室蘭工業大学、クラウドファンディングを活用して超小型衛星を打ち上げる計画を発表


室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センターは、大阪府立大学小型宇宙機システム研究センターと共同で開発を進めているプロジェクトについて、宇宙に打ち上げるフライト品の設計・製作費用に充てるため、クラウドファンディングサービス「Readyfor」において、2018年12月25日(火)を期日に、150万円を目標とした寄附募集を行う。

宇宙により大きなものを運ぶためには、大きいものを小さくたたんで打上げ、宇宙で大きく広げるという技術が必須となる。室蘭工業大学では、数年前から日本古来の技術である「折り紙工学」を用いて宇宙構造物を小さく折りたたみ、宇宙空間で展開させる研究を進めてきたとのこと。

今回のプロジェクトでは、宇宙での太陽光発電の実現や気象観測の精度の向上等、環境問題の解決や人類の生活の向上につなげるべく、室蘭工業大学で製作する展開構造物を超小型衛星「ひろがり」に搭載して宇宙ステーションへ打ち上げる予定だS。さらに宇宙ステーションから「ひろがり」を宇宙空間に放出して、実証実験を実施する。

■プロジェクト概要
・プロジェクトタイトル:「日本の伝統工学が日本の未来をつくる技術に。宇宙工学の歴
史的一歩へ!」
・URL:https://readyfor.jp/projects/muroran-hirogari
・目標金額:1,500,000円
・募集期間:2018年11月12日(月)10時〜2018年12月25日(火)
※期間内に目標金額に達しなかった場合は支援者に全額返金。
※本プロジェクトは寄附控除の対象。

■日本の伝統工学が日本の未来をつくる技術に。宇宙工学の歴史的一歩へ!

■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook

カルチャーに関連した記事を読む
・AIをゼロから解説!メディアバンクとアララ、AI TOKYO LAB 北出宗治氏による人工知能セミナーを開催へ
・毎日新聞社とサードウェーブ、「全国高校eスポーツ選手権」を開催
・ゴールデンボンバー・歌広場淳による宝塚特番「あのOGにお会いしたい」第2回放送は、龍真咲&音海ゆうまが出演決定
・フジテレビ球体展望室「はちたま」期間限定で、10年ぶりに夜間営業を実施
・40年間ありがとう。富士フイルム、樹木希林さんの写真展を開催

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【世界のモバイル】SIMロック販売の真実 - こんなに違う海外と日本の実情

最近、日本ではSIMロックやインセンティブ販売についての議論を多く見られるようになった。総務省が「モバイルビジネス研究会」でSIMロック制限について検討をはじめるなど、携帯電話の販売方法についてユーザーに選択肢を与えようとい…

【気になるPC】外出先のPCがMyパソコンになる!携帯電話よりも小さいLinuxパソコン「wizpy」プロジェクトリーダーインタビュー

ターボリナックスは、手のひらサイズのLinuxパソコン「wizpy」を2月23日より発売する。wizpyは、OSにLinuxを採用した携帯電話よりも小さなパソコンで、パソコンのUSBポートに「wizpy」を接続して起動すると、そのパソコンを自分専用の…

【気になるPC】君はいくつ知っているか?なつかしの名機に出会える「日本電気レトロ博物館」

今日では、パソコンは日常生活の一部となり、主婦や子供にも使われるほど身近な道具となっている。そんなパソコンも黎明期は、マニアやマイコン少年のあこがれのアイテムであった。そんなパソコン(マイコン)黎明期から活躍した名機に…

【世界のモバイル】″ブランド力″で海外に勝てない日本端末

携帯電話シェア世界第3位。堂々たる大メーカーにまで上り詰めたSamsung。日本でもソフトバンク向けに特徴ある端末を多数リリースしており、存在感あるメーカーになりつつある。先日開催された国際情報通信技術関連見本市「CeBIT 2007」…