NTTドコモ、最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ1 SO-01K」を発表!Android 8.0 OreoやSnapdragon 835、4GB RAM、Motion Eyeカメラなどで11月上旬に発売



docomoが新スマホ「Xperia XZ1 SO-01K」を発表!11月上旬発売

NTTドコモは18日、今冬および来春に発売・開始する新製品や新サービスを披露する「2017-2018冬春 新サービス・新商品発表会」を開催し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」(約424ppi)やオクタコアCPU、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)採用の最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ1 SO-01K」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。

発売時期は2017年11月上旬を予定し、本日10月18日(水)11時15分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されます。価格は本体代金が86,184円で、月々サポートを引いた実質負担額が新規契約・機種変更なら36,288円、他社から乗り換え(MNP)なら26,568円。

Xperia XZ1 SO-01Kは今年8月に発表されたSonyブランドのフラッグシップモデル「Xperia XZ」シリーズの最新機種「Xperia XZ1」のNTTドコモ版で、日本ではすでにau向け「Xperia XZ1 SOV36」およびSoftBank向け「Xperia XZ1 701SO」が発売されることが案内されています。

今夏に発売された「Xperia XZs SO-03J」と同様にSonyが独自開発した「Motion Eyeカメラ」システムを搭載し、新たにチップセットがQualcomm製「Snapdragon 835(MSM8998)」となり、カメラの起動から撮影までが最速0.5秒になったほか、LTE UE Category 15・16による4×4 MIMOや3CC CA、256QAMに対応し、NTTドコモでは下り最大788Mbpsおよび上り最大50Mbpsで利用可能となっています。

さらに10月末より提供が開始される4波のキャリアアグリゲーション(4CA)にも対応し、下り最大788Mbps以外のエリアでも下り最大644Mbpsで利用可能に。もちろん、防水・防塵(IPX5およびIPX8、IP6X準拠)や指紋認証のほか、日本市場でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ、フルセグにも対応しています。


Xperia XZ1はSonyブランドの「Xperia」シリーズにおいて従来の「Xperia Z」シリーズから続く5.2インチサイズを引き継ぐ最新フラッグシップモデルで、Xperia XZsと同様に960fpsのスーパースローモーション撮影に対応した「Motion Eyeカメラ」を搭載しています。

新たにチップセットがSnapdragon 835(2.45GHz×4コア+1.9GHz×4コアのオクタコアCPU)となったことで、カメラの起動から撮影までがXperia XZsの0.6秒から「Xperia XZ Premium」と同じ0.5秒に短縮されます。背面のリアカメラはMotion Eyeカメラシステムに対応した1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1900万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載。

Xperia XZsなどと同様に最大960fpsスーパースローモーション機能に対応し、新規開発された「Predictive Capture(先読み撮影)」機能では被写体の動きを検出すると、自動的に最大4フレーム分の画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の画像も記録することが可能となっています。



またマニュアルモードも強化され、新たにISO調整機能が追加されたほか、4Kムービー撮影がXperia XZsなどでは別アプリとなっていたが、カメラアプリのビデオ撮影に統合されました。フロントカメラもXperia XZ Premiumと同様にF2.0の明るく広角22mmレンズを採用した1/3.06型約1300万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobie」を搭載。ディスプレイを点灯させてフラッシュの代わりにする「ディスプレイフラッシュ」機能を新搭載。


さらに新機能「3Dクリエーター」を搭載し、カメラで被写体を撮影するだけで立体的な3Dオブジェクトとして生成可能で、作った3DデータはOBJ形式で保存されるため、パソコン(PC)などで3Dモデリング・レンダリングなどのアプリにも取り込んで使えます。

OBJ形式なので3Dプリンターで出力するといったことも可能で、Xperia XZ1でもいろいろと活用でき、CGと合成してアバターとして表示したり、メッセンジャーアプリなどでスタンプとして使ったり、ライブ壁紙に設定できたり、NTTドコモではさらに「マチキャラ」に設定できたりといったことができるということです。



Xperia XZ1NTTドコモ版au版SoftBank版グローバル版
型番SO-01KSOV36701SO
正面上部SONYSONYSONYSONY
背面右上
背面中央docomoXperiaXperiaXperia
背面下部Xperia
SO-01K
au
SOV36
ICマークFeliCaFeliCaNFCNFC

