Google、スマホなど向け次期プラットフォーム「Android P」の開発者向けプレビュー版第3弾を公開!SDKが最終版になり、APIレベル28のアプリが公開可能。Unicode 11.0の新絵文字追加など



Googleがスマホなど向け次期プラットフォーム「Android P」のDP3をリリース!

Googleは6日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の次期バージョン「Android P」にて開発者向けプレビュー版「Android P Developer Preview」( http://developer.android.com/preview/ )におけるAPIとSDKが最終版となるβ2版の第3弾「Android P Developer Preview 3」(以下、DP3)を公開したとお知らせしています。

同社では今年3月にAndroid P Developer Previewの第1弾となる「Android P Developer Preview 1(初リリースのα版)」を公開し、その後も5月に開催された開発者向けイベント「Google I/O 2018」に合わせて第2弾の「Android P Developer Preview 2(β版)」をリリースしていました。

予定では6月にPreview 3(最終API・SDK)が予定されていたため、順調に配信開始されたことになります。今後も6月下旬(Preview 4・RC版/テスト用リリースコンディショナル)、正式版リリース直前に「Preview 5・RC版(最終テスト用リリースコンディショナル)」と経て、2018年第3四半期(7〜9月)に正式版がリリースされる予定です。

恐らく過去の例からすると8〜9月あたり提供開始されるものと見られ、正式版ではバージョン番号が「8」の次の「9」になると見られているので「Android 9.0(開発コード名:P****)」などとなる見込み。バージョン番号やお菓子の名称が付けられる開発コード名については現時点では不明。

DP3ではAndroid Pで採用されるAPIレベル28の最終版となって数百のバグ修正や最適化が行われ、公式なAndroid P APIによってアプリをコンパイルでき、Google Playストアで公開できるようになっているほか、Unicode 11.0の新しい157個の絵文字が追加され、いくつかの新機能が導入されているということです。

Android Pの開発者向けプレビュー版は、Androidエミュレーターのほか、Pixel、Pixel XL、Pixel Cで利用でき、ビルド番号は「PPP3.180510.008」でx86とARM(32・64bit)がサポートされており、一般向けベータプログラム「Android Beta Program」( https://g.co/androidbeta )を利用している場合にはまもなくソフトウェア更新がネットワーク経由で提供されるということで、すでにファクトリーイメージ( https://developer.android.com/preview/download.html?hl=en )も提供開始されています。

さらに「Essential Phone PH-1」などのAndroid P Beta devicesにも最新のAndroid Pのコードが含まれたソフトウェア更新(OTA)が同日より配信開始されており、Essential Phone PH-1ではAndroidのバージョンが「9」となり、ビルド番号は「PPR1.180510.022」となっています。ただし、Essential Phone PH-1におけるPPR1.180510.022はあくまでAndroid P Beta 1となっているため、GoogleがリリースしたAndroid P DP3とは若干異なると思われます。


Android Pのリリーススケジュール

Android Pはスマホなど向け次期プラットフォームで、新たに画面の切り欠き(いわゆる「ノッチ」)の公式サポートやさらなる電池持ちを改善させる機能「Adaptive Battery」および改善されたメッセージ通知「Messaging Style」の導入、HDR VP9ムービーおよびHEIFイメージ(.heicファイル)などに対応など数多くの新機能が追加されています。詳細は以下の記事をご参照ください。

・Google、スマホなど向け次期プラットフォーム「Android P」の開発者向けプレビュー版を公開!Pixelシリーズとエミュレーターで利用可能で、正式版は2018年Q3にリリース予定 - S-MAX
・Google I/O 2018にてスマホなど向け次期OS「Android P」を説明!開発者向けプレビュー版第2弾を公開し、Essential Phoneなどでも利用可能に。バージョンは「9.0」に - S-MAX
・Googleのスマホなど向け次期OS「Android P」をSIMフリースマホ「Essential Phone PH-1」で試してみた!技適マークも表示され、日本でも安心して実機確認が可能【レポート】 - S-MAX

特にAndroid P DP3では新しくUnicode 11.0の絵文字が追加されており、ラマやスケボーなどが追加されたほか、人の絵文字も人種やLGBTQ、身体的特徴などに配慮したインクルーシブ化を進めており、赤毛などが増えています。また細かなところではGoogle I/O 2018でもハンバーガーがネタにされていましたが、サラダやバイオリン、ピストルなどの絵文字が修正されています。


追加された新絵文字



インクルーシブ化によって単に“カップル”として場合には性別がなるべくわからないように




肌や髪の色もさまざま

SDKやAPIが最終盤となったことで、開発者はアプリの互換性をまだテストしていない場合、Android P Developer Previewでサポートされている製品でAndroid Beta Programに登録し、最新のアップデートを行ってテストしてするように促しています。

Android Pに対応したアプリは開発ツール「Android Studio」のバージョン3.1にAPIレベル28のSDKを導入するか、Android Studioのバージョン3.2を利用し、プロジェクトのcompileSdkVersionとtargetSdkVersionをAPIレベル28に更新すればOKです。

これにより、アプリを実行したときに見た目が崩れていたりせず、Android Pの動作変更を適切に処理する必要があるため、特にバックグラウンドの制限やネットワーク、セキュリティー、識別子の変更に注意するよう案内しています。

また必要な更新を行ったらアプリのプラットフォームターゲットを変更することなく、アプリの互換バージョンをすぐにGoogle Playで公開することをおすすめするとしています。

なお、Android Pのバージョン番号や開発コード名(Pではじまるお菓子の名前)は現時点で明らかにされていませんが、Google I/O 2018の説明時に時計が9時ちょうどとなっていたことに加え、今回のEssential Phoneにおけるバージョンが「9」となったことで慣例通りに「Android 9.0」になると見られています。




Essential Phone PH-1のAndroidバージョンが「9」に


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
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・Android P 関連記事一覧 - S-MAX
・Android Developers Blog: Android P Beta 2 and final APIs!
・Inclusive Emojis Coming Back to Android
・Essential - Developer Overview

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