リアルをヴァーチャルに!新進デザイナーの伝えるデザイン【右脳をシゲキするエンジニア】


100年に一度とよばれる景気の影響をうけ、一時は売り手市場ともいわれたエンジニアも厳しい時代を迎えている。しかし、このような時代だからこそ技術と才能を伸ばした人には大きなチャンスが巡ってくる。

エンジニアを中心にした派遣サービスを展開するパソナテックでは、エンジニアのスキルアップや情報共有のための無料セミナーや勉強会を開催するほか、多くのエンジニアブロガーを抱える「あすなろブログ」やエンジニアの成長を支援する「てくらぼ」のWebコンテンツも展開している。

そんなパソナテックが今、注力しているのがクリエイティブなエンジニアの右脳をシゲキする感性と仕事をフィーチャーした「Web Designer Inspire Night」だ。
3回目となる今回は、ファッション業界からデザイナーに華麗な転身した株式会社ロクナナのFlashエンジニア 今北舞さんだ。

■才色兼備のWebデザイナー 今北舞さん
今北舞さんは、ロクナナに所属するWeb案件の制作と進行管理を担当する新進Webデザイナーだ。
ファッション関連のPRなど前職での経験を活かし、Flashコンテンツのデザイン、オーサリングに多彩なアイデアを発揮するかたわら、Flash/ActionScriptに関する講義・執筆活動も行っているアクティブなクリエイターだ。
才色兼備のWebデザイナー 今北舞さん


■Web Designer Inspire Night Vol.03 おもてなしの心。伝わるデザインとは
- 最近、右脳シゲキしてる?! アナタのデザイン感性をシゲキする -
今北舞さんが、今回の提案するテーマは『おもてなしの心。伝わるデザイン / リアル×バーチャルの関係』だ。
日々デザインと向き合う今北さんは、ある日バーチャルなWebデザインの限界に気づき、リアル世界の中にある「もてなし」の手法と思考をバーチャルの世界で活かせないかと思い立ったという。
Web Designer Inspire Nightで右脳シゲキを披露する今北舞さん


●そもそも「おもてなし」とは何なのかを考える
今北さんは、「おもてなし」を理解する上で、リアル世界のホテルとファッションショーを紹介した。
ホテル リッツカールトンでのマニュアルにはない宿泊客の身になった感情や印象に残るサービスの評判が口コミで拡大し企業全体の利益に結びついている。またファッションショーでは、新作のを発表するという目的以上の特別な空間を演出・提供することで、来客(顧客)の満足度を向上させることに成功している。

こうした例から、「超越した体感を提供する」→「印象や感覚に残る」→「行動を起こさせる起爆剤となる」→「送り手と受け手が結びつく」といった流れこそが「おもてなし」のポイントとなるという。

おもてなしをWebで考えてみる
では「おもてなし」をWebで表現していくには、どうすればいいのだろう?

今北さんは、Webサイトでの「楽しく・わかりやすく理解するためのサイト設計が大事だと指摘した。
Webページは、サイン(文字、絵、色)でナビゲートされることから、アップルのiPhoneページを例に、ユーザーが「使いやすさの心地よさ」を得られるナビゲーション手法を説明した。

材業を集めてストーリーを作ってみる
実際にユーザーが心地よいと感じるナビゲーションを作成するには材料がいるわけだが、どのように進めているのだろうか。

今北さんは、サイトデザインの取りかかる前に、手書きで設計図を興し、クライアントへのヒアリングを十分にするという。ヒアリングでは、「なんのために作る?」「誰が利用するの?」「どうやってくるの?」など、実際にサイトを見にくるユーザー目線とサイトの目的をしっかり共有しストーリーを作ることが大事だという。

このコーナーでは、作例としてペンタブレット wacomのcintiqのページのリニューアルをあげ、[ホーム→製品ページ→製品を知る→どれを購入するか]いうストーリーを作成し、ナビゲーションに視覚的な履歴効果を加えることで相手の行動を考えて使い心地を追求したページつくりができることを披露した。
wacomのcintiqのページのリニューアルを例に解説する今北舞さん


おもてなし力をつけよう
今北さんは、Webデザインに「おもてなし」を活かすには、日常から感性を磨いて「おもてなし力」をアップすることが大切だと説く。

「おもてなし力」をアップするには、「身近な人を喜ばす」「人にプレゼントする」といった気持ちや行為をして欲しいという。
特にプレゼントは、贈る相手の「状況」や「行動」判断し、自分ならでは「こだわり」をプラスしていくことで、おもてなし力の訓練には最適だという。

人が美しいと感じる要因
今北さんは、人が美しいと感じる要素「デザインエレメント」を知ることが重要だと指摘する。
「見る」ことでは、色、形、構図など。「触る」ことでは、紙の肌触りなど、多様なエレメントがあるが、バーチャルなデザインでは、視覚や聴覚など表現できるエレメントが限られてしまうという。
そうした制限の中で、いかにユーザーの想像力を刺激して質感や・触覚なども表現するかが重要だという。

視覚的なエレメントが主体のデザインの中でも、色は印象を決める要素として重要だ。
明るさは、未来を意識させ、暗さは過去をイメージさせる。鮮やかな色使いは見るものにエネルギーを与える効果があるなど、実際のWebコンテンツを例にターゲットとなる年齢層や伝えたいメッセージ、ブランドイメージなどを表現するために色彩設計がうまく取り入れられている手法を解説した。

また、質感にこだわるサイト作りとしては現実世界の素材の風合いをうまく生かすことで、伝えたい世界観にさらに深みが増すように感じられるといった効果にも触れた。

■今北さんの伝えたいデザイン
今北さんは、リアル世界の「おもてなし」をバーチャルなWebデザインに活かすアプローチ思考を提案することで、サイトに訪れるユーザーへの意識を高めようとしているようだ。
サイトの美しさ、使いやすさから心地よさを体験できるモノつくりをめざして、エレメントを駆使して行動を促す演出(色、空間、形、質感、触感)を紹介してくれた。
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67WS(ロクナナワークショップ)

右脳をシゲキするエンジニア特集
■これまでのWeb Designer Inspire Night
Vol.1 エスカフラーチェLLC 山田あかね
Vol.2 寺井周平

Presented by パソナテック- ITエンジニアとクリエイターのための派遣・転職・求人情報サイト

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