体的なノウハウが詰まっていますが、片づけというと、まっさきに 「捨てる」「収納する」 を考えてしまいがち。
しかし 「片づける前に理想の暮らしを考える」 ことが大事だというのが著者の主張。
そもそもなぜ片づけしたいと思ったのか。
片づけをすることで何を手に入れたいと思っているのか。
モノを捨て始める前に、片づけの目的を一度じっくり考えてみるべきだと言います。
そして、モノを選ぶ基準は 「ときめき」 というのが本書の最大の特徴。
触った時に心がときめいたモノだけ残す、というのです。
なかなかモノが捨てられない人も多いと思いますが、
本書によると、人がモノを捨てられない理由は2つだけ。
それは「過去に対する執着」か「未来に対する不安」か。
持っていても幸せを感じないのに、 「思い出の品だから」「いつか使うかもしれない」
という理由でなかなか手放すことができないのです。
会社選びでいえば、心がときめいていないのに 「有名だから」 などの条件だけで
会社を選んでしまっている状態といえるでしょう。
その他にも本書には、
モノを捨てる時の心構えについて実践的なアドバイスが満載です。
例えば、モノを捨てるときは、そのモノが果たしてくれた役割を考え抜いて、
「お役目を果たしてくれてありがとう」 とお礼を言って手放すというのもその一つ。
こうして家の中にある一つ一つのモノを丁寧に見つめ直し“ときめくモノ”を選んでくことで、
自分にとって本当に居心地がよい空間がキープできるようになるのです。
これらを転職に置き換えて考えると、
幸せなキャリアを築くために大切にしたいことが見えてきます。
まずは転職して何を実現したいかをじっくりと考える。
これまでのキャリアを棚卸し、自分がときめく会社を選ぶ。
そしてお世話になった会社を離れるときは、そこで学んだことを考え抜いて感謝する。
本書の片づけ法で、すっきり空間を手に入れるのと同時に、心ときめく転職を実現させてください。
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