Galaxyの日本向け製品が「eSIM転送」に対応!S24シリーズに加えて既存機種もOne UI 6.1へのソフトウェア更新で利用可能。iPhoneやPixelなどに続き



Galaxy S24・S24 Ultra・S23・S23 Ultra・Z Fold5・Z Flip5などで「eSIM転送」が利用可能!

既報通り、サムスン電子ジャパンは18日、同社が展開する「Galaxy」ブランドにおける最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S24」および「Galaxy S24 Ultra」(ともにSamsung Electronics製)にて導入された新機能「Galaxy AI」を含む独自ユーザーインターフェース「OneUI 6.1」を既存の日本国内向け製品に対しても2024年4月18日(木)より順次提供開始するとお知らせしています。

まずは同日より「Galaxy S23」および「Galaxy S23 Ultra」、「Galaxy S23 FE」、「Galaxy Z Fold5」、「Galaxy Z Flip5」、「Galaxy Tab S9」、「Galaxy Tab S9+」、「Galaxy Tab S9 Ultra」の日本向け製品に対してオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)だけでなくNTTドコモやKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」から販売されている製品にもソフトウェア更新が提供開始されています。

これにより、翻訳・要約・検索・画像編集などをAIの力で劇的にラクにできる最先端AI技術であるGalaxy AIに対応するほか、One UI 6.1の新機能が利用できるほか、NTTドコモではこのソフトウェア更新によって「eSIM転送」機能に対応することが案内されています。eSIM転送機能はこれまで「iPhone」や「iPad」の「eSIMクイック転送」のほか、日本国内ではGoogleが展開している「Pixe」ブランドの製品で対応していましたが、Galaxyも新製品のGalaxy S24やGalaxy S24 Ultraに加えて既存製品でも利用できるようになっています。

eSIM転送に対応したGalaxy製品では初期設定画面からeSIMの発行が可能となるほか、物理SIMからeSIMへの移行が「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」から可能となります。なお、NTTドコモが案内しているOne UI 6.1へのソフトウェア更新による変更内容は以下の通り。One UI 6.1における変更内容はサムスン電子ジャパンの公式Webページ『One UI 6.1でアップグレードされた新機能について』も合わせてご参照ください。

<主なアップデート内容>
・Android eSIM転送の機能
 端末の初期設定画面からeSIMの発行が可能となります。また、設定アプリから端末内にて物理SIMからeSIMへの移行が可能となります。
 eSIM転送機能の詳細はAndroid eSIM転送機能についてをご確認ください。

・端末に届くPUSH通知からeSIMを開通できる機能
 新開通方式に対応したAndroid端末では、eSIMの開通の手続き後に該当の端末へeSIM開通のPUSH通知が送信されます。従来方式のようにQRコードを端末で読み込む必要はなく、PUSH通知から簡単に開通操作を行うことができます。
 開通方法の詳細についてはSIM情報設定方法をご確認ください。

・各種機能を追加
 「各種機能」の詳細については、サムスンの公式ホームページをご確認ください。

<改善される事象?
・Wi-Fi切断後にまれにモバイルデータ通信ができない場合があります。
・セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2024年3月になります。)



eSIM転送やeSIMクイック転送は機種変更の際に物理的なSIMカードの抜き挿しを行わずにより簡単に新しい機種へeSIMで回線開通が行える機能で、まずはiPhoneやiPadにて2022年9月に提供開始されたiOS 16の新機能として正式に提供され、その後、AndroidでもPixelにて2024年3月に提供開始された「Feature Drop」にて正式に提供されていました。今回、新たにGalaxy S24やGalaxy S24 Ultraといった新製品に加え、Galaxy S23やGalaxy S23 Ultra、Galaxy Z Fold5、Galaxy Z Flip5などのGalaxyでもeSIM転送が利用可能となっています。

Galaxyでは初期設定のほか、設定の接続におけるSIMマネージャーにて「eSIMを追加」→「他のデバイスからSIMを転送」で利用できます。なお、NTTドコモではeSIM転送の受付は終日行われていますが、通信環境の良い場所で実施するように案内されており、異なるメーカーの製品同士でも対象機種であればeSIM転送機能は利用にできるとしています。ただし、NTTドコモでは「副回線サービス」の副回線を転送する場合はeSIM転送が利用できないとしているのでご注意ください。その他、NTTドコモにおけるeSIM転送については公式Webページをご確認ください。

記事執筆:memn0ck


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・Galaxy eSIM とサポート対象通信事業者 | Samsung Japan 公式 | Samsung(ギャラクシー)ホーム
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