ファインダーで撮るもの全て見える 視野率100%の「D300」【09夏のちょいといいデジ一眼】
確かにレンズ交換や操作も一見、面倒そうだが、最近のデジタル一眼レフは、写真に詳しい人だけのためのカメラではない。高性能デジタル一眼レフであっても、だれでも楽しく高品位な写真を楽しめるようになっているのだ。
プロ感覚で写真が撮れる、そんなデジタル一眼レフカメラが欲しい人は、Nikonの「D300」だ。
「D300」は、視野率約100%、約0.94倍の高倍率ファインダーを搭載したデジタル一眼レフカメラだ。デジタル一眼レフカメラがフィルムカメラと比べた不満点にファインダー視野率をあげる人は意外と多い。
ファインダー視野率とは、ファインダーに映し出される映像と実際にフィルムやCCDに記録される映像の比率をいう。
つまり、視野率が95%だった場合、写真に記録される5%は、実際には見えない状態で撮っていることになるのだ。記録される画面の隅々まで見て写真を撮るためには、ファインダー視野率は100%でなければならないわけだ。
写真を撮ってみたら画面の端に意図しないモノが写っていたなんてことも、視野率100%なら撮影時に目で見てわかるというわけだ。
視野率100%ファインダーと3型液晶モニタ | Nikon D300 6コマ/秒の高速連続撮影 |
もうひとつうれしいのが、ライブビュー。本格的なファインダー撮影ができる「D300」だが、100%視野率のファインダー撮影のままに、広視野角3型VGA液晶モニターでの撮影もできるのだ。ファインダー撮影が苦手という人でも、この高性能な「D300」を楽しく使うことができる。
また、デジタル一眼レフカメラを使う時に気を使うのが本体内に入り込むほこりやゴミだ。しかし「D300」なら、そんな心配も無用だ。光学ローパスフィルターを振動させてゴミを払い落とすイメージセンサークリーニング機能を搭載しているので、電源のON/OFF時に自動的にクリーニングしてくれるのだ。
■主なスペック
・有効画素数:12.3メガピクセル、23.6×15.8mmサイズCMOSセンサー
・ダスト低減機能
・記録画素数:4288×2848 ピクセル(サイズL)
・記録媒体:コンパクトフラッシュカード(Type I/II、UDMA対応)、マイクロドライブ対応
・ファインダー視野率:上下左右とも約100%(対実画面)
・ファインダー倍率:約0.94倍(50mm f/1.4レンズ使用、∞、-1.0m-1のとき)
・アイポイント:19.5mm(-1.0 m-1のとき)
・視度調節範囲:−2〜+1 m-1
・シャッター: 1/8000〜30秒(1/3、1/2、1段ステップ)、Bulb、X250
・連続撮影速度:約1〜6コマ/秒、CH:約6コマ/秒
・ISO感度:ISO 200〜3200(1/3、1/2、1段ステップ)
・使用電池;Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL3e 1個使用
・大きさ(W×H×D): 約147×114×74mm、質量; 約825g(バッテリー本体、メモリ−カード、ボディーキャップ、液晶モニターカバー除く)
■Nikon D300
■09夏のちょいといいデジ一眼をもっとみる
・すべてはきれいな写真のために! EOS 50D
・プロ機の高画質機能を簡単に使おう EOS Kiss X3
・可変液晶のライブビューで動画も楽々一眼「D5000」