約6500円で買えるソフトバンクのプリペイドケータイ「Simply」を海外で現地携帯電話会社のSIMカードを挿して使ってみた!SIMロック解除はオンラインなら無料ですぐに可能【レポート】



shimajiro@mobiler

通話とSMS、Webブラウザーなどの基本機能を備えたシンプルなストレート型Androidケータイ「Simply(シンプリー)」(セイコーソリューションズ製)。昨年8月に携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」から発売され、新たに昨年12月からは携帯電話サービス「SoftBank」のプリペイドサービス「シンプルスタイル」としても販売されている。

ワイモバイルの店頭では割り引かれてで販売されている場合もあるが、シンプルスタイルなら公式Webストア「ソフバンクオンラインショップ」でも6,458円(税込)で販売されており、低価格で購入可能だ。

特にシンプルスタイルのSimplyは販売価格に無料チャージ4,000円分が付いており、実質2,500円相当で手軽に手に入られる(ただし、初期チャージ4,000円のうち3,240円は事務手数料として引落される)。

さらに昨年12月1日以降に購入(ワイモバイルの場合は一括払いで)した場合にはすぐに「SIMロック解除」ができるようになっており、これまでにSIMロック解除をしてみたことを紹介してきた。

そこで今回は、SIMロック解除したSimplyを海外の通信事業者のSIMカードを入れて使えるか検証してみたので紹介する。


Simplyの対応周波数一覧(「Simply 搭載周波数帯一覧(PDF)」より)

SimplyのSIMロック解除手続については公式Webサポートを利用すれば、オンラインでその場ですぐに手続が完了する。なおかつ、手数料も無料だ。

またSIMロック解除をしたSimplyで海外の通信事業者のSIMカードを装着したところ、問題なく利用可能だった。なお、インターネット接続のためのAPN(アクセスポイント)は手動で設定が必要だ。

ただし、Simply自体はその名の通りに音声通話やSMSなどの機能に特化した製品なので、対応している機能が豊富とは言い難く、対応している周波数帯も広いとは言えないので過度の期待は禁物だ。

対応周波数帯はソフトバンクのWebサイトにて公開されており、対応している周波数帯は3G(W-CDMA方式)が2.1GHz帯(Band ?)および900MHz帯(Band ?)、4G LTE(FDD-LTE)が2.1GHz帯(Band 1)および900MHz帯(Badn 8)だ。

それでも「海外のプリペイドSIMを挿して使う」という用途に関して言えば、現地での音声通話・SMSのやりとりが格安になるのは嬉しいところだろう。





記事執筆:shimajiro@mobiler


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