SNSがサイバー犯罪者の格好に標的に!マルウェア、フィッシング、スパムが増加
ソフォスが公開した2011年度版のセキュリティ脅威レポート」でも、SNSを標的にしたサイバー犯罪の増加が明らかになった。
Facebookは、5億人以上ものユーザーが利用する世界最大のSNSであるだけでなく、Web全体でも最も人気のあるコンテンツのひとつだ。だからこそ、サイバー犯罪者の格好の標的になっているのだ。調査の結果からも、2010年を通してマルウェア、フィッシング、スパムのいずれについても増加し、攻撃数が増加してきたとしている。
Facebook、Twitter、MySpace、LinkedInは、のそれぞれのネットワークで状況は多少異なるが、調査ではおよそ半数の回答者が職場からソーシャルネットワークへアクセスすることに何の制限も受けていないことが分かっている。その一方で、59%の回答者が、従業員がSNSにアクセスすることで、企業のネットワークがセキュリティリスクに晒される可能性があることを危惧し、57%は同僚がSNSで情報を過剰に公開・共有していることを心配しているとした。特に今回の調査では、回答者の82%が最大のセキュリティリスクはFacebookであると回答している。
ソフォスによると、2010年におけるソーシャンネットワーキング関連の単体のセキュリティ事件で最大のものは、Twitter のマイクロブログネットワークで発生した攻撃だったとのこと。 Twitterワーム「onMouseOver」が、2010年9月にTwitter サイトを攻撃し、急激な勢いで拡散した。これにより、クロスサイトスクリプト (XSS) 攻撃で、SNS上の脆弱性が悪用された場合、莫大な数のユーザーに対して急速に影響を与えることが実証されたのだ。
依然として、多くのユーザーがWeb サイトにアクセスしただけで自分のコンピュータが感染して悪用されてしまう可能性があることに気づいてないと、ソフォスは警告している。SNSユーザーの40%がSNS経由でワームなどのマルウェアが送りつけられ、67%がSNSからスパムが送信され、43%がフィッシング攻撃を受け、そのいずれもが増加していることが、今回の調査結果からも明らかになっている。SNSにもセキュリティの脅威が広がっていることを、ユーザーは十分認識する必要が出てきているのだ。
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