外観はこれまでのつぎ目のない「Unified Design」を継承し、ディスプレイを覆うのは端が湾曲した2.5Dガラス「Corning Gorilla Glass 5」で、Xperia XZやXperia XZsと同じく持ったときのフィット感をより強くするために側面に丸みを持たせて断面が上下左右対称のループのように見える「Loop Surface」デザインを採用しています。

ただし、これまでのXperia XZ・XZsでは背面下部にアンテナラインが存在していましたが、au版のXperia XZ1でもなくなっており、一方で側面にアンテナラインが移動しています。またXperia XZ1 Compactと同様にフレームを押し出し一体成型の「バスタブ構造」としたことで、強度を増強し、背面や側面の素材はアルミ素材を採用。

なお、Xperia XZやXperia XZsで使用していた神戸製鋼のアルミニウム純度・輝度が高い金属素材「アルカレイド」ではないとのこと。本体色はMoonlit BlueおよびWarm Silver、Black、Venus Pinkの4色展開。サイズは約148×73×7.4mm(最厚部約8.1mm)、質量は約156g。画面は新たにHDRに対応。

機種Xperia XZ1Xperia XZsXperia XZXperia Z5
型番SO-01KSO-03JSO-01JSO-01H
画面5.2型FHD5.2型FHD5.2型FHD5.2型FHD
大きさ148×73×7.4mm146×72×8.1mm146×72×8.1mm146×72×7.3mm
重さ156g161g161g154g
SoCS835S820S820S810
RAM4GB4GB3GB3GB
背面カメラ1900万画素
(1画素1.22μm)
2300万画素
(1画素1.12μm)
960fps撮影
3Dクリエイター
前面カメラ1300万画素1300万画素1300万画素510万画素
電池容量2700mAh2900mAh2900mAh2900mAh
スマート
STAMINA
指紋認証
USBType-CType-CType-Cmicro-B

本体右側面に音量上下キーおよび指紋センサーを兼ねた電源/スリープキー、カメラ/シャッターキー、本体左側面にmicroSDカードおよびnanoSIMカードのスロット、本体上側面に3.5mmイヤホンマイク端子、本体下側面にUSB Type-C端子が配置。またFeliCaやNFCの読み取りは前面上部から背面上部のレーザーAFセンサーなどと並べられ、FeliCaマークもデザイン的にすっきりまとめられています。

電池は2700mAhバッテリー(取外不可)で、Smart Stamina 3.0やQnovo Adaptive ChargingやBattery Care、スタミナモード、急速充電「Quick Charge 3.0」、USB給電に対応。連続待受時間はLTEで約420時間、W-CDMAで約460時間、GSMで約340時間。

音響面はS-Forceフロントサラウンドに対応したステレオスピーカーやステレオ録音、デジタルノイズキャンセリング、Clear Audio+、ハイレゾ音源、LDAC・aptX・aptX HD対応などで、特にステレオスピーカーはXperia史上最大音量に対応し、従来比機種比で約50%アップしています。

その他の仕様は64GB内蔵ストレージ(UFS)やmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、Google Cast、DLNA、Miracast、PS4リモートプレイ、緊急速報メール、ハイレゾ音源、シンプルメニュー、エリアメール、非常用節電機能、nanoSIMカード(4FF)、VoLTE/VoLTE(HD+)など。

公式アクセサリー「docomo select」からカバーを閉じたまま操作ができるソニー純正ケースの「Xperia XZ1 Style Cover Touch」や保護ガラスといった定番アイテムに加えて、Xperia XZ1と調和のとれたカラーのワイヤレスステレオヘッドセット「h.ear on 2 Mini Wireless(型番:WH-H800)」や左右独立型のワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000X」が順次発売します。

なお、ソニーモバイルTVアンテナケーブル02は付属していますが、USB Type-C端子になっているので、USBケーブルまたは変換アダプターが別途必要なのでご注意ください。






記事執筆:memn0ck


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・報道発表資料 : 2017-2018年冬春 新商品を開発・発売 | お知らせ | NTTドコモ
・進化したカメラ機能やHDR対応ディスプレイを搭載したスマートフォン 『Xperia XZ1』と『Xperia XZ1 Compact』をNTTドコモより発売 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
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・Xperia(エクスペリア) XZ1 ドコモ SO-01K | ソニーモバイル公式サイト

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